癒しの樹日記

身近な情報や日々感じた事を書いていきたいです。

モロッコ旅行⑨

2012-12-19 20:44:04 | モロッコ旅行

朝8時から車でフェズからメルズーガに向かいます。

病み上がり というかまだフラフラの私を気遣い ドライバーのムスタファはゆっくりと車を走らせます。

この日が一番長距離で こんなにゆっくり走っていたら日が暮れてしまうな~と

それに夕暮れまでに砂漠に着かないと K君がキャンプに行けないのではと思い

私に気を使わずに速く走っていいから と言っても彼は「大丈夫だから」と言いゆっくり走ってくれます。

この日は私もK君もボロボロでした。

聞くとK君も昨夜高熱が出るは ひどい下痢になるは 死ぬかと真剣に思ったようでした。

でも何とか朝には動けるようになっていたみたいです。

私は秋山さんかムスタファに電話したら良かったのに!と言うと

そんなことも思い浮かばないくらい大変なようでした。

こういう時一人だと辛いですね~。

私達と同じホテルならば 何としてあげれたのにと。

私はいざとなれば主人がいるので でも いなくてもホテルの人に助けてもらうと思いますが。

私もいつもだれかを助けているせいか 困った時には必ず手を差し伸べてくれる人が出てきます。

必ずと言っていいほど 見ず知らずの人でも快く助けてくれるので どんな人も嫌いになれないのかもしれません。

 

話を戻して

基本モロッコの田舎には高速がありません。

私が知らないだけかもしれませんが マラケシュからカサブランカや カサブランカからフェズに行く

時以外は高速は見あたりませんでした。

ずっと田舎道です。

そんな道を走っているのと 四駆で乗り心地は今一だからもあり とてもつらいはずなんです。

本当ならベットで安静にしていないといけないのに 四駆で悪路を走る車に乗るなんて

余計に疲れますよね。

なのに・・・何故か少しづつですが楽になっていくんです。

そして車を走らせてしばらくすると・・・ムスタファの携帯が鳴り 何か女性と話しています。

どうやら奥さんらしい様子。

彼は電話を切り 満弁な笑顔で私にこう言います。

「私は本当はあなたの為にお祈りしたいけど 車の運転があるから出来ない

だから妻にマダムの病気が良くなるように アラーに祈るように電話してたんです。

そして今彼女から 1回目のお祈りをあなたの為に終えたからと電話がありました。

今日1日妻がお祈りしているから だからあなたは大丈夫です!」

と自信満々に言います。

え~わざわざ私の為に!!!とビックリ。

何より自信満々なのも驚きました。

アラーにお祈りするから大丈夫!絶対良くなるから!みたいな観じです。

そうなのか~?と思いながらも そこまでやってくれるのか・・・と心が暖かくなりました。

そのおかげもあり 道中は車窓を楽しめたし 何より車の中での会話も楽しかったです。

とても昨日の状態を想像できないくらいに 笑いながらの移動でした。

お腹を下しているので(私もK君も)トイレ休憩を何度も何度もしながらも

いつもみんな楽しそうにしていました。

そして色々とモロッコの人達の生活レベルの話や 色々な話をしていたんですが

なんせ私の英語力が・・・。

話したい事の半分も言えません。

もっとコミュニケーションを取るには 英語が・・・。

昔は仕事で英語を話していた頃もありました。

その頃の方が話せていたと思いますが ブランクが長かったせいか

言葉が出てこないは 相手が何を言っているのか分からないはで・・・。

単語の意味も出てこない!

もう一度勉強しなおそう!とこの時に強く思ったのでした。

 

つづく

 

 


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