ヒルネボウ

笑ってもいいかなあ? 笑うしかないとも。
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『冬のソナタ』を読む     「運命の輪」(上p173~193)

2023-12-21 22:57:56 | 評論

 

   『冬のソナタ』を読む

    「運命の輪」(上p173~193)

1 タロット

 チョンアは、『シンデレラ』の妖精に相当する。

ジョンアは、タロットカードをミニョンの前に差し出しながら、三枚選ぶようにと言った。ミニョンは三枚のカードを引いた。すると、ジョンアは不思議そうな表情で三枚のカードを見つめて首を傾(かし)げた。

ミニョンは、悪い結果が出たのだろうと推測し、ジョンアの様子をうかがった。

「運命の輪!」

(上p175)

「運命の輪」とは何か。

大きな木の輪が二本の柱にかかっています。輪のうえには冠をつけた有翼のスフィンクスがうずくまり、剣をふりかざしています。

輪の右側をロバのような奇妙な動物が這いのぼり、左側には猿に似たけだものが下を向いてしがみついています。また、猿が地上にしゃがみこんで、ハンドルで輪をまわしているカードもあります。

カードの番号Xは最初の二桁番号で、これまでの運命のサイクルの完了と新しい発足を意味しています。

古来10は完全な数とされており、輪も完全であることのシンボルなのです。

輪を這っておりる猿は人間の堕落を表わし、輪をよじのぼるロバは無意識から意識への変化を表わします。一部のカードに描かれている地上にうずくまる猿は、輪の起動力となる肉欲もしくは生命力を意味しています。輪のうえのスフィンクスは正義が姿を変えたものです。

場合によっては、このカードは目前の現象にとらわれて大局をみることのできない人間を意味することがあります。じぶんの誤りに気づかず旅をつづけるこの人は、一生おなじ誤りをつづけます。

(中井勲『タロット』(10)X運命の輪)

「運命の輪」の意味。

2 愛情 あなたの恋人は思いがけない瞬間に、思いがけない場所で、あなたの前に登場します。

ふしぎな縁です。この出合いを大事にすることです。その人は陸上の乗物に関係があります。吉。

(同前)

ただし、カードが逆さまの場合は「兇」になるそうだ。

(終)

 


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ウロシだった。~引き算

2023-12-21 22:57:56 | ジョーク

   ウロシだった。

    ~引き算

猿は足し算ができるそうだ。

引き算はどうだろう。

引き算の難しさは明らかだ。

1-1=? 

これは、古代人には解けなかった。

1-2=? 

これは、当然、解けなかった。

*                                   

足し算をならっているうちは、まだよかったのですが、引き算を教わってから、マユミは算数がきらいになりました。

25-17=? 

こんな問題を見ると、マユミは、すぐにこう考えてしまうのです。

(25の中から、17をとるなんて、25がかわいそうよ。どうしたって、むりやりむしりとるみたいだもん)

25-13=? 

こういう問題なら、マユミもそんな気にならないのです。

(佐藤さとる『宇宙からきたかんづめ』「かんづめに聞いた話4 おしゃべりなカビ」)

   *

繰り下がりに習熟するのは奇蹟かもしれない。

普通の人は、たとえば、

11-3=(10+1)-3=(10-3)+1=7+1=8

とやるのだろう。

だが、私はこの方法が嫌いだった。なぜなら、足し算が混じっているからだ。

引き算は、引き算だけでやりたかった。

だから、

11-3=(11-1)-(3-1)=10-2=8

とやっていた。

小学一年生でこのやり方を思い付いたとき、うきうきした。ただし、暗算はやりにくい。

このやり方が普通でないことを知ったのは、成人後だ。他人に指摘されて知った。

(終)

 


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