モロシになりそう。
~夏目宗徒
真っ暗闇夜、右を向いても左を見ても、馬鹿と阿呆の絡み合い、右も左も蹴飛ばして、真ん中通れば、沼に填まって野垂れ死に、と来たもんだ。
フェイク情報が危険? じゃあ、政治家の本当の嘘は安心安全か?
丁寧に拵えた嘘には、ほとんどの人が騙されてしまう。完璧な防衛策はない。そもそも、あらゆる信念はフェイクなのだ。そこんとこ、分かってるかな?
だから、問題は真偽ではない。妥当性だ。丁寧に拵えられたフェイクなら、たとえ被害を受けても、〈騙されたのも仕方がないな〉と諦めきれる。だが、最初から怪しい文言を自分勝手に解釈して、〈私、間違いませんから〉などと自分に催眠をかけてしまったら、結果はどうあれ、悲惨かつ滑稽だろう。かつ、傍迷惑。
先日、ある疑惑の政治家が記者たちに向かって「頭悪いね」と言って騒ぎになった。確かに記者たちの頭は悪そうだが、まあ、どっちもどっちだろう。御当人は夏目漱石のファンだそうだ。夏目宗徒か。
中途半端な優等生は、意識高いぶりっ子の夏目的高慢朦朧文章を読むと頭が朦朧となって傲慢になり、批判精神が衰弱して、〈やっば、自分、頭いいんだよなあ〉と勘違いして、うっとりしてしまうらしい。
語彙の面紗に混迷を隠すような決め台詞が日本人の頭を悪くしてきた。
『草枕』の書き出しを読めば分かると思うのだが、分からない人が大半らしい。コマッチョコリンヨ。語り手の自称アーティストは知識と情感と意地を仕分けできずに混乱しまくっている。『夏目漱石を読むという虚栄』〔4300 臭い『草枕』〕参照。夏目漱石を読むという虚栄 4310 - ヒルネボウ (goo.ne.jp) 夏目漱石を読むという虚栄 4320 - ヒルネボウ (goo.ne.jp) 夏目漱石を読むという虚栄 4330 - ヒルネボウ (goo.ne.jp) 夏目漱石を読むという虚栄 4340 - ヒルネボウ (goo.ne.jp) 夏目漱石を読む虚栄 4350 - ヒルネボウ (goo.ne.jp)
人間だから迷うのは仕方がない。だが、迷いを悟りなどと混同したら、ほんと、頭悪いよ。馬鹿丸出し。
人んこつば馬鹿て言う奴はアホたい。(博多華丸の真似)
アホや。アホや。アホと一緒や。(中川家兄の真似)
あんた、アホやろ。わたいもアホや。アホはアホ同士、なあ、一緒に泣こうやないか、およよよよ。(故藤山寛美の真似)
じゃあ、終らんとばい。
馬鹿と鋏は使いよう。半馬鹿大将は政治屋の家畜と化し、ピーチクパーチク雲雀の子、博報堂が、元い、各報道機関が意味ありげなスローガンを拡散し、あっという間に赤信号、みんなで火の玉、火の車、死んで花実がクルクル狂い咲き、万歳、漫才、レレのレ、お出かけですか、冥土喫茶。てな時代がアッと言う間にやって来る。
限界はとっくに超えたらしい。だったら、もう、どうにも止まらない。噂を信じちゃいけないよ。思い込んだら、イノッチ崖。逝け、逝け、ヒューマン!
とにかく、とんでもないことになっている。らしい。
跳んで跳んで跳んで跳んでもハップン、怒ってプンプン。(さとう珠緒の真似)
だ~か~ら~(田原総一朗の真似)
私は夏目批判を止められないわけさ。サドおけさ。
モロシになりそう。
(終)