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手術用ロボット

2024-04-10 | クリニック・事務長

みなさん、こんにちは。

昨日、義母が無事に100歳を迎えました。「おめでとう~!」

耳は遠くなったものの、頭脳明晰で、しっかりしています。

ただ先月は、手術ではありませんが、少し弱って、近くの病院に入院しなければならなくなっていました。

さすがに、その時は弱気で、「もう、いつお迎えが来てもいいんよ」と言っていましたが、

すっかり元気になって無事退院。

ありがたいことです。

         

ところで、手術と言えば、今や手術支援ロボットが国内で800台に迫り、急拡大しているとか。(日経新聞)

何よりの利点は、術後合併症が減り患者の回復が早い、患者への負担が少ないことで、

開腹や腹腔鏡ではできなかった手術が行えること。

 

            ―東京医療センターHP―

 

手術ロボットと言えば、私は「ダビンチ」(アメリカ)だと思っていましたが、今や何種類もあるそうで、

国産品にも、人間の肘のようにアームを動かしやすい「ヒノトリ」(あっ、聞いたことある)や、

触覚に近い感覚が術者に伝わる「サロア」などもあり、既に導入されているとか。

「がんばれ、にっぽん技術!」

と思わず応援したくなります。

 

ただ、価格が数千万円から億単位にもなるのに、保険点数は腹腔鏡手術と同じなので、

一定の大規模な病院でなければ導入は難しいそう。

つまり、ロボットを持たない病院を患者さんが選択しなくなる、また優秀な医師も集まりにくくなる、

などの状況が進むと、病院淘汰が起こってくる可能性もあるとか。

厳しいですね!

 

               ―ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社―

 

私は、医療系のドラマが好きで、「グレーズアナトミー」はシーズン1~19までずーっと、

「シカゴメッド」、「名医の条件」なども楽しみに見ています。

「ダビンチ」が登場した頃は、確かにドラマの中でも、

ドクター達が競って、高価な手術ロボットを扱う様子が描かれていました。

ところが、しばらくすると、またドクター自らの手でバリバリとオペをする描写に戻っています。

今や、「ダビンチ」って見ることがないような…。

私が思うに、手術場の臨場感や緊迫感、ドクターや看護師の心の機微を描くのに、

椅子に座って行うロボットでの手術場面では、物足りないのではないかと。

 

目に見える仕事を完璧に行なえるのは「ロボット(AI)」でも、目に見えない部分はやはり「人」なのでしょうね。

でも、そうした心の分野でさえ、これからAIが克服する? 凌駕する?とも言われていますが、

そうなったら、人間は要らなくなっちゃうじゃないですか…?!

 


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