12/22(月)神戸・西神中央にある「西神戸医療センター」に行った。口腔内に4月以来できている「下口唇粘液嚢胞」切除手術の為、紹介状を持って口腔外科に行った。手術の日程を決定した。初診料308点、自己負担3割¥920。
【粘液嚢腫とはどんな病気か】
同じ病名で呼ばれる2つの異なる病気があります。ひとつは手足の指にできる指趾(しし)粘液嚢腫で、爪の付け根近くの皮膚に生じる半透明なしこりです。
もうひとつは口腔粘膜(こうくうねんまく)粘液嚢腫で、主に下唇の粘膜側に生じる半透明のしこりです。いずれも内部にゼリー状の粘液が入っています。
【原因は何か】
指趾粘液嚢腫は、関節内の潤滑剤である滑液(かつえき)が周囲組織内に漏れ出た結果、皮膚に貯留し嚢腫を形成したものと考えられます。
一方、口腔粘膜粘液嚢腫は、外傷により小唾液(だえき)腺(唾液をつくる小さな組織で、口のなかにはあちこちに多数ある)の導管(唾液を運ぶ管)がふさがり、内容物がたまって生じます。
【症状の現れ方】
指趾粘液嚢腫は手足の指の背面(爪と同側)で、爪の付け根とDIP関節(指の先端から数えて一番目の関節)との間に生じます。大きさは数mm~1cm程度で半透明のドームのように盛り上がったしこりです(図87)。DIP関節背面に生じ、皮膚の表面に変化のないしこりは、本体は粘液嚢腫と同じですが、ガングリオンと呼ばれることもあります。
口腔粘膜粘液嚢腫は下唇の裏側の粘膜に発生しやすく、透明感のあるドームのように盛り上がったしこりをつくります(図88)。表面は白くふやけていることも多いのですが、逆に周囲よりも赤く見える場合もあります。
【検査と診断】
通常、見た目で診断できます。穿刺(せんし)(針を刺す)すればゼリー状の粘液が排出されます。
【治療の方法】
診断が確定していれば、放置しておいて差し支えありません。指趾粘液嚢腫は自然に治る傾向がほとんどないため、治療の希望があれば外科的に切除します。しかし、口腔粘膜粘液嚢腫は自然に消えていくことがまれでないため、無治療で経過観察するのもよい方法です。早く治したい場合には切除します。
粘液嚢腫に気づいたらどうする
皮膚科専門医を受診し、診断を確定したうえで、治療するかどうかを相談してください(口腔内は口腔外科でも良い)。
★gooヘルスケア「粘液嚢腫」:http://health.goo.ne.jp/medical/search/10OH1200.html
★西神戸医療センター:http://www.nmc-kobe.or.jp/
所在地:〒651-2273神戸市西区糀台5丁目7番地1、TEL:078-997-2200 (代表)/ FAX:078-997-2220 、交通機関:JR、阪急、阪神電車三宮駅より市営地下鉄30分・西神中央駅下車徒歩5分、建物構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、地下1階、地上10階 (延床面積38,000平方メートル)、病床数:475床、一般病床425床(うちICU、CCU10床)、結核病床50床、診療科目:内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、免疫血液内科、精神・神経科、小児科、外科・消化器外科、乳腺外科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、放射線科、歯科口腔外科、施設整備:神戸市、運営:一般財団法人 神戸市地域医療振興財団、開院日:平成6年8月1日
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【粘液嚢腫とはどんな病気か】
同じ病名で呼ばれる2つの異なる病気があります。ひとつは手足の指にできる指趾(しし)粘液嚢腫で、爪の付け根近くの皮膚に生じる半透明なしこりです。
もうひとつは口腔粘膜(こうくうねんまく)粘液嚢腫で、主に下唇の粘膜側に生じる半透明のしこりです。いずれも内部にゼリー状の粘液が入っています。
【原因は何か】
指趾粘液嚢腫は、関節内の潤滑剤である滑液(かつえき)が周囲組織内に漏れ出た結果、皮膚に貯留し嚢腫を形成したものと考えられます。
一方、口腔粘膜粘液嚢腫は、外傷により小唾液(だえき)腺(唾液をつくる小さな組織で、口のなかにはあちこちに多数ある)の導管(唾液を運ぶ管)がふさがり、内容物がたまって生じます。
【症状の現れ方】
指趾粘液嚢腫は手足の指の背面(爪と同側)で、爪の付け根とDIP関節(指の先端から数えて一番目の関節)との間に生じます。大きさは数mm~1cm程度で半透明のドームのように盛り上がったしこりです(図87)。DIP関節背面に生じ、皮膚の表面に変化のないしこりは、本体は粘液嚢腫と同じですが、ガングリオンと呼ばれることもあります。
口腔粘膜粘液嚢腫は下唇の裏側の粘膜に発生しやすく、透明感のあるドームのように盛り上がったしこりをつくります(図88)。表面は白くふやけていることも多いのですが、逆に周囲よりも赤く見える場合もあります。
【検査と診断】
通常、見た目で診断できます。穿刺(せんし)(針を刺す)すればゼリー状の粘液が排出されます。
【治療の方法】
診断が確定していれば、放置しておいて差し支えありません。指趾粘液嚢腫は自然に治る傾向がほとんどないため、治療の希望があれば外科的に切除します。しかし、口腔粘膜粘液嚢腫は自然に消えていくことがまれでないため、無治療で経過観察するのもよい方法です。早く治したい場合には切除します。
粘液嚢腫に気づいたらどうする
皮膚科専門医を受診し、診断を確定したうえで、治療するかどうかを相談してください(口腔内は口腔外科でも良い)。
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★西神戸医療センター:http://www.nmc-kobe.or.jp/
所在地:〒651-2273神戸市西区糀台5丁目7番地1、TEL:078-997-2200 (代表)/ FAX:078-997-2220 、交通機関:JR、阪急、阪神電車三宮駅より市営地下鉄30分・西神中央駅下車徒歩5分、建物構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、地下1階、地上10階 (延床面積38,000平方メートル)、病床数:475床、一般病床425床(うちICU、CCU10床)、結核病床50床、診療科目:内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、免疫血液内科、精神・神経科、小児科、外科・消化器外科、乳腺外科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、放射線科、歯科口腔外科、施設整備:神戸市、運営:一般財団法人 神戸市地域医療振興財団、開院日:平成6年8月1日
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