介護のほうのブログでも書いたけど、自分は気が弱い。
そして根性もない。さらに小心者である。
常に他人の顔色を気にして、いつもビクビクしているようなダメ人間。
それでいて、(三島由紀夫のエッセイ風に例えると)清廉潔白で人格も高く、身辺に塵も留めないような人間になりたいと願っている。そんなの無理だっていうのに。裏を返せば、性根は卑しい人間だからそう願うのかもしれない。ダメ人間のくせに。
小心者の性格は治らないかもしれないけど、どうせならもっと卑しさ(下品、汚らしい、あさましいなど何でもいい)を正直に出せれば少しは気楽な毎日が送れそうなものなのに、と考える。少なくとも10代の頃は自分の心に正直だったような気がする。
高校生の頃。
クラスに超ムカつくヤツがいた。
ジャイアンとスネ夫を足したような、わがまま放題のいけ好かない野郎。
『鉄槌を下さなければ!!』
と思いつつも自分は腕力もなければ、言い負かすほど口達者でもない。
しかし考えた。足りない頭を使い考えぬいて、一つの作戦を実行した。
その名を「う◯こ爆弾攻撃」。(中二病全開だw)
当時、ジュースの入れ物は缶と瓶。
その瓶も二種類あって、従来型の細長い瓶(お店に返すと10円と5円とか返金してくれるやつ)と楕円形の300mlぐらい入る小さめの瓶があった。その小さめの瓶タイプのものは、腰の高さ程度から落としてもすぐに割れてしまうようなものだった。まずは、この割れやすい瓶を数本用意した。
次に、う◯この用意。
自宅近くに土手があり、マナーの悪い犬の飼い主がその土手でう◯こをさせて、そのまま放置させていた。そのう◯こを拾い集め、同じく土手に捨ててあるバケツにう◯こと川の汚い水を程よく混ぜ合わせる。結構臭かったがそこはガマンw 適当にクチャクチャになった「う◯こ水」を先の瓶に流し込む。
これで「う◯こ爆弾」の完成!
あとは、夜中にそいつの家に行き、叩きつけるように放り投げる。
バッリーンーーー!
夜中なのでかなり響く。自転車でダッシュに逃げたのは言うまでない。
『ざまあみろ!! 正義の鉄槌じゃーーー!!』
それを日を変え、時間を変え3回ぐらいやってやった。
しかしふと考えた。果たしてこの爆弾がそいつに効いているのかどうか??
恐らく片付けるのは家の人。迷惑を被るのは家の人や近所の人。
そいつも迷惑を被るだろうが、日中は学校へ行っているので害はあまりない。
『これではやる意味がない、罪を憎んで人を憎まずじゃ』
言葉の意味を取り違えているが、とりあえず爆弾作戦は中止した。
次の作戦を考えた。
高校はオートバイ禁止だった。
免許を取っただけでも即退学。(免許を卒業まで返納すれば無期停学に減刑)
しかしそこは、三流DQN高校。皆隠れて免許を取り、バイクに乗っていた。
そいつもご多分に漏れず中型免許を取り、バイクに乗っていた。
バイトを頑張り、免許費用とバイク代を賄うのなら許せるが、そいつは親に全て出させた。
ご両親は小さな工場を営んでいた。自分の両親も工場をやっていたので、苦しい台所事情は分かる。
にも関わらず、そいつはご両親にせびって強引にバイク費用を捻出させた。
買ってもらったバイクもNSなんとかだったか、Fなんとかだったか忘れたが、とにかくバイクレースとかで見かけるようなすごいやつで新車で(当時の値段で)70万円以上もする、と聞いた。
当時の高校生からしてみたら、バイクに興味が向くのは無理からぬことではあった。
他のクラスメートなら一向に構わない。しかしそいつは、面前で自分の親をジジィ、ババァと呼びつけていた。自分では何も出来ないような人間が親をバカにする。それでいて無理やりバイクを買わせる。人として許せる行為ではなく、正義の鉄槌を下さねば気が済まなかった。
そこで学校で匿名の手紙を書いた。いわばチクったのだ。
『あいつバイク乗ってますよ』
筆跡が分からぬよう書くのに苦労した記憶がある。
しかし、待てど暮らせどそいつに学校からの沙汰はなかった。
『何故だ??』
後日分かったことだが、学校側から「そういう報告があるが本当か?」という話があったらしい。
そいつは当然「知らぬ存ぜぬ」で押し通した。
学校側も学校側で「お前はバイクなんて乗らないだろう」とそいつの言うことを信用してしまった。
『人を見た目で判断するなよ!!』
そいつは、見た目だけは大人しそうな雰囲気を醸し出している。
決定的な証拠を手紙に同封しておけばよかった。バイクの写真とかナンバーとか。
詰めの甘さは今も昔も変わらぬところ。。。。
結局、手紙作戦は失敗。正義の鉄槌は不発に終わった。
その後思わぬことが起こった。
バイクで転倒事故を起こしたのだ。買って1年足らずのバイクは廃車。
しかし本人は、腕の軽い打撲程度で済んだ。悪運の強いやつだ、と当時は思った。
結局バイク事故のことは学校にはバレず、自分もそいつも卒業して別れた。
今、そいつが何をやっているのか知らない。知りたくもない。
自分がやったことは、卑怯で姑息なことだったかもしれない。
それでも自分の心の赴くままに行動できたことは、例え下品と忌み嫌われようが、今の時代にはそういう生き方でないと生きていけないような気がする。今の自分のように出来もしないような品行方正さを求めるなんて、はっきり言って大損な生き方なのさ。
そんなことが言いたかっただけです、はい。
※ちなみに高校時代の話は、全て作り話なので本気にしないで下さいね。
そして根性もない。さらに小心者である。
常に他人の顔色を気にして、いつもビクビクしているようなダメ人間。
それでいて、(三島由紀夫のエッセイ風に例えると)清廉潔白で人格も高く、身辺に塵も留めないような人間になりたいと願っている。そんなの無理だっていうのに。裏を返せば、性根は卑しい人間だからそう願うのかもしれない。ダメ人間のくせに。
小心者の性格は治らないかもしれないけど、どうせならもっと卑しさ(下品、汚らしい、あさましいなど何でもいい)を正直に出せれば少しは気楽な毎日が送れそうなものなのに、と考える。少なくとも10代の頃は自分の心に正直だったような気がする。
高校生の頃。
クラスに超ムカつくヤツがいた。
ジャイアンとスネ夫を足したような、わがまま放題のいけ好かない野郎。
『鉄槌を下さなければ!!』
と思いつつも自分は腕力もなければ、言い負かすほど口達者でもない。
しかし考えた。足りない頭を使い考えぬいて、一つの作戦を実行した。
その名を「う◯こ爆弾攻撃」。(中二病全開だw)
当時、ジュースの入れ物は缶と瓶。
その瓶も二種類あって、従来型の細長い瓶(お店に返すと10円と5円とか返金してくれるやつ)と楕円形の300mlぐらい入る小さめの瓶があった。その小さめの瓶タイプのものは、腰の高さ程度から落としてもすぐに割れてしまうようなものだった。まずは、この割れやすい瓶を数本用意した。
次に、う◯この用意。
自宅近くに土手があり、マナーの悪い犬の飼い主がその土手でう◯こをさせて、そのまま放置させていた。そのう◯こを拾い集め、同じく土手に捨ててあるバケツにう◯こと川の汚い水を程よく混ぜ合わせる。結構臭かったがそこはガマンw 適当にクチャクチャになった「う◯こ水」を先の瓶に流し込む。
これで「う◯こ爆弾」の完成!
あとは、夜中にそいつの家に行き、叩きつけるように放り投げる。
バッリーンーーー!
夜中なのでかなり響く。自転車でダッシュに逃げたのは言うまでない。
『ざまあみろ!! 正義の鉄槌じゃーーー!!』
それを日を変え、時間を変え3回ぐらいやってやった。
しかしふと考えた。果たしてこの爆弾がそいつに効いているのかどうか??
恐らく片付けるのは家の人。迷惑を被るのは家の人や近所の人。
そいつも迷惑を被るだろうが、日中は学校へ行っているので害はあまりない。
『これではやる意味がない、罪を憎んで人を憎まずじゃ』
言葉の意味を取り違えているが、とりあえず爆弾作戦は中止した。
次の作戦を考えた。
高校はオートバイ禁止だった。
免許を取っただけでも即退学。(免許を卒業まで返納すれば無期停学に減刑)
しかしそこは、三流DQN高校。皆隠れて免許を取り、バイクに乗っていた。
そいつもご多分に漏れず中型免許を取り、バイクに乗っていた。
バイトを頑張り、免許費用とバイク代を賄うのなら許せるが、そいつは親に全て出させた。
ご両親は小さな工場を営んでいた。自分の両親も工場をやっていたので、苦しい台所事情は分かる。
にも関わらず、そいつはご両親にせびって強引にバイク費用を捻出させた。
買ってもらったバイクもNSなんとかだったか、Fなんとかだったか忘れたが、とにかくバイクレースとかで見かけるようなすごいやつで新車で(当時の値段で)70万円以上もする、と聞いた。
当時の高校生からしてみたら、バイクに興味が向くのは無理からぬことではあった。
他のクラスメートなら一向に構わない。しかしそいつは、面前で自分の親をジジィ、ババァと呼びつけていた。自分では何も出来ないような人間が親をバカにする。それでいて無理やりバイクを買わせる。人として許せる行為ではなく、正義の鉄槌を下さねば気が済まなかった。
そこで学校で匿名の手紙を書いた。いわばチクったのだ。
『あいつバイク乗ってますよ』
筆跡が分からぬよう書くのに苦労した記憶がある。
しかし、待てど暮らせどそいつに学校からの沙汰はなかった。
『何故だ??』
後日分かったことだが、学校側から「そういう報告があるが本当か?」という話があったらしい。
そいつは当然「知らぬ存ぜぬ」で押し通した。
学校側も学校側で「お前はバイクなんて乗らないだろう」とそいつの言うことを信用してしまった。
『人を見た目で判断するなよ!!』
そいつは、見た目だけは大人しそうな雰囲気を醸し出している。
決定的な証拠を手紙に同封しておけばよかった。バイクの写真とかナンバーとか。
詰めの甘さは今も昔も変わらぬところ。。。。
結局、手紙作戦は失敗。正義の鉄槌は不発に終わった。
その後思わぬことが起こった。
バイクで転倒事故を起こしたのだ。買って1年足らずのバイクは廃車。
しかし本人は、腕の軽い打撲程度で済んだ。悪運の強いやつだ、と当時は思った。
結局バイク事故のことは学校にはバレず、自分もそいつも卒業して別れた。
今、そいつが何をやっているのか知らない。知りたくもない。
自分がやったことは、卑怯で姑息なことだったかもしれない。
それでも自分の心の赴くままに行動できたことは、例え下品と忌み嫌われようが、今の時代にはそういう生き方でないと生きていけないような気がする。今の自分のように出来もしないような品行方正さを求めるなんて、はっきり言って大損な生き方なのさ。
そんなことが言いたかっただけです、はい。
※ちなみに高校時代の話は、全て作り話なので本気にしないで下さいね。