出前授業Ⅱ

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鶉野飛行場跡地の紫電改(3)

2019-09-06 04:16:25 | 日記

 

戦時中鳴尾や姫路で生産されていた海軍の戦闘機紫電改は

兵庫県の現加西市でも造られていたそうです

鶉野(うずらの)町にその飛行場があり今も保存されています

その鶉野飛行場跡地に今年6月、紫電改の実物大模型が展示されました

大阪からバイクで見に来ました

当時の格納庫を模した建物の中に展示してあり月に複数回の公開が

ありますが、普段は透明のシャッター越しに中が覗けます

機体長10m、翼長12mの原寸大レプリカですから

その大きさや実際のディテールを感じとれます

2000馬力だったという誉エンジンと可変ピッチ4翅プロペラ

星型12気筒エンジンの排気口と水滴型の風防

&機銃筒と黄色の味方識別マーク

プラモを作ったことのありる人なら興味深い引き込み式主脚周り

油圧装置と脚カバーを閉じる装置

巻いてぶら下がっているのは展示照明用の電源コードと思いますが

夜間の整備には実際にこんな風にコードが吊ってあったかも、、

前主輪  ホイールも何かの流用ではなく再現されていますね

プラモではいくら削ってもこの主脚カバーの薄さは表現できません

車止めも再現されたものでしょうか

空戦時には投下される燃料増槽タンク

翼内の20mm機銃4丁 携行弾は900発だったそうです

左から順に右へ見ていきます

オイルクーラー空気取り入れ口

増槽の切り離し装置

引き込み脚格納庫内の配管も再現されていますね

1/72プラモでは再現しにくいところです

ブレーキホースも意外と細いですね

プラモでの再現では倍近い大きさになりますね

油圧ダンパーやヒンジも実際の大きさはこうだったのか、、

空気取り入れ口内の支柱も見えますね

板金も大変だったでしょう

模型ファンにはたまりません

紫電改とバイク比  当時なら陸王ですね

格闘戦や空母着艦時に効果絶大だったという自動空戦フラップ

これはこの模型でも電動で動くらしいです

こうして見ると赤とんぼのようです

カラーコーンが似つかないなあ 

鉛筆画も展示してありました

離陸時左に傾く欠点のあった中翼の紫電の特徴をつかんでいますね

中翼のための長い脚で故障も多く使いずらかったようです

低翼の紫電改になって格段に性能が向上したようです

この機があと100機あったら日本は戦争に勝っていたかも

とも言われた高性能機だったそうです

でも戦争はまっぴらごめんです  航空機は平和利用してこそ価値がありますね

地元のお祭りは当時からあったものでしょう

紫電改またね。

平日で他に見学者がいなかったので一人でゆっくり見て撮れました

当日の飛行場上空の夏雲

こんな風に出撃して行ったのかなあ

暗雲たちこめの雰囲気

他に遺跡も見れるようです

ウズラノ少尉が送迎

さて、大阪に帰りましょう

不意にスマホナビケースが外れました だいぶ傷んできました

たまには整備が必要ですね 応急修理して出発

近くに自衛隊駐屯地がありました

寄って見ると

よく見るトラックの他に

見たことのない車両がいました

迎撃ミサイルの発射用ですか?

さてさて帰路につきますよ

つづく、、、。