忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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「たまごっち」がほとんど何も変えずに再爆発している理由

2005年07月25日 | 業界四方山話
を解明しようという記事ではなく、
「わからないから教えて下さい」というのが今回の目的である。

いや、お恥ずかしい話、本当に分からないのだ。
1996年から1998年あたりにかけて大流行した
いわゆる第一次「たまごっち」ブームは私にも理解できる。
液晶画面がチープなモノクロであることも、
「ご飯」と「トイレ」以外に大した世話が出来ないことも、
全てを「プラス」に働かせることで快く受け容れることが出来た。

しかし、あれから9年が経過し、
「時代が一周した」と言うにはいささか早い
2005年に「たまごっち」人気は再び爆発しているのである。
つい先日も、「新「たまごっち」販売数が1000万個突破」という
非常に景気の良いニュースがメディアを騒がせたところだ。
発売前の商品説明では、
「2005年末までに200万個」を販売目標としていたことからも、
何かと大風呂敷を広げるバンダイですら
予測出来ないほどの事態であることが窺える。

現在発売されている「たまごっち」が以前の物と違うのは
簡単に言ってしまえば「たまごっち」同士で通信が出来る、
「携帯に対応している」ぐらいのもので、
液晶の性能などの表示能力は9年前のままだ。
(細かくチェックすると進化しているのだが、印象としては変わらない)
通信出来ると言っても、9年前ならいざ知らず、
携帯がこれだけ普及している現代ではさほど目新しい要素ではない。
携帯アプリや通信機能を備えた携帯用ゲーム機で遊べば、
比較にならないほどショーアップされた内容の「たまごっち」が
最大の持ち味である手軽さを損なわずに遊べるはずなのである。

価格を9年前と同じに据え置いたことが魅力かと思いきや、
YAHOO!オークションやAmazonマーケットプレイスでは
(7月25日の時点で)定価を遥かに超える金額で取引されており、
二次問屋の商品案内にも平気で「200%」などと書かれていたりする。
2、3個も買えばニンテンドーDSが買えてしまうほどの
金額を払ってまで「たまごっち」を手にしたい方々の衝動を、
「品薄」だけで理解するのはなかなか難しい。
全国各地で夏祭りや花火大会の多いこの季節、テキ屋が景品目的で
「金に糸目はつけないので用意してくれ」と頼んでくることはあるが、
YAHOO!オークションやAmazonまで全部テキ屋ということはあるまい。
一億総テキ屋状態か。

私がバンダイの人間なら、「たまごっち」の機能を本体に内臓した
ワンダースワンカラー(クリスタルでも可)を商品化する。
DSやPSPより遥かに小型で軽量、
「たまごっち」程度なら表示能力も申し分あるまい。
社内に残る在庫(まだあるはず)も捌ける上に
壊滅状態のソフトもいくらかは動くであろうし、万々歳ではないか。
スワンカラーの平均価格は現在1000円前後なので
たまごっち機能付き3000円(卸値は2000円程度)でどうだ。

「教えて下さい」と始めておきながら、
書いている最中に思い付いたアイディアを書き散らかして終わりという
まとまりの悪さは「不問」としていただきたい。
コメント (41)
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