NHK日本放送協会の番組プロジェクトの中に
「あすの日本プロジェクト」というプロジェクトがあります。
これはジャパンシンドロームにスポットを当てたプロジェクトのようです。
今回、立川の
育て上げネットさん・
たちかわ若者サポートステーションさん
(職業的自立のための総合相談窓口で、働きたいけど働く自信がない。初めの一歩が踏み出せない。どんな仕事が自分に合っているのかわからない。就職活動の仕方を知りたいなど、職業的な自立のためのご相談窓口)
からの依頼により、NHKさんの取材が入る事になりました。
放送に関しては、決まり次第でこちらのブログでお伝えするとしまして、なぜにそのような話が来たかと
言いますと、入船茶屋では、昨年度・今年度と職場が見つからないと言う若者を1名ずつ採用し、
現在もみんなと一緒に元気に毎日仕事をこなしており、当店では彼らにかかわらず、
地域のイベントのお手伝いや情報交換会などにも積極的に人を出すようにしております。
そんな姿が、仕事が見つからない、何をしていいのか解らないといった、若者たちの良い見本になっているよう
です。
昨年度入社した男の子は、元々IT関係の職場を希望しておりましたが、
なかなか希望に有ったところが上手く見つからなかったようで、現在は当社で勤務しております。
「1年程度ファミリーレストランで仕事していた事がある」という位しか調理に携わった事がありません
でしたが、1年(1年半)経ってみると、非常にまじめな性格ともともと、記憶力が良い上にこまめにメモを取り
、手先も器用な方だったのが幸いしてか、大事な戦力として日々がんばっております。
彼にはもっと自信を持って自分をアピールする力が芽生えてくれば、非常に楽しみな人材です。
さて、この度のNHKに登場する男の子はその彼でなく2010年12月に入社してきた新人君です。
彼はとても積極的な男の子なので、入社翌日から私自身の隣に立たせバリバリと仕事を与えて行きました。
それまで全く包丁にも触れた事のない、家の台所に入るのは、冷蔵庫に牛乳を取りに行く時だけ
と言う男の子だったにもかかわらず。入社2ヵ月後には、繁忙期なのも手伝ってか、
「食べ物」が作れるようになってきました。
最初は、巻きずしなどを巻かせると、すさまじい物が出来ておりましたが、現在は誰がどう見ても
お寿司の巻き物ですし、お寿司の握りずしです。
最初は当然、巻き物を6つに切るのも、何度やっても階段見たいなもの(しかも段差が激しく一定しない)を作っ
ておりましたが、今では右から左までビシットまっすぐに揃っております。
当社では「責任食い」と言うのがあり、失敗したそれらの握りずしや巻き物は昼食や夕食の時に責任を持って
食べなければなりません。実はこの制度、本人が食べきれないと周りの人たちも、
連帯責任でいやと言うほど毎日毎日それらを食べるのです。「また、かっぱ巻き失敗したのかよ・・(;一_一)」
2食も3食も4食も同じものを食べ続けるのって、結構飽きてしんどいものです。お寿司なら・・・
と思われる方もいると思いますが、巻き物に限らず、握りずしなども同じ食材ばかり何食も続くのは・・・
1本2本ならともかく・・・1人4本5本の時の方が多いのです。
当然初心者ですから、巻くものは相当限定されております。
太巻きの時には恐怖そのものです(@_@;)
そんな彼(ら)ですが、ひたすら練習し、ひたすら食べた甲斐あって、先日の2月3日(節分)には自分の家で、
「出社の前に太巻きを家族のために巻いてきましたぁ」とある意味仕事に自身が付いてきたようです。
「明日は朝11:00までにかんぴょう巻き150本ね」1月半ばにはほとんど半泣き状態でしたが、
2月9日時点(今朝)で巻き物120本+太巻き10本をそれなりに平気な顔で?こなしておりました。
(カッパ巻き1本失敗していましたが・・・)
そんな彼らは、就職先を探している若者にとっては、いい経験者なのかも知れません。
私としましても、彼らを通じいろいろなこと「辛かった事や楽しかった事、何のために働いているのか」
などなど、これから働こうとしている人たちに対し、話をするとともに自分の中で、もう一度再確認
をするいい機会かと思っております、しかも彼らは自分が目指していた職種とは明らかにその性質が
違っています。人の余暇の時間が自分たちが一番忙しい時間帯です。
友達・兄弟・家族、有りと有らゆる場面でその生活は逆転している訳です。
現在は就職難と言われる時代「リストラ・内定取り消し等々さまざまに未来を不安視させられる
事が多い世の中であります。
企業にとっても人一人雇う事は、大企業でもそうであるように、特に私どもの様な中小企業にとっては
命取りになりかねない問題もはらんでいるのは、おわかりの通りだと思います。
そんな中で、地域や他業種との関わりを持ってこの狭い職場世界だけで無い世界と接する機会を提供して上
げる事が非常に大切な「人づくり」だと考える次第であります。
二人は26歳と28歳(だったかな?たしか??)何事にも自信を持って取り組んで言ってほしい
チャンスが有るなら、それを有効にGET出来る社会人になってもらいたいものです。
そう言う私も、仲間にはとても恵まれております。
市商連の最年少理事にしていただいたり、南口の街づくり協議会や行政や商工会議所の委員会、
今年度は都振連の委員会などにも参加させていただきました。
本日などは、南口の回遊性マップを新たに作成するにあたり、「今までにないカタチ」を求めてか
作成委員会各地域(東・西・中央各1名ブロックずつ)にも声がかかり行ってまいりました。
それらはみな、休み時間などの自分の時間が利用できる時に開かれるものばかりです。
年間通して休みをほとんど取らない(取れない)私は、家に帰ると寝るまでの時間の
ほとんどを、読書をして過ごします。
読書しながら家族と話をする特技?を持ち合わせているようです。
一番おろそかにしているのは、家庭かもしれませんね。
ぶつぶつ言いながらもわかってくれている、妻や子供に感謝しております。
とにかく私も彼らに負けないように鍛えなければ(ー_ー)!!
ではでは