2018年11月11日なでしこジャパン国際親善試合、 永里優季選手がこの試合に招集されるか興味があってその可能性を考察した。
永里選手がなでしこ代表に召集されなかった理由 として語られていたのは
- 永里自身が「クラブに専念したい」と申し出た
- 心の部分に物足りなさがある
永里優季選手がなでしこ代表を離れてから2年以上経過したが、
- なでしこ代表招集に値する活躍をしているのだろうか?
- 永里の代表への意欲、こころの部分はどうなんだろう?
それでは永里選手の活躍や代表招集の根拠と可能性を考察しましょう。
なでしこの2018年度の試合結果おさらい!
- AFC女子アジアカップ ヨルダン 2018 優勝
- 第18回アジア競技大会 ジャカルタ 優勝
アジアの大会とはいえ、2つのタイトルを手にしたのは なでしこジャパン2018にとって歴史的偉業。
FIFA女子ワールドカップ2011優勝の澤や宮間の率いたなでしこジャパン2011メンバーでも手にすることができなかった2冠。
ならばなでしこジャパン2018メンバーならワールドカップ2019優勝が期待できるぞ!
なでしこジャパンは FIFA女子W杯2019で優勝できるか
第18回アジア競技大会試合では圧倒的に押されながらも我慢強く粘り強く戦ったのが勝因。なでしこサッカーの代名詞、「なでしこらしさ」を発揮できたのは事実だが、内容的には、なでしこワールドカップ優勝はおろかベスト4を期待できるものではない。
なでしこジャパン2018の実力は「120%の力を発揮したらベスト8」という認識が正しいだろう。しかし、優勝の可能性を高める切り札が1人いる。
誰? 誰? 誰? 永里優季選手!
今さら永里を召集する必要があるの?
その根拠を3つ見つけました!
追記:2月15日に2月27日~3月5日に開催されるShebelievesカップの招集メンバーが発表されましたが、予想通り永里優季選手は召集されませんでした。一方、国際経験ゼロの選手が7名も召集された。もうすぐワールドカップなのに3年やってもなお若手発掘に執念を燃やすのはどうしてだろう?
永里優季選手をなでしこ代表に召集すべき3つの根拠
- 永里優季 アメリカのNWSLで大活躍
- なでしこジャパン Tournament of Nationsで惨敗
- 永里優季オーストラリアへレンタル移籍
それでは一つ一つ考察しよう。
根拠① 永里優季は世界最高峰のリーグで活躍
アメリカ女子サッカーリーグ(NWSL)はアメリカ代表に加え海外の代表選手が50名ほどプレーしている世界最高峰のリーグ。
永里優季(シカゴ・レッドスターズ)以外の日本人NWSLプレーヤーは
- 川澄奈穂美 (シアトル・レイン)
- 宇津木瑠美 (シアトル・レイン)
- 川村 優理 (ノースカロライナ・カレッジ)
このリーグでは なでしこ代表の川澄選手が2017年度にアシスト王。
それが2018年4月に川澄選手がなでしこ代表に復帰した理由だ。
宇津木選手は2018年度シアトル・レインの最後の試合となった2018年度のNWSLチャンピオン決定戦出場を決めるプレーオフに出場
川村選手は2018年7月にクラブ世界一の決定戦とも言えるInternational Champions Cup women’s final(決勝戦)、なでしこ代表キャプテンの熊谷沙希が所属するオリンピック・リヨンとの試合で大ケガしてシーズンを棒に振った。残念ながら代表召集は無理だろう。
永里優季のNWSLでの2018年度シーズンの成績
- 月間ベストイレブン賞 2回
- 週間MVP賞 1回
- 4得点7アシスト(アシストランキング2位)
なでしこ代表召集には申し分ない成績だ。
根拠② なでしこジャパン2018 Nations of Tournamentで惨敗
この大会は
- アメリカが主催する女子サッカー4カ国対抗戦
- ワールドカップ女子ランキングの6位~8位が参加
FIFA女子ランキング6月発表では なでしこジャパンは6位。
7月下旬~8月初めに開催されたこの大会でなでしこジャパンは3戦全敗
試合結果は
( )FIFA女子ランキング
- アメリカ(1位)2-4 負け
- オーストラリア(8位)0-2 負け
- ブラジル(7位)1-2 負け
キャプテンの熊谷を欠いたとは 2019ワールドカップでの活躍を期待するには程遠い成績だった。しかし悲観する必要はない、攻守の中心選手を欠いていたからだ。
現代表メンバーの川澄と宇津木に加えて 永里が代表メンバーになれば、
ワールドカップ2019でベスト4や優勝の可能性はぐっとアップする。
なぜなら、ワールドクラスの選手を熟知している永里が加われば
- 攻撃力アップになる
- 強豪チームに対する守備面対策が取れる
根拠③ 永里優季 オーストラリアへレンタル移籍
オーストラリアW-リーグ傘下のブリスベン・ロアーFCへの移籍が発表された。W-リーグのシ―ズンは11月から2月、計14試合。
どうしてNWSLシーズンオフのこの時期に移籍したのか、不思議に思いませんか?
あくまで私の直感だが「なでしこ代表復帰のため」と思う。
すなわち、この移籍は永里自身のなでしこ代表への意欲の表れである。
これで心の部分(代表への意欲)も問題なし。
召集する条件はすべて満たされたことになる。
なでしこ代表メンバーはいつ発表される?
なでしこ代表試合日程は
- 11月11日、ノルウエー代表(FIFAランキング13位)戦
従って、なでしこメンバーが発表されるのは10月の終わりか11月の初め。
永里優季の試合日程は
- 永里の試合日程は10月28日、11月4日、11月18日、・・・
つまり永里が招集されても現チームの試合日程には全く支障はない。
そして永里が代表に召集されなかった理由がなくなったとなると、
11月11日のなでしこジャパン代表試合に招集される確率は相当高いのではないか?
ズバリ、永里のなでしこ代表召集確率は何%?
ズバリ70%
100%と言いたいが、70%としておこう。
もし、このタイミングで召集されないと
なでしこワールドカップ2019への招集はほぼあり得なくなる。
なぜなら、
- FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会までに残された期間は7カ月
- ワールドカップ大会前のなでしこ代表試合はせいぜい6試合程度
(例年3月に参加しているアルガルベ・カップを含めれば10試合程度)
追記:2019年度はアメリカ主催のSheBelievesカップに招待されたため、アルガルベ・カップには参加しません。
代表召集-最後のチャンス?
このタイミングでなでしこ代表に召集すれば 永里を核とした攻撃スタイルを確立するのに間に合う。
「アルガルベ・カップでいい結果が残せなかったから永里を招集する」、では遅すぎる。
むしろ、今がベストのタイミングと考えていいのでは?
これまで若手を十分試したので、なでしこ代表に足りないのは何なのか 分かっているハズ。
代表メンバーの発表が待ち遠しい、ワクワクする、サプライズを楽しみにしている。
期待しているぞ!
- 永里優季の代表召集
- なでしこジャパンワールドカップ優勝
追記 - 予想は大外れ!永里は召集されなかった!
予想は外れるもの!と開き直っても仕方ないが、永里が2年半ぶりに召集される確率はそれほど高くないだろうと思いながらも心の底で強く願っていたのは事実。
この予想が的中しなかったことに対して今でも納得いかない。そこで追跡調査してみたがどうも召集の声はかからなかったとしか考えられない。
まとめ
FIFA女子ワールドカップ2019に永里選手は召集されるだろう。
何よりもこれまで取りざたされていた召集しない理由がなくなったと判断しその根拠をリストした。
主な根拠は3つ
- 永里はNWSLという世界最高峰の舞台でワールドクラスの活躍をしている
- なでしこジャパン2018はNations of Tournamentで惨敗
- NWSLのオフシーズンにオーストラリアでプレーを続けることを選んだのは復帰への意欲の表れと見た
そして召集は11月11日のノルウェー戦がベストのタイミングと読んだ。
何故ノルウェー戦かと言えば、
ワールドカップフランス大会までに7か月しかないので永里選手を核とした攻撃スタイルを整えるのこのタイミングを逃すと難しいのではないかと考えたからである。
追記:非常に残念であるが、FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会への召集の可能性はゼロと言ってよい。