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年金の話

2006-10-02 21:40:59 | うんちく・小ネタ

先週、年金の情勢をめぐる講演会に出席しました。 私は最初農林関係の団体に勤務していましたが、そこを40代前半に辞めて極く短期間厚生年金のある職場に勤めたあと最近まで30余年間自由業をしてきました。そのために旧農林共済退職年金(今は厚生年金に統合)と、厚生年金、国民年金の各通産老齢年金の3種を受給しております。

講演会であらためて知ったのは、年金の物価スライドの話です。いずれの年金も消費者物価の上下に伴い年金額も増減することは知っていました。ところで最近の消費者物価は平成11年から17年まで16年の00を除いて下がるばかりでしたから、次の年度の年金が減額されるはずでしたが、そのうち平成12年度から14年度までの3年間は経済情勢や高齢者の生活を配慮して特例措置として年金額の引き下げが凍結され、実際に物価スライドで年金額が減ったのは平成15年度からでした。

ここまでは良かったのですが、その後法律が改正され、減額が凍結された3年分を取り返すため、今後消費者物価が上がっても、その上昇率が平成11年から14年までの3年間に下がった合計の1.7%を超えるまでは年金額は増加しないことに決まっていたのです。しかも、もし超えた場合でも今までのように単純に平行して増額されるのではなく、マクロ経済スライドと言う制度が導入され、年金の負担と給付のバランスを取り入れた調整が行われることになっており、詳しいことはよく分かりませんが、結局将来的には給付が減らされるような話でした。

更に驚いたのは、今後消費者物価が下がったときはそのまま翌年度からその分の年金額が減少すると言う説明でした。   皆さんご存知でしたか?