富加町(とみかちょう)
現存する日本最古の戸籍である。半布里戸籍(はにゅうりこせき)の「郷とみか」です。
小ぢんまりとした町であり、美濃地方でも有数の古墳密集地で現在51基の古墳が確認されておりその代表は夕田茶臼山古墳です。
また、神社、寺が多く在りました。
1、◆富加町郷土資料館
富加町は条里制で区画の多くが四角く成っている土地で、奈良の正倉院に残されていた日本最古の戸籍「大宝二年御野国加毛群半布里籍」ゆかりの地です。
2、◆清水寺(きよみずてら)臨済宗
開基は坂上田村麻呂と云われ(京都の清水寺は坂上田村麻呂が招いたらしい)、円鎮大師の開山と伝わる。本尊の木造十一面観世音菩薩坐像は、「国指定重要文化財」となっており、県指定文化財の二天門や地蔵菩薩立像をはじめ多数の文化財を有しています。元来は、真言宗でしたが、江戸中期頃に臨済宗妙心寺派の末寺となりました。
二天門(県重文) 本堂
本尊の木造十一面観世音菩薩坐像(国重文)表示 秋葉堂
3、◆龍福寺(りゅうふくじ)臨済宗
加治田城主佐藤紀伊守の母(特林妙福大姉)が竜福庵を開き、後に佐藤紀伊守により菩提寺として建立された。
入口 山門
本堂 雲板表示(青銅製の「雲板」(県重文))
4、◆大梅寺(たいばいじ)黄檗宗
平安時代、後一条天皇から賜った観音像を安置したのが創建と伝えれれる。聖観音菩薩立像(県文)(秘仏)には「昔、信者が斬られそうになると自ら身代わりになった」と言伝えの刃傷が残っている。
山門 身がわり観音の表示
山門 本堂
5、◆大山神社(おおやまじんじゃ)
平安時代に全国の神社名を延喜式神名帳に大山神社と記されており、式内社として認められた古い創建の神社です。
御祭神は大山祗神(おおやまづみのかみ)
由来は創立不詳
入口の鳥居 神殿
以上