幸せを運ぶはね 2005-11-30 | 小さなお話し 文字をお読みになってからクリックしてね 遠いシベリアの国から白鳥の王子様がやってきました 王子様は幸せを運んできてくれたんです その幸せはたった一枚のふわふわな羽根でした そのはねを見た人は幸せになれるのです 王子様は一枚のはねを流してくれたんです はねは静かな流れの川をゆっくりと流れていきます その幸せを運んできたはねを川の隅で独り占めしようと している鳥がいました。 サ~大変です それを見ていた王子様ははねを守ろうと必死で鴨と大鷲に講義しました 鴨も鷹も、たのもしい王子様を見て恥ずかしくなり離れていきました 幸せを運んできたはねは幸せを求めてる人へ人へと 川の流れにそって何処までも何処までも流れていきます