ロールコールや友人とのsked(スケジュール交信)にハマってしまうと、それで安心してしまいます。さらに『それ以上上達しなくなり、そのうち飽きてやめてしまうというパターンに陥る人が多い』という話を、多くのOM諸氏がクチを揃えて仰います。私も何度も記事の中で言及していますが『満足したら成長が止まる』と感じています。
【写真:地道にやっていると、こんなご褒美も・・・】
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◆群れては、いけない、アマチュア無線。
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長く『無線道楽』を楽しんでいる人は、
必ず『自分なりの遊び方』を見つけています。
暗中模索の人は、どうしても『仲間を見つけて群れ合う』ようで・・・。
まぁ、仲間内のなぁなぁも、いいんですけど。
先週の記事で触れた『CWのクラブをやめてみた』のは、
どうしても、クラブ内での『ローカル・ルール』に縛られ、
さらにいえば『クラブのトップや役員の能力がクラブの限界』です。
むしろ、何の縛りもない『合同運用式』のフリラ系の方が、
いろんな意味合いで『競争原理が働く』ので、刺激的・・・かも。
私が、CWのクラブを退会しようと決心したのは、
クラブの活動の軸が『ロールコールだけだった』ことです。
確かに、OMのみなさんは『お優しい方ばかり』でした。
しかし・・・なんか、違うぞ、と感じたのです。
和文電信で、毎分50~60文字の速度で打てたら、まぁOK・・・。
ここからが厄介なことに発展します。
例えば『夏ごろに、お試しキー局を目指してくれないか』というオファー。
と、なれば『キー局を務めるための練習』が約半年も続くのです。
昨年も、和文CWに時間を取られて、一般交信の頻度が激減しました。
特に、6・7・8・9月という『Esシーズン』なのに、
144MHz帯の和文CWに時間を割いたためか、
DX(海外)のニューエンティティが伸び悩みました。
もちろん、今後のサイクル25の上昇期にCWでDXもやりたい!。
仲間内での和文CWをやっていて気づいたのは・・・。
1,毎分50~60文字(10~12WPM)の送信で満足?
2,実際に、まともに受信できるのは、その半分くらいの速度!
3,符号は、ある程度覚えているものの、わからないことが多々
ということは『速度についていけていない』ということに。
あたりまえですが、毎分50~60文字に慣れたら、
それ以上の速度で打たれたら、わからなくなります。
いわゆる『壁』や『ハードル』を、自分で作っているということですね。
ならば・・・。
1,もう一度、きちんと欧文、和文、数字、記号の符号を『おさらい』する
2,どうせ『壁』なら、最初からやり直して毎分100文字の聞き取り
一般的な交信を聞いていると和文でも、欧文でも、
毎分100~150文字の爆速局が、ゴロゴロいます。
今、涼しい顔で『トンツク』打っている局も、最初は初心者だったはず。
まだまだ、初級者レベルですが、腕と耳を鍛えねば。
ということで、仲間内で『なぁなぁ』に慣れると、
やっぱり、ローカル・ルールに甘んじてしまうわけですな。
結局は、ロールコール依存症になって『無限ループ状態』になります。
まぁ、アル中や買い物中毒よりはマシですけど。
アマチュア無線は、群れずに孤高に楽しむ遊びだと思います。
確かに、仲間との会話は楽しいものですが、
本来は、仲間であって『良きライバル』でありたいもの。
自分なりの『遊び方』を見つけて、邁進しましょう。
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