医療経営士のブログ

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プロフェッショナル

2024-06-27 | クリニック・事務長

みなさま、こんにちは。

 

「日々挑戦し続け、毎日同じ情熱を持って自分のすべきことをする」

あのイチローの言葉です。

 

           東洋経済オンライン

 

耳が痛い~!

地道に、ひたすら継続することが苦手な私は、

だから、もちろん、当然、当たり前に、間違いなく、何の疑いもなく、自他ともに認める「凡人」ですが、

還暦も過ぎて、この歳になって、「何か一つは頑張らねば、行動しなければ…」とブログを綴っています。

人生の後半をだいぶ過ぎてからでも、遅くはないですか~?!

かと言って、いつまで続けられるか、自信はないのですが…。

 

ところで、ふと周囲を見回すと、当院は、院長とスタッフはもちろんの事、

さらに実にさまざまな職種の方々が関わってくださって成り立っているのだと、改めて感慨深い思いになります。

院長は、「やると決めたら、何があっても、とことんやる!」タイプ。

さすが「GRIT4.9」

だからこそ、仕事に関しては、絶対的に譲れない、妥協しない頑固な部分が、人一倍強いです。

 

              もちろん本人ではありません…

 

開院してから今まで、患者さんの治療に影響を及ぼす機器や材料関係で、さまざまなトラブルを経験してきました。

その都度、「自分は医師としてのプロ、業者の方はその機器や材料を扱うプロなのだから、

正常な状態に戻す、患者さんに迷惑をかけないようにするのが当たり前だ」と。

 

ある時は、それこそ深夜日付が変わっても、修理に向き合って下さった業者も。

またある時は、県外にいる方に、今すぐに戻って直してくれるようにと、無理難題も。

その方が、後日笑いながらお話してくださったのですが、

「院長には参りましたよ、でもそのプロフェッショナルな考えに、自分も奮起させられました」と。

 

         NHK

 

その頑固な院長が、今、お願いして関わってくださっている業者の方々は、

院長太鼓判のプロフェッショナルな人達なのだな、とつくづく感謝です。

「期待されたことをやり遂げる、やり遂げてくれると思うから期待する」という、

互いの信頼関係がプロフェッショナルに求められるものかと。

もちろん、院長やスタッフは、患者さんからの期待に応えるよう、最大限努力することなのですよね。

 

昔、こんなことがありました。

以前、インドネシアのドクターたちと交流があったことは、このブログでもお話ししたと思います。

当時のインドネシアは、遠い島や村から診察に来た人達が、廊下の床で寝泊まりする、座って順番を待つ、

という状況があったのです。

そこで院長、ドクターたちに必要かどうかを確認した上で、コンテナ一台分の医療物資を送ることにしました。

使わなくなった関節鏡、診療用ベッド、リハビリ機器、英語の医療本、医療材料… などなど。

 

           

 

すると、日本駐在のインドネシア大使がそれを大変喜んでくださり、

「インドネシア医療に貢献してくれた」ということで、大使館に招待して下さったのでした。

大使館なんて、こんな名誉なことは、ありません!

出席する何人分かの航空チケットを購入し、何を着ていけばいいのか…など、ワクワク盛り上がっていました。

 

             インドネシア大使公邸

 

ところが、その数日前から、手術した患者さんのお一人が感染症にかかってしまい、心配な状態が続いたのです。

毎日洗浄したり、検体を検査に出して確認したり…。

 

結局、出発前日になっても思ったほど快方に向かわず、

院長はその方を治すのが自分の使命と、大使のご招待をお断りしたのでした。

後でお聞きすると、当時の大統領ご子息の結婚式出席を調整してまで、歓迎して下さっていたらしいのですが…。

大変なご迷惑をおかけしてしまいました。

 

話がだいぶ逸れてしまいましたが、院長のプロフェッショナル精神の象徴エピソードとして、

ふと思い出したので…。

 

私も、私なりに求められていることを、確実にやり遂げるようにせねばなりません。

人にプロフェッショナルを求めるなら、自身がそうでなければ、なのですが…。

自分で言いながら、ちょっぴり、背筋が伸びました!

 


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