『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『sakusaku』

2012-05-28 | 音楽
昨日、夢の中で、大きな声で歌ってた

朝、そのメロディの中で起きて

あれ・・・夢の中で作曲しちゃった?と思ったけど、

声に出してみて気がついた

『みんなは私の家族 アパートは私の隠れ家
 「ありがとう。」と何回言っても 足りないくらい大好き。』

木村カエラさんが、以前出演していた『sakusaku』。

最終回に、白井ヴィンセントさんと一緒に歌ってたうたでした。



しかし、なぜに、いま

『六弦心 Vol.1』

2012-05-25 | 音楽
今日は、『六弦心 Vol.1』を、
ギターの音を聴いています



BOWWOWのギタリスト山本恭司さんがプロデュースする、
トップギタリスト10組が弾く日本の唱歌です。



世界51ケ国で配信されています。

収録曲

仰げば尊し / 山本恭司
われは海の子 / 小沼ようすけ
故郷 / 西慎嗣
花 / 石原愼一郎
浜辺の歌 / 野呂一生&天野清継(お気楽ギグ)
赤い靴 / 小野瀬雅生
夕焼け小焼け / 原田喧太
荒城の月 / Syu
おぼろ月夜 / 青木秀一
さくらさくら / ICCOU
君が代 / 山本恭司

山本恭司さんはじめ、

EARTHSHAKERの石原愼一郎さん、元スペクトラムの西慎嗣さん、
クレイジーケンバンドの小野瀬雅生さん、ジャズギタリストの小沼ようすけさん、

カシオペアの野呂一生さんと天野清継さんとで結成された「お気楽ギグ」など。

 

 



ギターの弦の響きが、夕焼けを見せてくれたり、

海に連れていってくれたり、

懐かしい先生の顔を思い出させてくれたり、

心に、確かに届く、11の音。



『ATARU』

2012-05-25 | 立ち直っていく、という時に。
TBSの日曜夜9時~日曜劇場「ATARU」のことが、
現場で話題になりました



中居正広さんが、「サヴァン症候群」の謎の青年を演じています。



「サヴァン症候群」というのは、コミュニケーションなどの障害を持っている人間の中で、
特定の分野に限り優れた能力を発揮する症状を言います。

これを発見したのは、イギリスの医師であるJ. ランドン・ダウン。
当初「idiot savant(イディオ・サヴァン=賢い白痴)」と呼んでいましたが、
イディオが差別的な意味を持っていることから「サヴァン症候群」と改められました。

原因は全く不明です。(サイトより)



プロデュース

植田博樹さん
『GOOD LUCK!!』『ケイゾク』『輪舞曲』『SPEC』ほか。

 

韓哲さん
『新参者』『冬のサクラ』ほか。



脚本/櫻井武晴さん
『科捜研の女』『相棒』『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』など。










ドラマなんだけれど、なんとなく、
ドキュメントみたいな・・・そんな気持ちにさせるドラマです。

どこから来たのかも、何をしていたのかも、名前も、
病気なのか、何なのか、何もわからない、アタル。

コミュニケーション能力に欠けるアタルが、
舞子(栗山千秋さん)や、舞子の家族、沢(北村一輝さん)と出会い、
どう変化するのか、しないのか。

見え隠れする、怪しい面々・・・は、アタルで何を企んでいるのか。

わからないことがわかっていく面白さがあります。

「トマトケチャップ」と「ハニーマスタード」が好物で、

決まった時間にシンクロのドラマを見て、
決まった時間にカレースープを求める、アタル。

アタルの強烈な『個性』が、難しい事件を解決していくところも、

わからないことがわかっていく、面白さ、その2です。

特異な頭脳で、事件の犯人、事故の原因につながる「キーワード」を発し、

彼が投げるパズルのピースを組み立て、解決していく、
刑事の蛯名舞子、沢。

毎回事件に立ち向かっていく事になる3人に、
舞子の父や、警察のメンバーが、いいかんじに絡んできて、

目を離せなくなるドラマです。



キャスト

中居正広/北村一輝/栗山千明/玉森裕太/利重剛/奥貫薫
嶋田久作/田中哲司/千原せいじ/中村靖日/庄野崎謙/光宗薫/中村昌也/三好博道
市村正親/村上弘明 ほか。





エンディング/椎名林檎さん「自由へ道連れ」



林檎さんの印象は、ものすごく礼儀正しくて、ものすごく過激。ものすごくやさしい。
自由へ連れて行ってくれる歌声です。



アタルの過去・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
彼はなぜ、犯罪現場に向かうのか。



今日は、あるドキュメンタリーを撮るために、
障害を持つ人が働く施設にお邪魔しました。

そこで、感じたこと。

自分と「同じように」表現ができないからって、思うことが「足りない」わけじゃない。
むしろ、もっともっと敏感に、もっともっと響いている。

傷つきながら、闘いながら、自分の持っているからだや声を必死に使っているだけ。

それが、伝わらなくて、大きくて分厚いバリアをはってしまう。

人間同士。変わらない。
伝え方が違うだけで、心の在り処は変わらない。

ただ、そこに、それぞれの『個性』があって、

その『個性』が、伝わりにくい、だけ。

ちゃんとつきあえばきっと、
みえてくるはず。



『松尾スズキさん、宮沢りえさん、段田安則さん』

2012-05-24 | 映画・ドラマ・舞台
昨日、世田谷パブリックシアターで、
朗読『宮沢賢治が伝えること』を観てきました

宮沢賢治が生まれた1896年、明治三陸地震が起き、
津波などにより2万人以上の死者が出ました。

その後、1933年に彼は亡くなるのですが、
この年には、昭和三陸地震が起きてしまい、数千人の被害が起きています。



キャスト/宮沢りえ 松尾スズキ 段田安則 
音楽/マリンバ演奏 中村友子



音楽をやるとき、声も楽器のひとつなのだと、思います。

楽器の使い方の、ほんの少しで、伝わり方は違ってきます。
声は、心を乗せる楽器としては、すばらしい楽器です。

同じ舞台に立っても、
『朗読』で使われる『声』は楽器というよりは、演じるからだの一部です。

声のトーン、大きさ、早さ、声色、
様々な手段により、

『物語』の扉をあけるのです。



緞帳のない舞台には、
木製かな?・・・の横に長い机があります。

その後方、少し高くなったところに、
もうひとつの舞台があり、そこにはマリンバが置かれています。

背景は、中央部分が縦にスクリーンのようになっていて、
そこに、朗読する作品のタイトルや、作中の詞などが縦書きで表示されました。



マリンバが鳴ります。

間もなく、読み手が登場します。

上手に松尾さん、中央に宮沢さん、下手に段田さん。

キャストの座る机の周りには、たくさんの本が置かれています。



後半『星めぐりの歌』が流れ、照明が落ち、幕に星空のライティングが。
まさしく、宮沢賢治の、イーハトーブの世界でした

注文の多い料理店 序



透明感のある宮沢さんの発する声は、いろんな音を奏でる。

ひとりの声でアンサンブルするように、
ほんの『少し』の濁りだとか、ほんの『ちょっと』の湿りとか、『ちょっぴり』の乾きとか、
不思議な女優さんだなぁと思いました。

春と修羅 序



段田安則さんの声。
舞台をやるひとの声。

でも、それは決して、クイクイ押されてくるような無理に大きかったり、
無駄にはっきりしていたりはしない。

ひとつの家が作られているような、
土台の声、梁の声、柱の声、壁の、扉の、声。

しっかりと支えがあって、安心できる、声。

わかりやすく、耳に入って、物語を登場させてくれる声。



どんどん読まれていき、

頭の、心の中で、ストーリーがたてられては、過ぎて行く、
たてられては、過ぎて行くと、

ほんの少し、余白が欲しくなります。

ちょっと待って。
今の『言葉』・・・が残ったまま・・・あっみたいな。

そこで、今回、すごくいい役目の、松尾さん。

山猫軒の奇妙な雰囲気と、なかなか気づかないふたり(段田さん、松井さん)の面白さ。
際立っていました。

ここの笑いが、いいメリハリをくれています。

松尾さんの声は、舞台の隅々まで届くように考えて作った声ではなくて、
(もしかしたら考えてるかも)
本当に、自然に、本当に、いい『かんじ』に響いて、

ギアの入れ替えは、ここでしている・・・ような、そんな・・・かんじでした。

さすがの演出家さんです。

話がそれますが、昨日、偶然、再演される、
松尾スズキさん作・演出『ふくすけ』の初日を観に行くことになったのでした。

こちらも楽しみです。



よだかの星



よだかのせつなさが、
宮沢さんのほんの少しかすれた声の間からもれていました。

永訣の朝



自分で読むよりも、
人の声の「音」で浮かべる情景は、哀しい

星めぐりの歌



雨ニモマケズ



稲作挿話

「ポラーノの広場」



来週も、行く予定です。

同じ題材で、別の『声』。

楽しみ。楽しみ