はっきり言って、装蹄にいい事なんか何にもない、と思う、それをまとめると。
なのにずるずる装蹄が続いている、というか、しなくちゃならない、という刷り込みになっているのには色々理由があります。
1.結局素人がこの世界を牛耳っていて、しかも、それに「昔からこうだから」という裏付けがある。エビデンスはないにもかかわらず。
これは、今の馬ビジネス全般に言えることですが、牛耳っているのは競馬上がりの人間・馬術部上がりの人間・馬を長く扱ってきました、という人間でありまして、動物を科学的に論理的にみることができる人間が介入できていないんです。要するに、獣医師が何の役にも立ってない。情けない話よのう・・・・・。
まあ、信用されないのは当然で、獣医は診断はします。跛行がどうした、その部位はここで、とか。しかーし、その原因、さらに言うと治療、全くもって役立たず。せいぜい「休馬」程度の指示しか出せない。こんなんで信頼されるわけないですよ。小動物臨床医である当方、今まで、自馬を馬の獣医が診てまともになんとかなった試しなし。薬もめちゃくちゃ・診断もめちゃくちゃ・指導もめちゃくちゃ、一体こいつら何なんだよ~~~??なんですわ。
馬については、どの薬をどうやって使うのか、というガイドラインすらまともに確立されていない。大動物用の薬はありますけどね、馬についてどんな薬をどのように使うのか、全く見えていない。未開の原野ってやつでね。徒手空拳で病気と闘えるかっつの。
こんなことを書くと、馬の先生から激反論が来るかもしれないけどさ、確かに、馬の獣医師が書いているブログ等も読みました。手術手術の日々、ごくろーさんでございます。そんな手術をしなくて済むように、どうすればいいのか、とか、なぜ、こんなに手術件数が多くなってしまうのか、という考察が全くない。バカじゃない??手術なんぞしなくて済むように指導するのが、本来の獣医の仕事なんじゃあないの???しかもさ、手術等外科処置したら、絶対に必要な抗生剤について、未だにセファロチン?何考えてるんだ????
どタマに来て、自分で考えました。で治療しました。安全で確実に有効な合成抗菌剤があります。教えませんよ、獣医の皆さん。知りたきゃ、ウマ科学会の総会論文を当たってくれ。聞いてくださってもいいですけど、メールなら教えませーん。
長くなっちゃったので、続く。
私は、子供のころから馬という生き物が好きで、既婚ですが子供がいないので、早期退職して田舎暮らしをしつつ飼育しています。
ネットや実際に個人で飼っている人、獣医さんから教えて貰うなどしていますが、迷うことばかりです。
今後もどうぞよろしくお願い致します。
とにかく馬や牛業界は、汚すぎます。大動物だからテキトーでいい、という管理は絶対にするべきではありません。
そちらのクラブでは、どうやら蹄疾患が多発しているようですが、クラブのせいではありません。その疾患を持ち込んでいるのは。装蹄師、具体的には、装蹄の道具です。全く消毒もせずに削蹄を行うから、蹄病が広がってしまうんですね。その正体は突き止められましたので、ウマ科学会等々で報告する予定ですが。できれば、削蹄直前にもアルコール消毒を行った方がいいです。
但し、いったん蹄疾患になってしまったら、薬を内服しなければ治すことはできません。消毒等の外用は、それ以上の感染を防止する程度の役にしかたちません。
残念ながら、今、馬・牛・動物園の宥蹄動物に蹄病は蔓延しています。世界的にそうらしいです。広げているのは装蹄師で、解決できないのは獣医が悪いです。解決の道筋はしかし、見えましたので、今後それを広めていきたいと思っています。これは、獣医療ですから、獣医が介入しなければなりません。
かけた後、そのままでいいのか悩みましたが、食べても安心なものらしいので、馬房に入れてそのままにしました。
これでよかったのでしょうか?