ハミなし頭絡で楽しい馬生活!日本ビットレスブライドル協会

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乗馬の「技術」について、思う事1

2020年12月20日 | 馬とヒトのトレーニング

 ハミなし頭絡を販売し始めた頃に考えていたのは、単純に「なーんて便利な道具なんでしょ、こりゃあ売って広めたほうがいいわ」という「王様のアイディア(ってアイディアグッズを集めた店が昔あったんですよ)」的な発想でして、それがかくもひどい反発(特に指導者や上級者)を食うとか、乗馬クラブから拒絶されるとか、全く考えていなかったんですよ。それに対して考えたのは、「結局乗馬クラブって何がしたいんでしょうか?」という疑問。とにかくパワハラ指導がまかり通ってるわ、事故が起きてもほっかむりだわ(そして、大事故はうんざりするほど多い。こないだも歌手の方が大怪我されてましたよね、のにクラブ側の謝罪はなし。どうなってんの?)、やたら金は取るは・・・・・。まあ、最近は、クラブ様にもぼちぼち売れるようになってはきたんですけどね・・・・。

 というか、例えば事故率一つとっても、どうすれば事故が減るのか、真剣に考えているとは到底思えない、わけですよ。

 で、一方では、購入を希望される方等々から、あれやこれや相談というか、愚痴を聞くことが増えてしまいまして。要するに「一生懸命練習してる筈なのに、ちっとも上達しない」「馬が怖い」「楽しくない」等々・・・。習ってる方のこうした悩みが放置されちゃうから、皆さん数年でやめちゃうんですよね。企業経営の第一歩は「リピーターを増やす」事の筈なんですけど、こと乗馬クラブについては、ころころ客を入れ替えて「入会金」を取るぞ、が目的なんですかね、と思ってしまう。入会金というのは、一番原価率の低い(¥0ですから)金で、維持経費がやたら掛かる(とされている)乗馬クラブではかなり大きな金らしいんですけども。
 某最大手の乗馬クラブの入会勧誘なんか、どこかの悪徳エステサロン並みの強引さで、ホント、ビックリしたもんです。無料だとかいって体験乗馬で客をおびき寄せて、その後1時間以上べらべらやって勧誘する。知り合いの人(入会せず)は、それを食らって「その日はその後予定があったのに、いついつまでも引き止められて閉口した」なんて言ってましたから。

 乗馬を習っている方が愚痴をおっしゃるとき共通しているのが「自分は下手だから、馬が言う事を聞いてくれないのでは」とか「下手だから、馬が暴れるのでは」という推理、というか、自己卑下というか。何年も習ってて、どうしてこうなってしまうのか?一方では、上級者(と思っているらしい人々)は、まあ周りを見下す。「何十年も乗って、やっと一人前」とかね。それに付き合わされる馬の身になってみろと思うんですけども。

 にしても、一番問題なのは「楽しくない」「馬が怖い」です。どうやって解決すればいいのか?


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