ラグチューバンドを聴いていると『なんで、無線をデジタルでやらんとあかんのか?』という会話が、けっこう溢れています。まあ、他人様の価値観領域ですので『お好きにどうぞ』としか言いようがありませんが、世の中の動きは『オール電化』されつつあります。HFに出ても『FT8/FT4』が全盛で、QSLもデジタル化されています。JAだけ?が『相変わらず、紙カードに固執』という印象です。頂いた紙カードも膨大な量になっており『デジタルアーカイブすべきか?』と悩ましいところです。今や、印刷会社が印刷をやらず『デジタルアーカイブ』に参入している時代です。無線界も『PC主体』で『無線機がPCから見たら「周辺機器」』になっています。カムバック組には、この機会にぜひ、PCを勉強してほしいと感じます。
【写真:SWLカードもデジタルで、eQSLのサイトにアーカイブされます】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆パソコンと、交信データの保存。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
無線を再開する人は『無線機』を気にしがちです。
ラグチューバンドでは『無線機の話題』が溢れています。
それから、無線機のことを勉強し、
相変わらず、ハイパワー(QRO)を目指してか、
上級資格の勉強をしていますね。
今のアマチュア無線は、資格や無線機より『パソコン』を気にした方がいいです。
無線機や資格を気にするのも楽しいですが、
無線機より『パソコン』を気にした方が『時代に乗れる』と実感します。
今や主流になっているFT8/FT4をやるには『パソコン必須』ですよね。
パソコンに無頓着な方が、すごく多い。
パソコンは『機材』ですからね。
しかも『超重要な機材』といえます。
無線機単体でやろうとしても『相手がいない』のが今のアマチュア無線界です。
しつこいですが、パソコンがないと『どうにもならない』ですよ、ホンマ。
・wsjt-xやjtdxの設定
・ハムログの設定
・交信データの転送
・ハムログからADIFの生成
・eQSLやLoTWのアップロード
・デジタル処理されたQSLのCfm
・CWも599BKなら、相手コールもPCでデコードできる
・取説などもwebから入手
・その他、もろもろ・・・。
自分で運用するのですから、自分で設定できた方がラクでしょ。
トラブルや、わからないことに対応できる力が不可欠です。
つまり『自分で考える力』が不可欠だと思います。
そこから『自分なりの楽しみ方』は『自分で考えるもの』です。
アイボール会やお茶飲み会に出かけても、あんまり収穫はありませんよ。
アマチュア無線の遊び方は『基本的に自己解決するもの』です。
したがって、無線機の勉強や資格の勉強より、
パソコンの勉強をした方が『楽しみ方が格段に広がる』のです。
10年前の無線機も使えますが、10年前のPCでは『相当に厳しい』です。
パソコンは、無線機以上に『知識』が必要です。
さらに、無線機より『買い替え頻度が高い』です。
Windows10にしても『2025年10月14日』にサポートが終わりますよ。
買い替え頻度が高いということは、それだけおカネがかかります。
パソコンを買い替えたら、最初からセットアップのやり直しです。
その都度『ローカルの誰それさんに頼む』なんて愚の骨頂です。
ローカルさんも『いつまでもタダでできるかよ』と思っているかも知れません。
基本的に、自己完結すべきです。
FT8/FT4を『やらない』にしても、ハムログなどの『電子ログ』は標準の時代。
デジタル化の『一連の流れ』が『わかっていない』から、
いつまでたっても『カードはビューロー』が減らない。
世界二大QSLである『eQSLとLoTWで十分』です。
どうしても『紙カードが必要な局だけ要求すればいい』のです。
ハムログユーザー間で『hQSL』が流行っていますが、
これは『メールで電子QSLを送る』という流れなので、
アーカイブするのが面倒です。
世界標準になっているeQSLやLoTWは『クラウド上』での『保存』といえます。
私は、本業の傍らで『歴史的、文化的なもののデジタルアーカイブ』に関わっています。
その視点から『なんて、JAのアマチュア無線界は遅れているのだ!』と感じます。
その原因のひとつが『パソコン音痴』が無線を再開したからではないかと思います。
今、コロナ禍頃のリース上がりが安価で出回っています。
PCの中身(つまりハード)は『どうでもいい』と思います。
機械いじりが好きな方は、デスクトップ型のPCを使えばいいですし、活用されています。
パソコン音痴の方こそ『ふたを開けて、スイッチオン』で使えるノートパソコンを用い、
思い切って、FT8/FT4に取り組み『フルデジタル化』を目指してほしいな、と感じます。
かつては『先進的な趣味』だったアマチュア無線が、
今や『時代遅れなオジンの暇つぶし』になっています。
無線機のうんちくも結構ですが、より幅広く楽しむためには、
ぜひ、無線機や資格より『パソコンの勉強』をしてほしいのです。
パソコンの勉強をすれば『切れるパイが増える』のです。
アマチュア無線の楽しみ方は、さまざまです。
CWの符号を覚えて・・・とか、よく聞きますが、
還暦過ぎた定年退職者が電信符号を覚えて・・・なんて、
よほどガッツこいで取り組まないと、無理です。
受信はPCのデコード、送信はRIGのメモリーキーヤーだと、電鍵の出番も減らせられます。
めんどくさいことをやるのも趣味としては『いい』とは思いますが、
いつまでも、めんどくさいことは『続かない』ものです。
とにかく、パソコンに無頓着な局が多いのを『どうにかしないと』です。
JAの無線界がガラパゴス化している一因は『パソコンの不勉強』ではないでしょうかね。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。
※SNSなどの他サイトへリンクやリツイートはご遠慮ください。
※X(旧Twitter)等、拡散性の高いSNSでのコメント合戦はお断りします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright:(C)2024 Ota-Tadashi All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※下記の広告は本記事とは無関係です。