「長男くんには何か特別な才能があるかもしれないよね。何が普通か解らないんだから」
という言葉をかけられることが、身内でよくある。多分、診断がおりてから直接長男に会ったことがないから、障害と聞くと「グレーゾーン」をまず想像するのかな?
特別支援学校に進学すると言うと「個性を潰さないであげて」って結構な頻度で言われる。その言葉自体はごもっとも。でも、特別支援学校とそこはイコールではないのだよ。まぁ特別支援学校のことを普通は知らないから、そう言ってしまうよね。
私も以前仕事で親御さんにこう言葉をかけていただろうなぁと思う。
でも、この言葉は何となくモヤモヤする。
なんだろう、このモヤモヤはと暫く考えていたけど、24時間テレビ見た時の違和感だ~と思い出した(笑)。
普通が叶う人は、特別を期待する。
普通が叶わないので、そもそも意識してない。
毎日生かすことで精一杯。特別なぞ求めない。特別支援学校でも、ただ生きていくためのスキルを身につけてほしいと思ってる。
それが多分ピンと来ないんだろう。
特別でないといけないの?
言ってる本人に悪気はないし、完全にそう捉える私がひねくれてるんだ。
障害児が描く絵画にお金を払うことで障害児を救っていると思ってる親戚。
私は以前、その人が母にこう言ったのを知ってる。
「元気になりたいから買ってる」
誰かの承認欲求を満たすために特別でなければならないのか。
まぁ、これはこれで支援の形なんでしょうか。
よく分かりません。