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日本人天文学者たち、135億年前の銀河を発見

2019年09月11日 07時01分30秒 | 時事放談: 国内編
天文学のロマンを感じる発見です。
 
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135億年前の銀河を観測 史上最古、東大などのチーム

東大と早大、放送大の研究チームが128億光年離れた銀河を観測し、約135億年前の誕生間もない姿をイメージした図(国立天文台提供)

(共同通信)

東大と早大、放送大の研究チームは10日、宇宙観測史上で最古となる約135億年前に誕生した銀河を観測したと発表した。これまでに判明していた約133億年前より約2億年さかのぼり、ビッグバン(138億年前の大爆発)から約3億年後の宇宙最初期に星が活発に形成されていたことが推定できるという。

 研究チームの馬渡健・東大宇宙線研究所特任研究員は熊本市での記者会見で「宇宙の歴史をさかのぼる大きな成果だ」と訴え、今後は「宇宙最初期の星形成の歴史を明らかにしていきたい」と説明した。11日から熊本大で開かれる日本天文学会で発表する。

東京大宇宙線研究所などの研究チームは10日、約128億光年先にある銀河が既に星を作らなくなった「年老いた銀河」であることを突き止めたと発表した。解析の結果、この銀河は宇宙がビッグバンで誕生してから3億年が経過した135億年前に形成されていたことも分かった。研究成果は、熊本大(熊本市)で11日から始まる日本天文学会で報告される。

 最古の銀河は、138億年前のビッグバンから1億〜5億年以内に形成されたと考えられている。これまで133億年前の銀河は発見されていたが、観測装置の性能上、より古い銀河を直接観測することはできなかった。

 東大宇宙線研の馬渡健特任研究員らは、ろくぶんぎ座の方向にある「COSMOS天域」の銀河に着目。米航空宇宙局(NASA)のスピッツァー宇宙望遠鏡が撮影した近赤外線画像の中から6天体を選んだ。

 さらに、南米チリにある高感度のアルマ電波望遠鏡で観測。うち3天体は星形成活動の証拠となるちりの存在が確認できたが、他の3天体はアルマ望遠鏡でも見えず、星形成を終えた年老いた銀河だと分かった。

 解析の結果、この3天体は135億年前に誕生した銀河の可能性が高いことが判明した。研究チームは断定には詳細な解析が必要としており、2021年にNASAが打ち上げる次世代望遠鏡で観測する予定。馬渡さんは「宇宙最初期の星形成の全容を解明したい」と話している。 

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ビッグバンが、138億年前。それに迫る135億年前の銀河の存在がわかったというのですから、ただただ凄いというしかありません。しかも、それが日本人研究者によってなされたというのですから、痛快です。

さらなる研究成果が楽しみになります。


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