うどんやラーメンなどの食べ歩きと旅のブログ2

国内・海外問わず旅が好きです。以前のブログが、無料容量限界に達したのでその続きです。

2024年3月_東京都八丈島への旅(東海汽船フリープラン)その3

2024年12月31日 | 旅行

 八丈島滞在2日目です。雨だす、おお雨だす。明日の朝は、レンタカー返却で港に向かうので、観光は今日限りとなります。そんなことより、明日の朝、船が出ないと島抜けができないのであります。明日の朝、船が出るためには、今晩竹芝桟橋から船が出航しないといけないということであります。(折り返しになるため)

 心配してもしかたないので、朝ごはんにします。普通に美味しい朝食です。(満足です)

 雨が激しいので、なるべく室内の施設を考えたところ、朝いちばんは「八丈島歴史民族資料館」に決定です。元々の資料館は改修中で、現在(2024年3月現在は、八丈支庁の一画を間借りしています)

 企画展示コーナー(パネル展示のみ)は無料ですが、本展示は有料です。といっても100円というお得価格です。間借りの展示場なので、全体のほんの一部しか展示されていないとのことです。

 ひょっこりひょうたん島ですね。すいすいとは動きませんけど。(知っている人は分かる)左が三原山で、右が八丈富士です。火山が2つ連なった地形というのが良く分かります。古い火山の方の三原山は水が豊富なので、人は暮らしやすいでしょう。三原山のポットホール散策路を歩いてみると、綺麗な水が流れているのを見ることができます。

 島では昔から焼酎作りが盛んです。N村も、酒店で「情け嶋」を土産に買いました。(もちろん瓶です)

 八丈島といえば「鳥も通わぬ八丈島」といわれるほど本土から離れており、江戸時代は流刑の地となっていました。初めは流刑者は伊豆七島全体に送られていましたが、伊豆大島は本土に近く小さな離れ島は島人・流人ともに大変だったので、寛政8年(1796年)に、新島・三宅島・八丈島のみになったとのことです。江戸自体の小型の木製帆船では、八丈島に行くことは大変だったのだろうと思われます。

 服部屋敷の太鼓太鼓が、午前中10時のみ開演があるということを聞いてはいたのですが、歴史民俗資料館で丁寧な説明を聞いてしまったので、時間はすでに10時を回ってしまいました。島の歴史等についていろいろいと聞けたので、それはそれで有意義だったなとは思います。

 せっかくなので、服部屋敷に向かいます。観覧料は350円とのことですが、すでに樫立踊り八丈太鼓の演技は終わっていました。

「見学したいのですが」

「もう終わったので、自由にどうぞ」(無料で見学させていただきました)

「新婚さんいらっしゃい」の撮影があったようです。

 このステージで収録が行われました。

 八丈太鼓は明日もやってますよといわれたのですが、残念ながら明日は島を離れなければなりません。かなりの雨の中、裏未見ヶ滝に向かいます。

 雨は降ってますが、うっそうと茂っているので雨が直接当たらないのは有難いです。風があるし、傘をさすのは難しそうなので、帽子をかぶって上っていきます。

 15分ほどあるくと、一番奥まっているところに到着しましたが、滝らしきものは見られません。ここなのか? ここが裏見ヶ滝で正解のようですが、残念ながら滝にはなっていませんでした。

 裏見ヶ滝のすぐ近くにはハート岩があるので、見逃さないようにしましょう。ハートに見えますでしょうか。

 多少濡れましたが、大したことはありませんでした。無料の足湯があるので、向かいます。島の南部には、いくつかの日帰り温泉施設があります。300円から500円という、お得価格で利用が可能です。

 足湯に向かう途中にも温泉施設がありましたが、これは閉鎖していました。

 足湯は無料で利用できます。午前11時から午後9時までです。

 気持ちええですー、足ふき用のタオルは持参した方がいいです。

 しかーし、雨風はますます強くなってきています。

 昼飯にしましょう。スーパーを訪問です。

 島寿司がないかな?と思って探したのですが、ありませんでした。(伊豆大島のスーパーで買って食べたら美味かった)代わりに炒飯を選択(特に八丈島でなくても良さそうだが)

 せっかくなので、八丈島の特産らしき「八丈島ジャージーフルーツ」と「八丈島ジャージープリン」を同時に購入です。

 このプリン、激うまですわ。くりびつてんぎょう(びっくりぎょうてん)の美味さです。熱海の街では、プリンに大行列ができていて、買うのも大変そうだったので食べていませんが、ここのプリンは絶品なのに行列なしで買えるのです。

 観光地は、総なめしようというポリシーなので、南原千畳岩海岸に向かいます。

 溶岩流が固まってできた溶岩台地のことで、天気がいいと良い風景を堪能できるのでしょうが、大波がざぱーんと押し寄せるので、近づくと危険であります。

 BBQ場もあるので、島民の憩いの場所となっているようです。

 八丈富士の中腹までは車で上ることができます。観光牧場があるので、行ってみましょう。

 車で上るので、多少の雨風はあっても問題はないのですが、果たしてやっているのか? 電気は消えてそうな雰囲気です。こんな風雨の中、来る人も少ないとは思うのですが‥

「すいません、やってますか?」

「どうぞ、お客さんが来ないので電気を消してました」

「今日は、牛はいないのでしょうね」

「雨風が強いので、隠れているかもです」

 姿が見えなかったうっしー君達ですが、人の気配を感じたのか姿を現してくれました。(接客がいい牛ですね)

 八丈富士には展望台があるので、行ってみましたが強烈な風が吹いていて、車から出るのが危険なため写真だけです。もちろん、なにも見えません。

 最後にとっておいた八丈植物園に向かいますが、相変わらず風雨は強いです。夕方から天候は回復するという予報でしたが、まだダメなようです。

 展示館・温室・室外の植物園があるのですが、駐車場を含めてすべて無料です。

 八丈島の蝶です。(見れば分かるだろう)

 八丈島の鳥です。(これも、見れば分かるだろう) あれ、「アカコッコ」って、確か空港の飲食店の名前だったような。そうか、鳥の名前やったんや。

 温室の中ではバナナがなっています。ちなみに、バナナの木というものはなく、草の一種に分類されます。

 八丈島では、必ず見たい動物がいます。そうです「八丈島のキョン」です。がきデカで一躍有名になった小型の動物で、シカの一種です。原産地は中国や台湾ですが、房総半島では野生化したキョンが繁殖して、問題になっています。繁殖力が強い動物で、一度野に放たれると駆除はなかなか難しいようです。

 八丈島の南部は、温泉施設がいくつかあるので、行ってみましょう。この「ふれあいの湯」は、入浴料300円にもかかわらず、シャンプー・リンスが完備されており、露天風呂まであります。

 温泉で、あったまったわー。宿の食事は「島寿司」です。おー、これが食べたかったのです。唐辛子醤油に漬けたネタにからしが付いている寿司で、伊豆七島や小笠原で食べられています。(ワサビは使わない)これが、美味いのなんのって。

 明日は島抜けしないといけません。欠航になると、その先の日程にも影響が出て、非常に困ったことになります。ネットで調べてみたら、「条件付き出航」となっています。今晩の竹芝桟橋⇒八丈島便が出航しないと、明日の折り返し便が到着とないという事態に陥ります。はたしてN村の運命やいかに。


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