みなさま、こんにちは。
ネットや新聞で、昨日の記事をご覧になった方も多いと思いますが、なんとも可愛らしくて…。
「ゾウさんは、お互いに名前を呼び合っている」と、
米コロラド州立大などのチームが、英科学誌ネイチャーの関連誌に発表したのです。
毎日新聞
ケニアの国立公園で、アフリカゾウの「ランブル音」という低い鳴き声を利用。
これは、遠くにいて見えない相手に呼び掛けたり、大人が子供を世話する時に使われるものらしい。
2020~2022年の間、さまざまな相手を呼ぶ声を録音収集した上で、17頭のゾウにそれらを聞かせると、
自分を呼ぶ声には返事をしたり、スピーカーに近づいたりしたが、他のゾウを呼ぶ声への反応は薄かったそう。
あの大きな耳で、ちゃんと内容を聞き分けているのですね、 すごい!
イルカやオウムは、仲間が発する音を真似して呼び合うことがわかっているが、
ゾウは、人間に近い方法で互いに呼びかけ合っていると。
ゾウが名前で呼び合うのは、長い距離を移動している時や、大人が子どもに呼びかける時に多かったという。
ゾウは、家族や親族などの集団に属し、
年齢・性別といった自分に関する情報や感情を、声でやり取りするおしゃべりな動物。
複雑な社会関係を生きる上で、各メンバーに名前を付ける必要があった、とチームは考えているそうです。
そう言えば、以前こんな記事がありました。
群れの中で最も小さな赤ちゃんゾウが、崖を必死に登ろうとするのだが、滑ってなかなか登ることができない。
すると、群れのメスリーダーのゾウが近づいてきて、後ろからお尻をそっと押し、
赤ちゃんゾウは崖の上にたどり着くことができた。
この瞬間をビデオに収めた人は、
「ゾウは思いやりがあり、互いに助け合うことができます。
群れのメスリーダーが助けに来て、誰も取り残さないようにしたのです!」と。
YouTube
裏表のない、無垢な動物の自然な行動に、心打たれます。
本来、人もこうあるべきなのでしょうに…。
「○○ちゃ~ん、もう寝なさいよ!」
「わかった、お母さん、おやすみなさい…」
と、今もアフリカ草原のどこかで会話しているかもしれませんね。