TBSの日曜夜9時~日曜劇場「ATARU」のことが、
現場で話題になりました
中居正広さんが、「サヴァン症候群」の謎の青年を演じています。
「サヴァン症候群」というのは、コミュニケーションなどの障害を持っている人間の中で、
特定の分野に限り優れた能力を発揮する症状を言います。
これを発見したのは、イギリスの医師であるJ. ランドン・ダウン。
当初「idiot savant(イディオ・サヴァン=賢い白痴)」と呼んでいましたが、
イディオが差別的な意味を持っていることから「サヴァン症候群」と改められました。
原因は全く不明です。(サイトより)
プロデュース
植田博樹さん
『GOOD LUCK!!』『ケイゾク』『輪舞曲』『SPEC』ほか。
韓哲さん
『新参者』『冬のサクラ』ほか。
脚本/櫻井武晴さん
『科捜研の女』『相棒』『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』など。
ドラマなんだけれど、なんとなく、
ドキュメントみたいな・・・そんな気持ちにさせるドラマです。
どこから来たのかも、何をしていたのかも、名前も、
病気なのか、何なのか、何もわからない、アタル。
コミュニケーション能力に欠けるアタルが、
舞子(栗山千秋さん)や、舞子の家族、沢(北村一輝さん)と出会い、
どう変化するのか、しないのか。
見え隠れする、怪しい面々・・・は、アタルで何を企んでいるのか。
わからないことがわかっていく面白さがあります。
「トマトケチャップ」と「ハニーマスタード」が好物で、
決まった時間にシンクロのドラマを見て、
決まった時間にカレースープを求める、アタル。
アタルの強烈な『個性』が、難しい事件を解決していくところも、
わからないことがわかっていく、面白さ、その2です。
特異な頭脳で、事件の犯人、事故の原因につながる「キーワード」を発し、
彼が投げるパズルのピースを組み立て、解決していく、
刑事の蛯名舞子、沢。
毎回事件に立ち向かっていく事になる3人に、
舞子の父や、警察のメンバーが、いいかんじに絡んできて、
目を離せなくなるドラマです。
キャスト
中居正広/北村一輝/栗山千明/玉森裕太/利重剛/奥貫薫
嶋田久作/田中哲司/千原せいじ/中村靖日/庄野崎謙/光宗薫/中村昌也/三好博道
市村正親/村上弘明 ほか。
エンディング/椎名林檎さん「自由へ道連れ」
林檎さんの印象は、ものすごく礼儀正しくて、ものすごく過激。ものすごくやさしい。
自由へ連れて行ってくれる歌声です。
アタルの過去・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
彼はなぜ、犯罪現場に向かうのか。
今日は、あるドキュメンタリーを撮るために、
障害を持つ人が働く施設にお邪魔しました。
そこで、感じたこと。
自分と「同じように」表現ができないからって、思うことが「足りない」わけじゃない。
むしろ、もっともっと敏感に、もっともっと響いている。
傷つきながら、闘いながら、自分の持っているからだや声を必死に使っているだけ。
それが、伝わらなくて、大きくて分厚いバリアをはってしまう。
人間同士。変わらない。
伝え方が違うだけで、心の在り処は変わらない。
ただ、そこに、それぞれの『個性』があって、
その『個性』が、伝わりにくい、だけ。
ちゃんとつきあえばきっと、
みえてくるはず。