1月25日の昼下がり、FT8も『お馴染み局』ばかりになって、気分転換に7MHzのCWへモードチェンジ。当初は、『599TU式』で『打ち逃げ』してやろう・・・と思い、1エリアの強力な局を見つけ、コールしてみましたが・・・。
【写真:過去の送信電文原稿の控えが、救ってくれ無事QSO完了】
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◆送信してみない限り、成功体験は積めません・・・を実感。
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1エリアの局からリターンがあり『BK』を打つつもりが『DO』、
つまり『ホレ』を打ってしまい、『あっちゃー、やってしまった!』。
案の定、先方さんは『コンニチハ オオタサン シンゴウハ・・・』です。
(過去のログで確認なさったようです、hi)
たまたま、過去にQSOいただいた局だったので、
QSOパーティで活躍した、
『ホンネンモ ヨロシク オネガイシマス』の送信電文原稿が手元にあり、
何とか、恰好がつきました。
最初は、もう、一瞬、頭の中が真っ白に・・・。
私は、ヘッドコピーなど『まだまだ』で、
予め、送信電文原稿をいくつか作っておき、
符号をなぞりながらの送信です。
OM各局からは『そんな、符号をなぞっていてはだめだ』とか言われますが、
表面には出さないものの『常にけんか腰?』でせっかちな私は、
『まぁ、仰せのことはわかりますが、
頭がついてこない以上、仕方がないでしょう』と、
あんまり気にせず、相変わらず『符号をなぞって』やっています。
とはいえ、案外『ワンパターン・フレーズ』が多いことに気づき、
『これって、語学学習の読む・聞く・書く・訳すにそっくりだ』と、
感じました。
なぞり送信も、数を重ねていけば、
『なぞらなくても打てるフレーズが増えた』のも発見でしたねぇ。
・学生時代、英語の音読していたら、教科書の見開き程度は丸暗記できた
中・高校時代の英語では『ほとんど勉強などやらず音読のみ』で、
まぁ、60点くらいは取れる・・・のを、今になって思い出しました。
あるOMは『成功体験を積むこと』を何度も繰り返し仰せです。
先週も書いた通りローカルのCWクラブにも、一時期在籍しましたが、
おおかたの活動が『ロールコール命』みたいな雰囲気で、
もともと、クラブ嫌い&ロールコール嫌いだったのと、
『そのうち、できれば夏ごろにお試しキー局をやってみないか』と言われ、
『いやいや、お気持ちはわかりますが、Esシーズン間近で、
昨年もロールコールに時間を割いた結果、
DX取りこぼしが思った以上に多く(これは、かなり痛かった!)、
申し訳ないですが、遠慮させていただきます』と、お断りしました。
ロールコールでは、確かに和文の基礎は学べました。
とはいえ、
毎日どこかでロールコールをやっているので出てくれって・・・。
そんなに、毎日毎日、ロールコールやって『何が目的なん?』と感じます。
ロールコール参加を続けたら、
必ず『仲間内のなぁなぁ』になって潰れていくのが目に浮かびます。
・送信しないことには、絶対に成功体験のきっかけはつかめない
・送信して、リターンをもらって、
ときどき頭が真っ白にならないと勉強しない
・送信して、頭が真っ白になったら『何が苦手なのか』が見えてきた
・やみくもに、受信練習しても、しんどいし苦痛
では、こんな調子で『どうやって交信してんのか・・・?』
本当ならば、聞き取って、文字に書き起こして・・・が理想ですね。
とはいえ、うっかり『DO(ホレ)』であたふたする程度の技量ですから、
・PC解析も併用して『受信はカンニング』しています。(いいやん、別に)
これだと、確かに『なかなか受信能力が上がらない』のですが、
ポジティブ思考で考えれば、
『ま、ハイブリッド受信ってことにしておこう』です。
こんな横着なやり方でも『よく出てくるフレーズ』はPC画面を見なくても、
だいたいわかるようになってきました。
PC画面を『チラ見』して『あぁ、合っているな』と確認もできますし、
ビギナーにとって、一番のハードルは『受信』なのですから、
脳みそに余裕をもたせるためにも、しばらくはPC解析も併用しよう、です。
・メモリーキーヤーも使う
・受信は、PC解析も頼みの綱
・そのうち、だんだんわかってくる
要は、使えるモノは何でも使う。(立ってるモンは親でも使う)
OM各局は、ご自身の覚えたやり方を『ああだ、こうだ』と言います。
私は、あまり使いませんが合調語音(語呂合わせ)もダメと言いながら、
それで覚えて、そこそこ打てるようになった局には、
『要は、打てればいいんです』ですって・・・。
(なんなん、この主体性のなさ)
一文字一文字覚えた局さんは、
『〇 〇 サ ン コ ン バ ン ハ』と間延びしますね。
私は、『~サン コンバンハ』をひとつの言葉(単語)と捉え、
リズム&テンポのいいOM局の『打ち方』を『真似』してみました。
これで得られたのは『おぉ、15~18WPMでも、いけるやん!』でした。
調子に乗って『タテ(ストレートキー)だと、どうなるかな?』とやってみれば、
上手いOM局のリズム&テンポを記憶したように打ってみたら、
あらら不思議と『通じた!』のです。
これホント、語学学習で『外国で、現地で通じた!』という喜びに似ていますね。
CW習得に語学学習法を持ち込むと、
結構、似通った点が多いことに気づきます。
私自身、CWに興味を持ったのは『FT8で交信できない時』でした。
ある国際的なコンテストのときなどはFT8が『ガラ空き』で、
プロパゲーション的にも『DXができそうなのに、不思議だ!』という体験がありました。
サイクル24から25への転換期で『いわゆるサイクルボトム期』にFT8を始め、
ローカル局も『コンディション低迷だし、50WでEUとかQSOするならFT8しかない』と、
半ば『仕方がないからFT8をやっている側面もある』と言っていました。
そう、本当は、みんなSSBやCWの方が『好き』なんですね。
これは、意外でした。
DXペディなどで有名なOMがハムショップで仰っていたのは、
『JAの局のFT8運用比率は2/3、つまり70%弱でしょう。
海外局はFT8のみの運用は1/2で、50%くらい。
これは、過去のDXペディで数値化できている。
さらに、JA局は英語が苦手なうえ、低出力、加えてCW軽視。
あるいは、CWの免許が下りていても「運用できない」のが大きな課題だ』と、仰っていました。
同じことが、CQ-hamradio誌・2022年2月号・P165にも掲載されています。
冒頭で『ローカルCWのクラブを退会した』と書きましたが、
どうしても夜間運用になると、2mに集中してしまい、
ロールコールに出るコト自体が、無線をすることになりがちです。
もっといえば『ロールコールしか出てこない局が、やたら多い』のも課題でしょうね。
・phoneのラグチュー派の概念が
・CW(ホレ)にも浸透し
・ロールコールに出て、キー局ができたら一人前のCWer・・・
・CQを出しても、呼び回っても和文ラグチューで終始
こんな調子ですから、属人的な理由でCWがイヤになる前に、
一旦、身を引いて、HFに移り『自分のペース』を探ってみように至りました。
クラブ(組織)を離れてみると『意外に客観的に見えるものだな』と。
もちろん、ロールコールや和文ラグチューで鍛えて頂いたことは無駄ではありません。
しかし、そのうち訪れるであろう『組織ならではの人間関係』など、
CW習得の本質とは無関係なことでイヤになって、
CW自体やめてしまうのは、
非常にもったいない。
私は、そう感じました。
2022年1月号・P147~P148『CW愛好家』として紹介していただきました。
そこで締めくくりに『こんな楽しいオモチャを手に入れたのだから、
「一生もの」にしよう』はの気持ちは全く変わっていません。
・FT8をやらなかったら、無線自体、続けていたかどうか怪しい
・FT8で、DXや国内各地とのQSOを重ねるうち、
いろんなアワードなど目標ができた
・FT8が、ガラガラに空いたとき、
『みんな、CWに行っていたのか!』の気づき
これから、SNも多くなって100を超える日も増加が期待されます。
▲2022年2月1日は、SN:100とあり、LU(アルゼンチン)と2局交信。
サイクル24の時のように、28MHz帯のSSBでカリブとQSOできたとか、
きっとそんな楽しい日々がやってくると感じます。
我が家は狭小住宅&密集地なので大きな設備はムリですが、
モードを選択して『バランスよく運用すれば、きっと楽しい』と、
信じています。
アマチュア無線は高周波を使った遊びで、
原点はコイルとコンデンサの『LCをどうするか』で飛びも変わってきます。
そんな『工夫』も凝らしながら『バランスの取れた運用』を、
今後も続けていきたいな、と考えています。
そのためには、とにかく成功体験を1つでも多く。
失敗体験からも、いちいち悩むことなく、
『どうせ、遊びです。仕事じゃない気楽さが救い』くらいの気持ちで、
取り組んでいければいいなと思っています。
いかがでしょうか?。
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