『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『CafeCafe/三軒茶屋』

2012-07-25 | 立ち直っていく、という時に。
壊して、壊れてから、
身にしみて実感しているのは、

胃袋の大切さ。

そして、胃袋を破壊する力のある、
心を守ることの大切さ。

仕事も趣味も兼ねて、
カフェにはよく行きます。

カフェで、
ずっとずっと、居心地のいいまま、『変わらない』お店は少ないです。

人がいなくなったり、ふえたり、

ほんのちょっとの、人の気持ちの変化や、
時代の、世の中の、あれやこれやで、

気持ちのいい場所が、くすんでしまうこと、よくあります。

でも、ここは、本当に、変わらない。

ご夫婦の笑顔も、お店の空気も、
そして、何より、おいしいごはんも、sweetsも。

ゆったり、ゆっくり、からだと心をほぐしてくれるお店。

三軒茶屋にある『CafeCafe



お楽しみSweets盛り合わせ



現在、『東京自然派食堂』という本に掲載されています。

都会にいると、暑い寒いというのはあっても、
季節の機微を、感じ忘れることがあります。

でも、ここに行くと、感じます。
丁寧な手の仕事をしているお店です。

食材も間違いありません。

1980年から、こちらも丁寧な職人仕事をしている、
山のハム工房『GOBAR(ゴーバル)』のヘルシーポーク、
無添加ソーセージやベーコン。

『GOBAR』さんは、石巻の炊き出し支援などもしています。
現在、いしのまき環境ネットで、
「ゴーバル・サマーギフトの(分かち合いセット)」を販売中です。

佐藤さんの平飼いたまごのオムライス、最高です
トロットロです

食べたい



『中村一義/対音楽』

2012-07-24 | 音楽
今日は、中村一義さんの『対音楽』を聴いています

デビュー15周年を迎え、
ソロ名義としては、約10年ぶりに発売されたニューアルバムです。



作詞作曲、アレンジ、演奏、プロデュース・・・
その全てをひとりで行ったという今回のアルバムは、

「中村一義×ベートーベン」というコンセプトのもと、

収録曲全曲にわたって、
ベートーベンの交響曲第1番から第9番までのフレーズが、



曲順に織り込まれています。

この世界にどれだけのウソがあんだろう。
たくさんの人が選んだ王様はすぐさま担がれては終わる。

この世界にどれだけホントがあんだろう。
昨日まで陽の光さえ当たらずにいた人が今を変える。(ウソを暴け!)

ほら、君がいて僕がいる。本当はそれで十分なのに。
あらまぁ、それにフタしちゃって。(流れるものに)

君にとって私はどういう存在でしたか?
僕にとってあなたはどういう存在だったのかな?(歓喜のうた)

ただ、救われた私が誰かを想う。
圧倒的な力に飲み込まれても。(僕らに出来て、したいこと)



『娘の味 残るは食欲3/阿川佐和子』

2012-07-23 | 
今日は、雑誌クロワッサンに連載されていた、
エッセイ『残るは食欲』をまとめた3冊目の本、

<娘の味 残るは食欲3>を読みました



あん食パン、小籠包、ハンバーグ、信玄餅、すき焼き、目刺し、キャビア、
豆腐、フォアグラ、バームクーヘン、ラクダのつま先・・・

阿川さん独特の、ものの見方、感じ方、食べ方が、好きです。

あとがきにかえて掲載されていた、
「残るは食欲レシピ」3品の作り方、すごく嬉しいです。

簡単で、とっても美味しいです



 

荒井良二さんのさし絵も、素敵です

『ことば』

2012-07-23 | 立ち直っていく、という時に。
昨日、某出版社のひとと打合せをしているとき、

全く別の話になり、

何でも、本当か嘘か、2つにひとつ・・・

というふうにわけるから悪いと、そのひとは言いました。

たとえば、本当は5%しかなくて、

あとは、そのひとの言うところの『脚色』だったとしても、

それは、受け手によっては本当になる。

嘘ではない・・・と、言いました。



いろんなひとの思惑があり、その思惑がお金になる。

だから、95%脚色であったとしても、

極端な話、99%脚色(脚色というのか不明)であっても、嘘ではないんだ。

と、そのひとは言いました。



『ことば』は、大きな力を持っていると思うし、

『ことば』だけでは力がないこともある。

『ことば』を、誰が言ったのかとか、どの『媒体』が言ったのかとか。

そこにみえる人間が大事だと思ってる。

思っていました。

でも、最近、何だか違う淀みに会います。

ツイッターとかブログとかfacebookとかを通し、

たくさんのひとの目を通すと、

脚色だって、99%だって、

本当みたいに、動きだしてしまってる。

あれはこうなんだって・・・・

あの人、実はこうなんだよ・・・そんな言葉を、友人から聞く。

それが99%の脚色の、1%の真実のこともある。

でも、その説明が難しい。

<<真実>>というものを見る、読む力が、

<<信用>>できる人を選択する力が、

こんなにいるようになるとは・・・

便利になる前は知らなかった。

便利な場所で生活する前は、知らなかった。

何が幸せだろう?

昨日は、そんなことを考えながら、

唇が動くのを、見ていました。