忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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第48回 日本アカデミー賞のノミネート作品が発表、「正体」が席巻

2025年01月22日 | 瓦版


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▼第48回 日本アカデミー賞のノミネート作品が発表、「正体」が席巻

毎年批判に晒されながらも今年で第48回を迎える日本アカデミー賞のノミネート作品が発表された。
目を引くのは藤井道人監督x横浜流星主演のタッグによる「正体」が作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男女優賞など
主要部門を含む12部門(13賞)で最多ノミネート。助演女優賞では山田杏奈と吉岡里帆がダブルエントリーとなった。
次いで「キングダム 大将軍の帰還」「ラストマイル」が10部門で続く。
「カメラを止めるな」の再来と言われた「侍タイムスリッパー」も作品賞、監督賞、脚本賞など主要部門を含む
7部門に食い込む大健闘となっている。
私は「正体」が公開された際に横浜流星について

先日発表された報知映画賞では公開前ながら作品賞・主演男優賞を獲得したらしいが
今後発表されるその他の映画賞でも大本命になること間違いなし。
森本慎太郎、吉岡里帆、山田杏奈の3名も皆それぞれに素晴らしかった。
面会室で鏑木と会話している森本慎太郎からはアイドルの顔が完全に消えていたし、
鏑木に「逃げて」と声をかける時の吉岡里帆の表情は「紙の月」の小林聡美に匹敵する鳥肌モノの芝居だった。


と書いたので、めでたく主演&助演に選出されて嬉しい。

それでは主要部門だけ簡単にまとめてみる。



■優秀作品賞


キングダム 大将軍の帰還


原泰久の人気コミックを豪華キャスト陣で実写映画化しヒットを連発している「キングダム」シリーズの第4弾。
壮絶な争いの続く「馬陽の戦い」での秦軍と趙軍の最終決戦の行方を描く。
主演は山崎賢人。共演に吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、吉川晃司、玉木宏、佐藤浩市、小栗旬、大沢たかお。
監督はシリーズ全作を通して佐藤信介が務める。


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侍タイムスリッパー


2017年に公開され、口コミで全国拡大上映まで繋がった「カメラを止めるな!」の再来と言われる自主制作映画。
落雷によって現代の時代劇撮影所にタイムスリップした武士が斬られ役として身を立てていく姿を描くコメディ。
制作費の捻出にぶつかる自主制作映画ながら、東映京都撮影所の協力を得て撮影されているだけあり絵力があるのも特徴。
監督や主演の山口馬木也が頻繁に舞台挨拶やお見送りまでする徹底したドブ板プロモーションで
ついに日本アカデミーの大舞台にまで繋がった。


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正体


【ネタバレ有】映画「正体」若者が絶望しない世界に|原作・WOWOW版との比較など

染井為人の同名ベストセラーを「新聞記者」「青春18×2 君へと続く道」の藤井道人監督が映画化したサスペンス。
殺人の罪で死刑判決を受けた若い男がある日脱走し、各地で潜伏生活を送りながらの逃走劇を繰り広げる。
どこまでも追う警察と、各地で男を匿う人々との綱引きはどんな結末を迎えるのか。
主演は今年のNHK大河ドラマで主演も務めるなど、今や若手俳優の筆頭株と言える横浜流星。
共演に「ガンニバル」の吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、松重豊、山田孝之など。


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夜明けのすべて


「幸福な食卓」「僕らのごはんは明日で待ってる」の瀬尾まいこの同名小説を、
岸井ゆきの主演の「ケイコ 目を澄ませて」で映画賞を席巻した三宅唱監督が映画化したドラマ。
瀬尾原作ではお馴染みの、生きることが下手な主人公が互いの理解を深め信頼関係を築いていく物語。
主演は「キリエのうた」の松村北斗(SixTONES)と上白石萌音。
共演は渋川清彦、芋生悠、藤間爽子、りょう、光石研。


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ラストマイル


TBSの名作ドラマとして知られる「アンナチュラル」「MIU404」の
塚原あゆ子監督x野木亜紀子脚本コンビによるサスペンス。
巨大物流倉庫でセンター長を務める主人公が、連続爆破事件のターゲットにされた同施設を守るため立ち上がる。
主演は事務所独立後も仕事の絶えない満島ひかりと、ここ数年の仕事ぶりがどれも神がかっている岡田将生。
共演にはディーン・フジオカ、阿部サダヲ。
「アンナチュラル」の石原さとみや「MIU404」の星野源など
2作に出演していたキャストも顔を出すシェアード・ユニバースが功を奏し
原作なしのオリジナル作品ながら大ヒットを記録した。

塚原あゆ子監督は正月放送の「スロウトレイン」や昨年10月期の「海に眠るダイヤモンド」、
野木亜紀子も「カラオケ行こ!」の脚本も手掛けるなど、2024年は二人とも大車輪の活躍だった。


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以上が優秀作品賞の5本。
「ぼくのお日さま」や「ぼくが生きてる、ふたつの世界」「悪は存在しない」は入らなかった。
私と好みの近い報知映画賞・毎日映画コンクールでは「正体」と「夜明けのすべて」が分け合っていて
日本アカデミーもこのどちらかが最優秀になる可能性が高そう。
私もこの2作ならどちらが獲っても異論はない。



■優秀主演男優賞

・綾野剛(「カラオケ行こ!」)
・草彅剛(「碁盤斬り」)
・山口馬木也(「侍タイムスリッパー」)
・山崎賢人(「キングダム 大将軍の帰還」)
・横浜流星(「正体」)

ここは横浜流星一択。綾野剛も良かったら「地面師」の方が強烈だった。



■優秀主演女優賞

・石原さとみ(「ミッシング」)
・上白石萌音(「夜明けのすべて」)
・河合優実(「あんのこと」)
・草笛光子(「九十歳。何がめでたい」)
・満島ひかり(「ラストマイル」)

映画「九十歳。何がめでたい」リビング レジェンド・草笛光子に感服・乾杯

他の映画賞の傾向では石原さとみ、勢いに乗っているのは河合優実だが、
とかく功労者を優遇する日本アカデミーなら91歳を迎える草笛光子が獲る可能性も。
実際に作品も軽やかに楽しめる良作だったので受賞でもいいと思う。
満島は他にいくらでも名演がある。



■優秀助演男優賞

・内野聖陽(「八犬伝」)
・大沢たかお(「キングダム 大将軍の帰還」)
・岡田将生(「ラストマイル」)
・佐藤二朗(「あんのこと」)
・山田孝之(「正体」)

ここは「八犬伝」の内野聖陽だろうか。
役所広司がノミネートされず内野が助演で入るあたりは納得。
山田孝之は重要な役どころではあるが、それほど素晴らしかったかと言われると
他のキャストが皆良かったのでちょっと霞んでしまった気も。
「正体」から助演を入れるなら、私なら森本慎太郎だった。



■優秀助演女優賞

・芦田愛菜(「はたらく細胞」)
・清原果那(「碁盤斬り)
・土屋太鳳(「八犬伝」)
・山田杏奈(「正体」)
・吉岡里帆(「正体」)

ここも「正体」の吉岡里帆が最有力。山田杏奈も捨て難い。
土屋太鳳の伏姫は最初と最後にちらっと出てくるだけで
ほとんど出番がないのになぜ助演でノミネートされているのか謎過ぎる。
それなら「正体」からもうひとり、原日出子を入れた方が納得がいく。



■優秀監督賞

・佐藤信介(「キングダム 大将軍の帰還」)
・塚原あゆ子(「ラストマイル」)
・藤井道人(「正体」)
・三宅唱(「夜明けのすべて」)
・安田淳一(「侍タイムスリッパー」)

メッセージ性という意味でより強かったのは藤井監督だが
三宅監督の人間味溢れる演出も素晴らしく、ここも甲乙つけがたい。



■優秀脚本賞

・入江悠(「あんのこと」)
・大島里美(「九十歳。何がめでたい」)
・小寺和久・藤井道人(「正体」)
・野木亜紀子(「ラストマイル」「カラオケ行こ!」)
・安田淳一(「侍タイムスリッパー」)

ここは二作ともヒット・高評価の野木亜紀子だろうか。
原作とは違い希望のあるエンディングを見せてくれた「正体」も良かった。



■新人俳優賞

・齋藤飛鳥(「推しの子」)
・渋谷凪咲(「あのコはだぁれ?」)
・山田杏奈(「ゴールデンカムイ」「正体」)
・赤楚衛二(「六人の嘘つきな大学生」「もしも徳川家康が総理大臣になったら」)
・板垣李光人(「八犬伝」「はたらく細胞」「陰陽師0」)
・越山敬達(「カラオケ行こ!」)
・森本慎太郎(「正体」)

山田杏奈は助演に入って森本慎太郎は新人賞だけなのか。
越山敬達はドラマ「天狗の台所」で初めて見かけたのだが
シーズン2で一気に身長が伸びていて一瞬キャスト変更でもあったのかと思った。
「ぼくのお日さま」も良かったし、6月公開の「国宝」も待機中とスターダストの次世代看板間違いなし。



■優秀アニメーション賞


ルックバック


映画「ルックバック」あなたがわたしにくれたもの、わたしがあなたにあげたもの

「チェンソーマン」の藤本タツキによる同名コミックを、同作で悪魔デザインを担当していた押山清高が
脚本・キャラクターデザイン・監督を兼任してアニメ映画化。
声の出演は「あんのこと」「不適切にもほどがある!」の河合優実と「あつい胸さわぎ」の吉田美月喜。
音楽はharuka nakamura。
1時間未満の尺ながら1,700円均一(サービスデー割引なし)という強気の価格設定にし、
それでも全回完売する劇場が続出するなど、週替わり特典でリピートを狙ってきた
ここ数年のアニメ映画の在り方にも一石を投じた重要な作品。
今年はこれに獲らせて欲しい。

・がんばっていきまっしょい
・機動戦士ガンダム SEED FREEDOM
・劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦
・劇場版 名探偵コナン 100万ドルの五稜星



■優秀外国映画賞

・哀れなるものたち
・オッペンハイマー
・関心領域
・シビル・ウォー アメリカ最後の日
・花嫁はどこへ?

「花嫁はどこへ?」だけは未見なのでそこを除外すると「哀れなるものたち」か「オッペンハイマー」だろうか。
「関心領域」も「シビル・ウォー アメリカ最後の日」面白かった。
日本アカデミーの選考委員の入れ替えでもあったのかと思うほどまずまず納得のラインナップ。


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