ある日の夕方…
【二人組の万引きが逃げる姿】を見かけてしまった店主。
しかもその二人組の風体は、なんと!?【小学生の男子】
以下、偶然見てしまった出来事の顛末はこうである…。
★
ある日の午後、ちょっと外出した店主。
女将に頼まれた買い物も終え最後に立ち寄ったのは、帰り道の途中にある一軒のコンビニ。
コンビニに立ち寄ったのは…
毎週毎週『ゆめ』と『願望』と『欲望』を込めて購入しているサッカーくじ『BIG』を買うためである。
だが、哀しいかな…。店主に幸運の女神は『未だに微笑まず!?』
毎週、発表を見ながら肩を落としているのは“言わずもがな”の結末なのだが…。(ノ△T)
★★
店の前に立つとドアが開き、チャイムが鳴った。来店・退店を知らせるチャイムである。
パッと店内を見ると、レジに若い女性店員が1人と会計をしているお客さん1人。と、店主。
つまり、この段階でお店にはあわせて三人しか居なかったワケである。
店主はお店に入って直ぐ左奥にある機械のパネルを『♪ピッピッ』と操作。
出てきたレシートを持って清算、クジを受け取るべくレジの前に立った。
のだが…。
ちょうど入れ違いにレジの店員さんは 何か取りに行ったのか?
レジの後ろにあるバックヤードに入ってしまったのである。
『ありゃま!?(*_*)』と思いつつもレジの前に立ち、店員さんが出てくるのを待つ店主。
およそ、30秒が経過。店員さんは、まだ出て来ない。(-.-;)
と、その時…。入口の“チャイム”が鳴ったのを耳にする。
『誰か来たんだな』とその音を聞いて思ったが、店主の関心はその時…
【おねーちゃん、まだぁ~?(¬з¬)】って心理状態だったから、
入口に目を配る事はなく、まだレジの前に立ち店員さんを待っている状態のまま。
とその時、更に数回入口の“チャイム”が鳴る。その音でようやく気が付いたのか!?
店員さんがバックヤードから出てきて店主に気付き、
『スミマセン! お待たせしました!?』と言いながら対応し始めた。
この間の待ち時間は『およそ1分』程度と記憶している…。
お金を支払い、チケットが発券されるのを待つ間、
再び“チャイム”が鳴るのを耳にした瞬間、初めて入り口に顔を向け目撃した光景に
思わず驚き、目が釘付けになってしまった!?(◎o◎)
それは…。
【小学生4~5年生(?)と思われる男の子2人が、商品と思われる菓子を『手に掴んだまま』店を出て走り出す姿】だからだったのである!!
しかも、1人の男の子は店主と目が会った瞬間 、
『ヤバい!?』と言わんばかりの表情でお店から出て行ってしまったのだから。
思わず店内を見渡すと、他にお客さんの姿は見当たらなかった。
店員さんは気付いている『様子』すら見えない。
この時点で『この様子』に気付いていたのは、店主『だけ』であった。
★★★
『万引き』というのは今更、言うまでもなく 【犯罪】なのは皆さまもお分かりの事と思う。
だが、この『万引き』を犯罪として証明するのは事の他、難しい。
何故なら【現行犯】で無ければ逮捕・補導が出来ないからだ。
【『万引き現行犯』の定義】を考えてみると…
1 商品を『盗む意思』を持って店に来た者を特定し、
2 『盗む瞬間』を現認した上でその者の行動を追跡し、
3 レジで清算すること無く店外に出た者を『清算の意思が無い』と認定して、
初めて成立する犯罪だからである。
その為に、大手のスーパーや販売店では
【万引きGメン】と呼ばれる“専門職”を配して警戒しているのをご存知の方も多いであろう。
思わぬ状況を目撃した店主の『当時の心情』からすれば、
『オラー、このガキ共 何やってるかぁ―(;`皿´)と ノド元まで出掛かっていたのが本音である。
ホント、腹の立つ事この上なかった…。(;`皿´)
だが、それが出来なかったのは先に書いた【定義】が頭をよぎったからである。つまり…
店主が目撃したのは『3の店外に出た行為』だけで、
『1の認定』と『2の行為の現認』が出来ていない事に他ならないからである。
言い換えれば、限りなく疑いは濃いが『決定的な証拠(目撃)がない。』という事なのである。
★★★★
ここまでご覧になっている皆さまの中には、
『そんな事言っても、商品を掴んで出て行ったのなら それで十分“万引きの証明”になるじゃないか?』
と考える方も当然、いらっしゃると思う。
マトモな社会常識からすれば、それは最も【常識的な解釈】であろう。
店主も正直、そう思っている。
だけれど、果たして…!?
【確たる証拠や現認による確証が無いままに】騒ぎ立てたらどうだろうか?
相手の言い逃れに対して、こちらが怯んだりあやふやな回答をすれば、
たちまち立場は逆転してしまう。
なにしろ盗んだ現場を見ていないのだから。
良かれと思い、正義感に任せて行動に移した自分自身が『いつの間にか』悪者になってしまう危うさ。
実に悔しい思いだが、そこまでリスクを冒す勇気も店主にはなかったのである…。
★★★★★
過去に『カメラ屋』として物販に携わった経験から言わせてもらうと…。
『万引き』によって起きたロスをお店が取り戻すのは容易な事ではない。
店頭で表示されている『売価』とは?
簡単に言えば【原価+利益】の合計額であるのは、皆さまご存知だと思う。
【原価】はお店に並べる商品の仕入れ額で、コレを支払わなければ商品はお店に並ばない。
【利益】はお店の手取り分である。
これが無ければ働く人の人件費は勿論の事、お店を維持・運営する諸経費を得る事が出来ない。
商品によって【原価と利益】の比率はまちまちではあるが、こうした商品を数多く売る為の『苦労・工夫・努力』をしてお店の経営は成り立っているのである。
『万引き』とは…。こうしたお店の努力と苦労を破壊する
【静かな略奪行為】そのものなのである。
ここからは店主の個人的な意見として述べるが、
『万引きした者』に対する処罰が余りにも軽いように思っている。
捕まえた際、警察に通報し対処するのは勿論の事だが、
年齢に関係なく『家庭裁判所・簡易裁判所』による裁きを受け【罰金】もしくは【社会奉仕】による制裁が必要ではないか?と思っている。
悪質な事例には【懲役】もあり。と言うか必要。
成年なら実名・顔写真公表も含まれる。当然である。
社会人として『しては成らぬ事』をしたのだから。
繰り返し言う。【万引きは犯罪】なのだから
その後チケットを受け取りコンビニを出て、クルマで自宅へ向かった店主。
100メートル走った先の信号で自転車を押す件の小学生2人を再び見つけた。
手には先程見かけた菓子の袋が握られており、1人は既に袋を開け 中身を口に運びながらお互い笑顔であった…。
青信号の車道を少しスピードを落としながら横目でその様子を見ながら通過する店主。(¬з¬)
一言 呟く…。
『オイ、ガキ共よ~ 盗んで食ってる菓子はさぞかし美味いよなぁ~』と。
(-"-;)
帰っても暫くは『ムカつき』の止まらなかった
店主なのでありました…。
(;`皿´)
【二人組の万引きが逃げる姿】を見かけてしまった店主。
しかもその二人組の風体は、なんと!?【小学生の男子】
以下、偶然見てしまった出来事の顛末はこうである…。
★
ある日の午後、ちょっと外出した店主。
女将に頼まれた買い物も終え最後に立ち寄ったのは、帰り道の途中にある一軒のコンビニ。
コンビニに立ち寄ったのは…
毎週毎週『ゆめ』と『願望』と『欲望』を込めて購入しているサッカーくじ『BIG』を買うためである。
だが、哀しいかな…。店主に幸運の女神は『未だに微笑まず!?』
毎週、発表を見ながら肩を落としているのは“言わずもがな”の結末なのだが…。(ノ△T)
★★
店の前に立つとドアが開き、チャイムが鳴った。来店・退店を知らせるチャイムである。
パッと店内を見ると、レジに若い女性店員が1人と会計をしているお客さん1人。と、店主。
つまり、この段階でお店にはあわせて三人しか居なかったワケである。
店主はお店に入って直ぐ左奥にある機械のパネルを『♪ピッピッ』と操作。
出てきたレシートを持って清算、クジを受け取るべくレジの前に立った。
のだが…。
ちょうど入れ違いにレジの店員さんは 何か取りに行ったのか?
レジの後ろにあるバックヤードに入ってしまったのである。
『ありゃま!?(*_*)』と思いつつもレジの前に立ち、店員さんが出てくるのを待つ店主。
およそ、30秒が経過。店員さんは、まだ出て来ない。(-.-;)
と、その時…。入口の“チャイム”が鳴ったのを耳にする。
『誰か来たんだな』とその音を聞いて思ったが、店主の関心はその時…
【おねーちゃん、まだぁ~?(¬з¬)】って心理状態だったから、
入口に目を配る事はなく、まだレジの前に立ち店員さんを待っている状態のまま。
とその時、更に数回入口の“チャイム”が鳴る。その音でようやく気が付いたのか!?
店員さんがバックヤードから出てきて店主に気付き、
『スミマセン! お待たせしました!?』と言いながら対応し始めた。
この間の待ち時間は『およそ1分』程度と記憶している…。
お金を支払い、チケットが発券されるのを待つ間、
再び“チャイム”が鳴るのを耳にした瞬間、初めて入り口に顔を向け目撃した光景に
思わず驚き、目が釘付けになってしまった!?(◎o◎)
それは…。
【小学生4~5年生(?)と思われる男の子2人が、商品と思われる菓子を『手に掴んだまま』店を出て走り出す姿】だからだったのである!!
しかも、1人の男の子は店主と目が会った瞬間 、
『ヤバい!?』と言わんばかりの表情でお店から出て行ってしまったのだから。
思わず店内を見渡すと、他にお客さんの姿は見当たらなかった。
店員さんは気付いている『様子』すら見えない。
この時点で『この様子』に気付いていたのは、店主『だけ』であった。
★★★
『万引き』というのは今更、言うまでもなく 【犯罪】なのは皆さまもお分かりの事と思う。
だが、この『万引き』を犯罪として証明するのは事の他、難しい。
何故なら【現行犯】で無ければ逮捕・補導が出来ないからだ。
【『万引き現行犯』の定義】を考えてみると…
1 商品を『盗む意思』を持って店に来た者を特定し、
2 『盗む瞬間』を現認した上でその者の行動を追跡し、
3 レジで清算すること無く店外に出た者を『清算の意思が無い』と認定して、
初めて成立する犯罪だからである。
その為に、大手のスーパーや販売店では
【万引きGメン】と呼ばれる“専門職”を配して警戒しているのをご存知の方も多いであろう。
思わぬ状況を目撃した店主の『当時の心情』からすれば、
『オラー、このガキ共 何やってるかぁ―(;`皿´)と ノド元まで出掛かっていたのが本音である。
ホント、腹の立つ事この上なかった…。(;`皿´)
だが、それが出来なかったのは先に書いた【定義】が頭をよぎったからである。つまり…
店主が目撃したのは『3の店外に出た行為』だけで、
『1の認定』と『2の行為の現認』が出来ていない事に他ならないからである。
言い換えれば、限りなく疑いは濃いが『決定的な証拠(目撃)がない。』という事なのである。
★★★★
ここまでご覧になっている皆さまの中には、
『そんな事言っても、商品を掴んで出て行ったのなら それで十分“万引きの証明”になるじゃないか?』
と考える方も当然、いらっしゃると思う。
マトモな社会常識からすれば、それは最も【常識的な解釈】であろう。
店主も正直、そう思っている。
だけれど、果たして…!?
【確たる証拠や現認による確証が無いままに】騒ぎ立てたらどうだろうか?
相手の言い逃れに対して、こちらが怯んだりあやふやな回答をすれば、
たちまち立場は逆転してしまう。
なにしろ盗んだ現場を見ていないのだから。
良かれと思い、正義感に任せて行動に移した自分自身が『いつの間にか』悪者になってしまう危うさ。
実に悔しい思いだが、そこまでリスクを冒す勇気も店主にはなかったのである…。
★★★★★
過去に『カメラ屋』として物販に携わった経験から言わせてもらうと…。
『万引き』によって起きたロスをお店が取り戻すのは容易な事ではない。
店頭で表示されている『売価』とは?
簡単に言えば【原価+利益】の合計額であるのは、皆さまご存知だと思う。
【原価】はお店に並べる商品の仕入れ額で、コレを支払わなければ商品はお店に並ばない。
【利益】はお店の手取り分である。
これが無ければ働く人の人件費は勿論の事、お店を維持・運営する諸経費を得る事が出来ない。
商品によって【原価と利益】の比率はまちまちではあるが、こうした商品を数多く売る為の『苦労・工夫・努力』をしてお店の経営は成り立っているのである。
『万引き』とは…。こうしたお店の努力と苦労を破壊する
【静かな略奪行為】そのものなのである。
ここからは店主の個人的な意見として述べるが、
『万引きした者』に対する処罰が余りにも軽いように思っている。
捕まえた際、警察に通報し対処するのは勿論の事だが、
年齢に関係なく『家庭裁判所・簡易裁判所』による裁きを受け【罰金】もしくは【社会奉仕】による制裁が必要ではないか?と思っている。
悪質な事例には【懲役】もあり。と言うか必要。
成年なら実名・顔写真公表も含まれる。当然である。
社会人として『しては成らぬ事』をしたのだから。
繰り返し言う。【万引きは犯罪】なのだから
その後チケットを受け取りコンビニを出て、クルマで自宅へ向かった店主。
100メートル走った先の信号で自転車を押す件の小学生2人を再び見つけた。
手には先程見かけた菓子の袋が握られており、1人は既に袋を開け 中身を口に運びながらお互い笑顔であった…。
青信号の車道を少しスピードを落としながら横目でその様子を見ながら通過する店主。(¬з¬)
一言 呟く…。
『オイ、ガキ共よ~ 盗んで食ってる菓子はさぞかし美味いよなぁ~』と。
(-"-;)
帰っても暫くは『ムカつき』の止まらなかった
店主なのでありました…。
(;`皿´)