OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。明日の活力にと、スパイスの効いたサプリのような。

●きちんと整合が取れた28MHzのバーチカル。

2024年02月24日 | アマチュア無線

私にとってアンテナに関する釣り竿は『ただの自立ポール』です。私が開局した頃に入手した『アンテナハンドブック』も『バイブル』です。釣り竿を『ただの自立ポール』として使用し始めて、かれこれ40年です。いちおう『筋金入りの釣り竿アンテナ派』です。導電性があるカーボン釣り竿は使わず『昔ながらのグラスファイバーの釣り竿(4.5m)』です。垂直系しか建てられない環境は、開局以来のことですが『打ち上げ角度が低い』のと『方角を考えなくていいのが気楽』で、相変わらずバーチカルアンテナばかり使っています。局の免許は『移動する局』ですので、防護指針は無視していますが、いちおう『地上高2mの位置』に『給電部』を設けています。4.5mから、給電部までの2mを差し引くと、残り寸法は『2.5m』ありますので、28MHzの1/4波長フルサイズが、釣り竿に沿わせた『仮設バーチカルアンテナ(走れないホイップアンテナ?)』になっています。

【写真:釣り竿もエレメントの電線(4sq)も、頂きものです】
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◆RIG内蔵のATUも使いませんが、VSWRは『べた落ち』です。
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今年に入ってからは『10mB(28MHz)』のFT8ばかりやっている状態です。

 

すでに、コンディション良好な状態が続き、

日の出から日没過ぎまで『FT8のバンド内はビッシリ』で混雑しています。

特に力を入れているのが『夕方のEU方面』です。

 

小電力ながら、どんな伝搬をしているのか・・・想像するだけで楽しいですね。

 

アマチュア無線は好きなのですが『用事しながら運用』も多く、

 

気が付いたら、交信が終わっていた・・・ということも、しばしばです。

 

ジャンクで作ったアンテナながら、

きちんと同調が取れたアンテナは、気持ちがいいくらい飛んでいます。

▲不平衡の物置小屋GND&2.5mフルサイズホイップの飛び。

 

CQ出しっぱなしの『ほったらかし運用』でも、

エンティティは伸びていませんが、

GLスクエアは、運用の都度、伸びています。(現WASA-HFは1,325スクエア)

▲エンティティは、珍しいところもありませんが・・・。

 

なんだかんだ言ったとて『地球の直径は12,742km』です。

うちのアンテナで『LP』など想定しておらず、

SPで『半径10,000kmも飛べばOK』と割り切っています。

※JAから半径10,000km圏内に100エンティティありますから。

 

0円アンテナ、材料を買ったところで1,000円のアンテナ。

 

そんなアンテナでも『WAC(六大陸州)』できるのですから楽しいもんです。

 

▲10年以上も前の『CQ-hamradio誌・別冊付録』は、大いに役立っています。

 

無線するには『一定のおカネがかかる』のは仕方がないと思います。

さすがに、無線機までは『よう作られへん』ので、

せめて、バーチカルアンテナくらいは、自作してVSWRは『べた落ち』に。

案外、不平衡アンテナは、GNDが難しいとは聞きますがね。

 

昔から1/4波長のアンテナばかり作ってきたので、これしかできませんねん。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
 公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。
※SNSなどの他サイトへリンクやリツイートはご遠慮ください。
※X(旧Twitter)等、拡散性の高いSNSでのコメント合戦はお断りします。
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●専門誌の企画は理解できますが、初心者向け記事多すぎの感。

2024年02月23日 | アマチュア無線

サイクル25のピークが『早まる』とか聞きます。実際には『2026~2027年ごろ』には『早まったのか、そうでなかったのか』が『はっきりする』でしょう。それは、ともかくとして『近年の無線専門誌』は『なんで、こんなに初心者向けの記事が多いのか!』と、毎月の購読料が『もったいない』と感じます。別冊付録も『それ、今やる企画かよ?』と、毎月のムダ金を『始末すべき時期なのか』と、購読中止を真剣に考えています。


【写真:サイクル24時期は、別冊付録もタイムリーで充実していました】
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◆読者層のレベルに合わせないといけないのは、理解できますが。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

出版社には『辛辣な進言』を続けています。

 

アマチュア無線は『個人の娯楽』ですから、強要はできません。

しかし、せっかくカムバック組がコロナ禍で増えたにもかかわらず、

再開局も『ほぼ、ピークアウト』したと思います。

 

再開局、新規開局も数年が経てば『HFという選択肢』も。

 

アマチュア無線の醍醐味は『海外との交信』にあると言っても、

過言ではないでしょう。

今が『サイクルボトム期』ならば『ネットワーク通信がどうしたこうした』も、

致し方ないとは思いますが、HFのハイバンドが好調にもかかわらず、

今のタイミングで『モビホの特集』とか・・・。

 

ここまで、従事者のレベルが低下しているのか・・・と勘繰りたくなります。

 

しつこく『カーボン釣り竿』を『批判』していますが、

住宅環境を考慮すれば『一定限は仕方がない選択』と理解しています。

とはいえ、非同調の任意長であるカーボン釣り竿に直接給電し、

ポン付けATUで『ベースローディングと見立てて』のような発言も、

あちこちの交信で耳にします。

 

・目的周波数よりエレメントが長いと、L成分が増える

・目的周波数よりエレメントが短いと、C成分が増える

 

そこを『こうかな?、ああかな?』と試行錯誤するのが『電気の娯楽』です。

 

・7MHzの1/4波長は約10mで電流給電

・14MHzの1/2波長は約10mで電圧給電

 

従事者免許をお持ちで(特に、いわゆる上級資格)、

普通に考えてエレメント共有することに疑問を持たないのか?。

14MHzが電圧給電に『近い』と仮定すれば、

あたりまえですが『ハイインピーダンス』ですから、

その整合を『ポン付けATU任せ』となれば『ATUにかかる負荷』は大きいでしょう。

 

きちんと設計された長さではないですから、VSWRも『よくわからない』です。

 

仮に『VSWRが1:6.0』もあれば、

電力損失は『-3.0dB』ほどあります。

100W出力としても、反射電力が50%もありますから、

伝送電力は半減し『50W程度しか放出されない』と仮説が立ちます。

 

14MHzの夜間の正規伝搬でFT8なら、そこそこDXに電波が届くでしょう。

 

・きちんと整合が取れたダイポールに、QRPの5W

・カーボン釣り竿のVSWRが『1:6.0』で、-3dBに甘んじて50Wが実効輻射電力

 

どちらが『よく飛ぶか?』。

 

そりゃあ、100Wが-50%(-3dB)でも50W出ている方が強いのは当たり前です。

こんな運用が『はびこっている』状態ですから、

従事者のレベル低下は、概ね間違っていないと確信しています。

せめて、ハイバンドくらい『きちんと整合を取ったアンテナ』を使えないものか?。

ATUなどを使わずに『VSWRをべた落ち』にできんものなのでしょうか。

 

ものぐさにも、ほどがある・・・そんな『そしり』を受けても仕方がないでしょう。

 

このような『ていたらく』に『このような企画』を出しても、

猫に小判なのかも知れません。

シンニアマを『AT限定』と揶揄されても、

私は『仕方がないな』と思います。

 

まぁ、所詮は『娯楽』ですので『お好きにどうぞ』としか言いようがありませんがね。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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●電気の娯楽への疑問―アマチュア無線と教育システム。

2024年02月22日 | アマチュア無線

アマチュア無線は『楽しい娯楽だ』と思っています。常々、私が書いているのは『業界人に一考してほしいな』と感じるのが『根っこ』にあります。430MHz帯・FM・呼出周波数周辺で聞こえてくる『交信の中身』が『教育システムの不備』に起因することが多いと感じます。上級資格がどうの、古い無線機がこうの。いつまでも『電気の娯楽』でいいのかな・・・と思っています。


【写真:28MHzのFT8で、オランダと交信した局のeQSL】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆特別な『何者』にならなくてもいいと思っています。
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アマチュア無線は、ややもすれば『破産』することがあります。

 

私は、幾度も『ムセン破産』を見てきましたし、

破産者のアンテナや機材を撤収している際にも、

債権回収業者とやり合ったことも、しばしばありました。

 

まずは『カネをかけないで、やれること』をやってみるのが肝要です。

 

知恵と工夫で『どうにかなるもの』です。

そのためには『知識』の『引き出し(ストック)』も必要です。

今の、アマチュア無線界は『上級資格&DXCC』しか選択肢がないのか?と、

ものすごく『不自由な娯楽に成り下がっているなあ』と感じます。

 

やりたくない仕事を退職して、やりたかったムセンをやる・・・。

 

・一生懸命勉強して

・そこそこ大学を出て

・まあまあの会社に入って

・一生安泰・・・

・定年まで、やりたくない仕事を続けて

・退職金を受け取り、年金を受給して

・やっと、やりたかったアマチュア無線に没頭できる・・・

 

こんな人、たぶんいないと思います。

 

すぐにできそうな運用をすればいいのに、

どうも、上級資格だの、カーボン釣り竿だの、ATUだの、

カネが使えるからと『ないものねだり』を手に入れる。

 

・ないものねだるな

・あるもの磨け

 

私は、こう思っています。

 

Top DXerという者にも『憧れ』は感じますが、

特段『なにもの』に『なる』という必要はないでしょう。

やりたくない仕事を長年続けてきた人は『忍耐力がある』と思います。

 

でも、そろそろ『ゆっくりしたら?』と感じます。

 

・ないものねだるな

・あるもの磨け

 

アマチュア無線も、所詮は『娯楽』ですから。

 

一番の課題は、従事者側ではなく、

メーカー、販売店、業界団体、無線連盟等が、

きちんとした『教育システムを構築すること』だと思っています。

 

なぜなら、教育システムに飼いならされた『茹でガエル』が顧客なのですから。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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●カーボンロッドアンテナの破壊実験。

2024年02月21日 | アマチュア無線

友人が『カーボンロッドアンテナの実証実験してみようぜ!』と、釣り竿を買ってきました。10m弱のカーボン釣り竿で『カーボン含有量が80%あるから使えるのやないか?』と。本人は『ハイパワーでぶっ壊す!』と、どこまでパワーを突っ込んだら壊れるか、あるいは溶融解し始めるのかが『興味津々』です。


【写真:これが『飛ぶのが不思議だ』が、なんとなくの実証実験のきっかけ】
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◆100Wでやってみよう。
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1.9~50MHzまで『200W免許』を下ろしている友人宅。

 

とりあえずは『430MHz帯・FMのメインローカルでよく聞く100Wで、

どないなるか、やってみようぜ』と、本人は壊す気、満々です。

また、常に使っているバーチカルとの比較もやろうぜ、と。

 

7MHzは、カーボンとはいえ『だいたい短縮率も合っているんやないか?』。

 

GNDは、鉄製の手すりにタップを立てて落としています。

それでも、VSWRは『1:2.0くらいか。10%のロスやな』。

そこで、AH-730を起動させ、TUNEを取ってみたら、

RIG側の見掛け上は『1:1.2』くらいまで落ちたました。

友人いはく『ま、これは想定内やね。1/4波長と電流分布が合ってる』。

 

次は『14MHzにしたらどうなるか。電圧給電やぞ、ははは!』。

 

一旦、AH-730をスルーさせて『カーボン釣り竿のみ』でVSWRを測る。

いちおう、セオリー通り『10Wまで下げて・・・と』。

VSWR計は『案の定「1:∞」やね。電圧給電になるしな』。

さらに『∞っていっても、案外、VSWRは1:6くらいかもな、ははは』。

念のために『出力を1Wまで下げてみよ。お!、予想通り『6』くらいちゃうけ?』

ということは『進行波1Wでも、反射波は半分ほど返ってきてるわ、RIG壊すで』

 

さてと、AH-730を起動させて待つこと数秒、いや10秒はかかったかな。

 

見た目は『1:1.5』くらいに合わせておるが、

これって、AH-730の中で整合が取れてて、

おおかた、内部のLCで誤魔化してるんやな。

しかし、まぁ、こんなえーかげんなエレメントでも、

見た目のVSWRは、ちゃんと合わせとるがな。

 

これで、RIGに反射波が直撃することはないわ、ははは。

 

14.074MHzのFT8で、しばらくCQを出しっぱなしにしてみる。

彼は、いつも同じ時間帯に14MHz帯のFT8に出ています。

同バンドの常連局からアップされるPSK Reportを見ていると、

 

・友人『やっぱり、普段より-3dBから-10dBほど低いわ』

・私 『でも、空中状態は常に変化するからなぁ』

・友人『お、EUロシアが呼んできよった。あー、-18dBってかよ』

 (FT8  Sent: -11  Rcvd: -18)

・友人『いつものアンテナやったら、相互間の差って、そんなにないんやけどな』

 

友人いはく・・・

 

・いくらポン付けATUでも、さすがに電圧給電に近いとあかんな。

・電圧給電に近いエレメント長やから、VSWRが1:6くらいちゃうか?。

・要するに、ハイインピーダンスなんや。

・アンアンのバランで誤魔化せるかもな。

・VSWRが『6』もあったら、-3dBで電力損失50%くらいあるで。

・ちゅうことは、RIG側が100Wでも、エレメントからはよくても50Wやわ。

 

1,7MHzの10mは1/4波長に概ね合っていて『電流の腹』で給電

2,14MHzの10mは1/2波長に概ね合っていて『電圧の腹』で給電

3,得体の知れないカーボン釣り竿やから、1/4や1/2からは少しズレてる

 

それから『気になる接合部の熱』に関しては『思ったほど熱を持っていなかった』。

 

友人は『融点で溶けて破断するのを期待してたんやが、期待外れや』。

また、先ほどのEUロシアとクラブコールの50Wで、

普段使っているバーチカルで呼んでみたら、リターンがありました。

 

FT8  Sent: -13  Rcvd: -15

 

伝搬状態が少し悪化し『EUロシアの方は、-11から-13dBに悪化』しています。

こちらの方は『-15dB』が返ってきたので、

一概に言えないものの『やっぱり、きちんと整合の取れたアンテナが強い』。

 

友人は『まあ、AT限定のシン・ニアマのアパマンやったら、ええんちゃう?』。

 

カーボン釣り竿は『アパマンハムの強い味方なのか・・・?』。

 

結局のところ、溶けたり折れたりの破壊には至らなかった。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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●見える景色を、認識しよう。

2024年02月20日 | アマチュア無線

ときどき『FT8をやったら、どうなるの?』『FT8は、何のために?』という質問を受けます。私が思うに『FT8をやれば、DXやDXCCが身近になりますよ』と答えています。自分自身、エンティティのCfmが増えてくると、DXCCはじめ『いろんなAWARDに興味が湧き、AWARDやDXとの交信自体が身近になりました。いわば『FT8で増やしたエンティティが「タネ銭」のような「コア(核)になってくる』と解釈しています。貯金でも『まずは、〇〇万円』という目標を持ち、それが達成できると『タネ銭』になっていきますし、貯金体質にもなっていくものです。もちろん、100人いれば100とおりの運用があり、100の楽しみ方がありますから『これが正解』というものはありません。いつも書く『250エンティティが上限値』というのは『あくまでも常時運用されているエンティティがCfmできた』という話ですし、残りの90エンティティをいかに取っていくかも楽しみです。しかし、200~250エンティティをやっていないとDXerにはなれない、というものでもありません。とかく、アマチュア無線は『平均値』みたいな『ストライクゾーン』の会話や、答え合わせの会話が多く『みんな、意外と不安なのかな?』と感じます。


【写真:数字で安心したけりゃ、平均ではなく『中央値』で考えましょう】
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◆250エンティティができる人は『恵まれた人』。
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1,敷地面積は?

2,アマチュア無線に使えるムダ金はいくら用意できる?

3,運用できる資格は?

4,構築した設備を、無駄なく快適に使い倒せる?

5,それで『なんのため』に、ムセンをやるの?

 

私は『なんのため?』を重視しています。

 

1,DXCC Challengeをするため?

2,オナーロールを目指すため?

3,その他、いろいろ組み合わせて遊ぶため・

4,資格、免許、無線機、アンテナ等を、見せびらかすため・

5,中高生時代を懐かしむ『懐古趣味』のため・

 

まあ、いろいろあると思います。

 

FT8をやると、DXが身近になるのは多くの方が実感しています。

それでも、敷地面積によって『建てられる空中線設備』には差が出ますし、

その差が、Cfmできるエンティティにも表れます。

 

つまり、見えてくる景色が違ってくる、ということです。

 

1,300エンティティをCfm(オナーロール間近か)

2,200エンティティをCfm(多くの局がこの辺を、うろついている)

3,100エンティティをCfm(DXCC入り)

4,50エンティティをCfm(ちょっとがんばったら、DXCC入り)

5,1エンティティをCfm(国内交信のみ。JAも1エンティティ)

 

案外、100エンティティが『やっと』という局も多いと感じます。

 

▲DX界も、富裕層DXerが『250エンティティやっている』とかいうから、

 平均値は『250エンティティくらいがDXer』のように感じる。

 全体的には、100エンティティの『DXCC入り』が『最頻値』でしょう。

 

要は、敷地・カネ・資格で『何エンティティできるか』が、ほぼ決まってきます。

 

1,敷地面積

2,使えるムダ金

3,持っている資格等級

 

これで『エンティティ数』の上限値も概ね決まり、『見える景色』も決まるのです。

 

▲知恵と工夫で『こんな景色』が見えています。

 Digitalモードのいいところは『可視化できること』でしょう。

 

1,サイフの中のカネだけで見える景色

2,口座残高も含めて見える景色

3,普通口座、貯金も含めて見える景色

4,残高、貯金に加え『投資運用』も含めて見える景色

5,資産形成して見える景色

 

それぞれ『違って見える景色』なはずです。

 

 

私自身の無線設備から見える景色は『たかが、知れています』です。

 

1,狭小住宅

2,住宅密集地

3,アンテナ設備に充てられる敷地面積は『間口4間×奥行1間』

 

つまり、アパマンと似たような環境です。

 

 

また、敷地面積が4間×1間と『ベランダ並み』しかありませんから、

どうしても『垂直系』つまり『バーチカル』にせざるを得ない環境です。

とはいえ、Digitalモードを軸に運用をしているため、

何とか、DXCC入りの『100エンティティ』は超えました。

専門誌で『アパマンハム特集』を見かけますが、

じゃあ、アパマンハムで『どの程度のエンティティが伸ばせられる?』は、

あんまり見かけません。

 

1,300エンティティをCfm(オナーロール間近か)

2,200エンティティをCfm(多くの局がこの辺を、うろついている)

3,100エンティティをCfm(DXCC入り)

4,50エンティティをCfm(ちょっとがんばったら、DXCC入り)

5,1エンティティをCfm(国内交信のみ。JAも1エンティティ)

私は、中央値の『100エンティティ』なら『御の字』と思っています。

 

見えてくる景色が『それぞれ違う』のですから『正解』はありません。

アパマンの第三級で、CWを中心に200エンティティをクリアした局もいます。

一概にはいえないものですが『目安になる中央値』は意識した方がいいと思います。

 

むしろ『富裕層が押し上げる「平均値」』は気にしない方がいいと感じます。

 

 

どうあれ『自分が見える景色はどんな景色?』を知るのが大事だと思っています。

 

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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