英語上達の手段はいろいろあると思うが、ReadingやHearingよりもConversationが1番の近道と思っている。最初は誰でも耳から言葉を覚えるからだ。
ただ、日本では残念ながら日常生活で英語を使う必要がないためConversationの機会は極めて少ない。それでも羞恥心を捨て勇気を出せば生きた英語を耳から覚える機会を作れる。
私の体験から英語を上達する為に実践できるアクションを紹介したい。また、最後にデイビッド・セイン先生の本から「日本語独特の表現を英語でどう言うの?」の例をいくつか紹介しましょう。
①英語を話す機会を積極的を作ろう
日本では英語を話す機会が少ない。それでも
- ネイティブ
- ALT(外国語指導助手)
など身近に一人や二人英語で会話できる人がいらっしゃると思う。であるならば、英語を話す機会を見逃すのはもったいない。生きた英語に触れる機会が身近にあるのだから、羞恥心を忘れ勇気を出して英会話にチャレンジして下さい。
②ヘタな英語でも間違った英語でも話そう
日本人がヘタな英語で話しかけても間違った英語を話しても、軽蔑されたり見くびられたりすることはない。むしろ、たいていは welcome だ。何故なら、ほとんどのアメリカ人は外国語を覚える必要がない為、外国語は喋れない。
一所懸命に話そうとすれば必ずポジティブに受けとめてくれる。最初に必要なのは英語力よりも恥をかくことを恐れない勇気。
③分からない単語やフレーズは訊いて覚えよう
その1
私のホストマザーはとても親切で会話に出てくる知らない英単語の意味を訊けば、いつも丁寧に教えてくれた。ホストマザーに限らず、英単語の意味を訊いて嫌がられた記憶はない。
今でも頭の片隅にホストマザーとの会話シーンが残っている。それはキッチンで交わした会話。周りの電化製品を見ながら、ホストマザー曰く、「電化製品は電磁波を発生していて健康には良くない」、そんな内容だった。その会話で分からない単語があったので質問した。
Did you say “microwave” ?
What is it ?
因みに、電子レンジは英語で「electric range」とは言わない。
その2
大昔のことなので会話の内容はあまり覚えていないが、会話の中で質問したフレーズは今でも忘れられない。
こんなふうな会話だった。
何となく気になることを言われたので
私 Why did you say such a thing to me?
友 I’m just pulling your leg.
私 Pulling your leg? What does it mean?
友 Means, “kidding you”.
私 Oh I understand now. Thanks.
「pulling your leg」(冗談だよ)はこの時初めてを初めて聞いたフレーズ。会話中に出てくる分からない単語やフレーズは遠慮なく質問する事でより記憶に残るものだ。今思えば、「もっと質問していたらよかった」と後悔している。後悔先に立たず。
④フレーズを覚えるのに文法を気にする必要はない
その1
スペイン語を習っている友達が文法について質問した。
Why is it so ?
すると先生は、
Because it’s a foreign language.
「外国語だから」と返答した。
予想外の返答だ。「外国語なんだから細かいことにこだわるな、そのまま覚えればいい」ということのようだ。
その2
アメリカでは耳にしたことはないが、アジアでは何回か耳にした忘れられないフレーズがある。
Long time no see.
「久しぶり」という意味。シンプルなので非常に覚えやすい。初めのうちは「文法的に正しくない」点が気になり、そのフレーズを使うことに抵抗感があった。ただ、初めて耳に触れた時の印象まで覚えているフレーズの1つだ。
日本語特有の表現は、英語でどう言うの?
(デイビッド・セイン先生の本より)
次の7つの日本語は、英語には慣用表現がないリストだ。
- いただきます
- ご馳走さまでした
- お邪魔します
- お先に失礼します
- ただいま
- おかえり
- ごゆっくりどうぞ
皆さんもどのように表現したらいいか考えてみましょう。セイン先生の解答と私が当時使ったと思う表現を掲載します。
気持ちが伝わる表現であれば全て正解だと思う。
①いただきます。
セ This looks delicious. or It looks great!
私 Looks great. Thanks.
②ご馳走さまでした。
セ That was delicious.
私 Thanks. I enjoyed the meal.
③お邪魔します。
セ Thanks for inviting me.
私 Excuse me. I’m coming in.
④お先に失礼します。
セ See you tomorrow. or I’m leaving now.
私 See you soon.
⑤ただいま。
セ I’m home.
私 I’m back.
⑥おかえり。
セ How was your day?
私 Welcome back.
⑦ごゆっくりどうぞ。
セ Make yourself at home. or Enjoy your stay.
私 Please feel at home.
参考:英語・英会話学習に役立つ記事
デイビッド・セイン先生の書籍を紹介していますので、ご興味のある方は、こちらにアクセスください。
TOEIC
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おわりに
我が家にホームステイする留学生の日本語レベルはまちまちだ。
留学生と日本語会話する上で意識している点が一つある。私自身、なかなか正しい英語表現を訊く勇気がなかったので、留学生が私に正しい日本語表現を訊いてくるのを待つのではなく、こちらから伝えることにしている。
そのため、留学生が日本語に慣れてきたら、なるべく間違った単語やフレーズは訂正するように心掛けている。ただ、日本語レベルが低い留学生には敢えてそうはしない。まずは、間違った日本語でもいいから留学生が日本語を話すことを最優先。勝手にいいと思ってやっているが、今度来る留学生にはその是非を訊いてみよう。
訊いて覚えた英語は忘れない。まずは、英会話のチャンスを作ってみて、いろいろ訊いてみたらはいかがでしょうか?
少しでもお役に立てたなら幸いです。
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