Lester Bowie:tp, Marty Ehrlich:as,flt,etc, Kwame Graham:e-p
Oliver Laker:as,ts,flt,etc, Carol Marshall:vo,etc, James Marshall:as,flt,etc,
J.D.Parran:b-cl,ss,flt,piccolo,etc, Victor Reef:tb,
Charles Bobo Shaw Jr.:ds, Butch Smith:b,
Abdallah Yakub:per,etc, Alan Suits:tamboura,Vincent Terrel:cello
セントルイスのFree Jazz Sceneは前回紹介したBlack Artists Groupのほかに同じよう
なGroupとして結成されたのがこのHuman Arts Ensemble。メンバーはBAGと重複して
おり、また、シカゴとセントルイスは車で4時間ということもあり、同時多発的に発生した同じ
志をもった集団としてAACMとの交流は盛んだったようで、Lester Bowie参加が重要で
すね。このアルバムはHuman Arts Ensembleの自主制作盤としては4枚目にあたり、73年
録音で、Sara Webster FabioでおなじみのFolkwasysのAfganistan Folkを題材にした
『Lover's Desire』というアルバムに影響をうけているそうです。
祝祭的な雰囲気からはじまり強烈なFunk Beatに様々な楽器が自由に乱れかうA面"
Lover's Desire”、どこか享楽的なMelodyのイントロからはじまり、一気に集団即興へと
展開するB面"Hazrat, The Sufi"と両面ともどす黒く、Afro Americanの内包する怒り、
悲しみ、創造性を感じさせ非常に格好よい内容です。全黒人音楽好きにオススメです!