アマチュア無線の電信(CW=モールス)のクラブに入ってみたが、
何事も、一旦は『1クール(3か月)で見極める』ようにしている。
このクラブでは、会長自らが『スロー打ちCW』を毎日やっていて、
これなら符号を覚えられるかも・・・と期待したのだが、
どうも、違う・・・。
なので、2か月分の会費を残して退会した。
あるOM(先輩)局は『あれはスロー過ぎ。練習にならないよ』と言われた。
なぜなら『ゆっくり打ちだと「E=・」か「T=ー」の羅列にしか聞こえず、
実際の交信では、毎分100文字くらいが標準』だという。
徐々に送信速度をアップしてもらったら?という声もあるのだが、
例えば、毎分40文字~50文字くらいの速度に慣れてしまうと、
それが、かえって『壁』になるのだとか。
そのOM局は『毎分100文字の受信でやるべきだ』と力説された。
さらに『1つの符号は、毎分100文字の速度で打つとして、
そこで、3秒に1文字打つとか、1文字打てば1文字スペースをあけるとか、
そういう練習を積まないと、実戦では役に立たなくなる』という。
なるほどなぁ。
またOM局は『みなさんが壁にぶつかるのは、遅い速度で練習するから。
その速度が壁になって越えにくくなる。
だったら、最初から毎分100文字の速度で1つづつ覚えていけばいい。
覚えた時点で、毎分100文字に慣れてしまっているのだから、
毎分100文字の速度での受信練習は不要でしょ』ときた。
・最初から、いきなり『毎分100文字』で受信練習をする
・覚えたら、すでに毎分100文字の速度に慣れている
・そこから、毎分125文字くらいにステップアップするのは意外に容易
さすが、過去にモールス通信関係の執筆をされた方だ。納得してしまった。
どんな分野でも『教え魔』がいる。
ゴルフ、釣り、囲碁、将棋・・・。
それも、たいていは我流である。
さらに、みんな言うことがバラバラで初心者は戸惑うばかり。
だったら、自分で見切って、とっとと上達の道を探った方が早道だ。
もちろん、きちんとした教育体系が整っていて、
先生も『公的に認められた指導者グレード』や同等の技量がある方なら、
信頼できるが、素人、アマチュアの域では、そういう人に出会うのは至難の業だ。
とにかく、とっとと上達の道を探ってみようではないか。
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