『
アシタスイッチ』を2週分見ました。
心に留まる言葉が、
いくつも落とされていました
7月15日放送/堤幸彦監督&宮崎香蓮さん(女優)
おふたりは『まぼろしの邪馬台国』でご一緒されています。
堤さんは監督として。
宮崎さんは、自分のおばあさんの幼少時代を演じていました。
この作品は、宮崎さんのおじいさんである宮崎康平さんと、
おばあさんの和子さんのお話でもあります。
宮崎康平さんは、
邪馬台国があった場所を生涯探し続けた、盲目のひとです。
『流されて、明日1位になる必要はない』堤さん
「あの人とは違うようにやろう」宮崎さん
「考えた段階でアカン」堤さん
「流されやすい」宮崎さん
「ぜんぶ何観ても面白い。その感覚はなくならない。
「貪欲に人の演技とか人の監督している結果とかみて勉強する。」堤さん
『何もないことを自覚したほうがいい。その方が楽しい』堤さん
『毎回『ゼロからやろう』と思う。』堤さん
「緒形拳さんや渡辺謙さんの
『一行一行、ひとことひとことにかける熱意』こそが映画の原動力。
かっこよくみせるとかそういうことではなく、
台詞をどう伝えるか、自分の中に入れてどうOUTするか。それをみせてもらった。」堤さん
『絶対に誰にも重なれない。』堤さん
『自分がどの位置で走っているかは気にしなくていい。』堤さん
「今しかできないこともあるんだ、って気づけた。
今日の1日が宝物になった」宮崎さん
次は大森南朋さんと蜷川実花さん。
現在公開中の『ヘルタースケルター』でご一緒されています。
蜷川さんは監督。大森さんは出演者です。
「ヘルタースケルター」は岡崎京子さんの作品です。
以前も書きましたが、岡崎さんは1996年に交通事故に遭われ、
現在もリハビリをされていて、新しい作品は発表されていません。
今回の映画化に伴い、
『新しい作品が描けない今、自分の作品に新たな命が吹き込まれる事に興味がある。』
と、コメントされています。
「ジャンル分けしたがる人がいっぱいいるから」大森さん
『その人が自分のことを「幸せ」と思えたら幸せ』蜷川さん
「自分の人生を肯定できて・・・
自分で自分のことを認められていればいい」蜷川さん
幸せの感じ方はそれぞれだなぁと思います。
とくに、何かを『得て』しまったひとは、
なくすことの『怖さ』との闘いがあり、
自分を見失ってしまうことも多いようです。
手放すことが怖くてしがみついてしまうと、
言葉も声も、瞳も、ゆがんできます。
ほんとうは、
すべてが『あって』、すべてが『なくなる』ものなのに。
くしくも、どちらの回も、
<<誰かと比べない>>というようなwordが出ていました。
比べて、下を向いてしまうより、
今日よりほんの少し楽しい明日を考えた方が、いい。