ラムタラ〔牡14才、父Nijinsky(ニジンスキー)、母Snow Bride(スノーブライド)、母の父Blushing Groom(ブラッシンググルーム)〕は1992年2月2日生まれ、牡、栗毛、Gainsborough Farm Inc.(米国)産。名前はアラビア語で「けっして見ることはない神の力」。1994年8月12日2歳時に英国でデビュー戦ワシントンシンガーSを勝利。その半年後の1995年3歳にて英ダービーに向けての調整中に肺の感染症を発症。3歳初戦はぶっつけで1995年6月10日
英ダービー(GⅠ)に望み6番人気ながら、2分32秒31のレコードで優勝。続く7月22日
キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス (GⅠ)でもペンタイアを初めとする名馬を破り優勝。そして10月1日
凱旋門賞(GⅠ)も見事に制して、
ミルリーフ以来24年ぶりの近代欧州三大レースを無敗で三冠を達成。1995年カルティエ賞最優秀3歳牡馬。
4戦4勝の成績で「神の馬」「奇跡の馬」とも言われた。ラムタラ(Lammtarra)は偉業達成後、即引退し1996年欧州で1年の種牡馬生活を送った。その後株式会社ジェイエスが日本に導入。名馬ニジンスキーを父に持つ血統も評価され、北海道・日高の「シンジケート・ラムタラ会」(矢野秀春会長)が当時輸送保険金などを含め3,000万ドル(約33億円)で購入され話題となった。日本競馬史上最高の44億2,800万円(1株1億800万円×41株)の
シンジケートが組まれた。
1997年から日本で種牡馬入りしたラムタラは、新ひだか町の牧場「
アロースタッド」で種馬として活躍し、昨年まで714頭に種付けした。初年度は112頭だった種付け頭数も、1997~2001年には毎年90頭以上の交配牝馬を集めていたが、年々減少し、昨年度は57頭まで減少し、今年の交配は31頭にとどまっていた。今年の種付けを最後に英国に売却されることになった。金額は24万ドル(2,760万円)。購入価格の125分の1での売却だが、当然745頭の種付け料で利益を上げての売却。ラムタラの英国への売却は、6月中旬に行われたシンジケートの臨時総会における書面決議で決定し、7月3日に明らかになった。
産駒成績は不振で、気性難や体質の弱さが災いして成績は上がらず、中央競馬の重賞レースで勝ったのは
メイショウラムセス(19戦6勝GⅢ2002.10.19富士S:平地競争)、
ミレニアムスズカ(16戦4勝JGⅢ2002.9.14阪神ジャンプS:障害競争)の2頭で2勝だけだった。他に
マルカセンリョウ(53戦21勝=中央10戦1勝・障害4戦0勝・地方39戦20勝:かきつばた記念、名古屋大賞典)、ロイヤルエンデバーなどごく少数。9月に日本を出発する。
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