いくらコンディションが上がっているといっても『いつでもDXや、アクティビティの低いエンティティが出ている』わけではありません。臨界周波数が上がっていても『多くのDXerは、ワッチで虎視眈々と待ち構えている』のが普通です。ということは『BYやYBのオンパレード』が『常(つね)』というもので。
【写真:運用できるときに、21MHzを中心に『定点観測』しています】
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◆コンディションが上がっているというのは『結果論』です。
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確かに『事実としてコンディションが上がっている』のは実感します。
私が提唱している『3アマ的運用をしゃぶり倒す』ためには、
14・18MHzより高い周波数で、なおかつ世界でも運用局も多い21MHzを中心に、
定点観測することをオススメしています。
オープン時間は、21MHzより短い場合も多いですが、
28MHzもオススメです
大事なのは『当てずっぽう』や『まぐれ当たり』から卒業することです。
14・18MHzは、ボトム期でもDXできますし、
初学者の方には『ハイバンドの状況がわかりにくい面も』あります。
また、第四級でも運用ができる21MHzは、
国内外問わず『運用局数が多い』のも、
特徴のひとつで魅力でもあります。
なぜ、定点観測するのか・・・?。
空中状態は『常に変化している』ものです。
いわば『生もの』で『生きもの』のような印象です。
生きものだからこそ、季節によってもDXの入感時間帯も変化しますし、
毎日、定点観測していると『そろそろアフリカが入ってくるかな』と、
おおまかな『予測』も実感できます。
私は、ほとんど『DXクラスター』など、見ていません。
EUやNAなどは『定期パス』も予測しやすいです。
どの時間帯にショートパスが開き、
どの時間帯にロングパスが開くのか、等々、
比較的、ハム人口の多い地域は『データも多い』ですから、
マス埋めゲームも『計画的にやれるかもしれない』とは思います。
アフリカ、南米方面は『飛距離』があります(つまり、遠い)。
LU(アルゼンチン)などは『18,000km』もあって、
ショートパスもロングパスも『どっちか、よくわからん』ということも。
案外、LUなどは運用局も多く、パスさえ開けば、
交信は『21MHzあたりだと、そんなに難しくない』といえます。
21MHzが開いたら、28や50MHzが開いているかも・・・。
定点観測の『ミソ』は、こういうところにあります。
また、同じ21MHzのFT8で『相手が強い』となれば、
FT8以外の、CWやSSBでの交信の可能性もあります。
定点観測は、忍耐の作業ですが『続ければ成果が上がります』。
28MHzも定点観測する価値はあると思います。
特に、50MHzに力を入れている局にとって、
28MHzでのオープンは、50MHzのオープンの『可能性』もあり、
いろいろ『期待値も上がる』というものではないでしょうか。
どのバンドを軸にするかで、定点観測の周波数を決めればいいと思います。
50MHzでDXをやりたいのに、21MHzでは『ちょっと離れすぎ』でしょう。
私は、21MHzでDXがオープンしているとき、
アンテナは21MHz用のまま、28MHzや50MHzに切り替えて、
バンドの状況を見たり、JAのDXerが『どのエンティティと交信しているか』、
そういう『他のバンドの様子』も、適宜、観察しています。
他のバンドがオープンしていたら、アンテナを取り替えたり、切り替えたり。
21MHzのGP(ガラクタ・ポンコツ)アンテナは、
余計なLC回路を入れていないので、
他のバンドの信号がフィルターでカットされることもなく、
同調が取れていない分、多少の信号強度が下がる程度で、
他のバンドの様子くらいは『十分、把握できる』のです。
ちなみに、28MHzや50MHzはモビホでも『すぐに切り替え可』です。
コンディションが上がっていると、
モービルホイップに50W程度でも『アフリカや南米とも交信可』の場合も多く、
21MHzで定点観測と通常交信を楽しみつつ、
21MHzより上のハイバンドがオープンしたら、
即、アンテナを切り替えて『呼んでみる』という芸当も。
我が家は、住宅密集地の狭小住宅です。
大きなタワーに大きなアンテナを建てるという環境にありません。
しかし、何とか21MHzくらいは『フルサイズGP』が建てられ、
ときには、28MHzや50MHzも『フルサイズGP』にも立て変えたり。
多少は面倒ですが、近隣対策も考慮して『DXを楽しむ工夫』をしています。
クラスターを見て『あちこちのバンド』に移るのも楽しいですが、
私は『ジプシー』のような運用より『自分なりに予測を立て把握したい』方です。
どこかのバンドを決めて『定点観測』すると『傾向が見えてオススメ』です。
50MHzあたりは、一旦オープンすると『仰天のDX』も可能ですが、
オープン時間も短く『マジックバンド』と呼ばれる理由がよくわかります。
50MHzに命をかけるなら『50MHzを定点観測』も生き甲斐になりますが、
併せて、28、21、18MHzあたりと組み合わせて運用すると、
DXも伸びが期待でき『よりハムライフが楽しくなる』と思っています。
やりつくした?DXerは、WARCバンドあたりも虎視眈々とモニターされています。
ちょっとの工夫ですが、
自分が運用しやすいバンドを見つけて、
DXがオープンしていなかったら、
近隣諸国との交信数を増やしていくと、
これまた、レアなAWARDが完成したり、完成に近づいたり・・・。
せっかくのサイクルピーク間近な今、ぜひ定点観測もしてみてくださいね。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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