◆今日の通勤CD[August Moon/Bobby Caldwell]

ロックぽいアプローチ

を取り入れてますね。特に前半は・・前作に引き続きJeff PorcaroやDavid HungateというTOTOの屋台骨を支える名手2人の他にもJimmy Haslipの名前もありますね。彼らにもロックぽい演奏を、、というリクエストがあったんでしょうかね？まあ、何でも出来る名手達にかかればソウルもロックも自由自在ではありますが・・ギターのリフを多用しているのが一番の要因ですね。後半は以前の路線ですが、もうひとつ曲にマジックが足りない気がします。
さてアルバムの内容ですが、オープニングを飾るのはいかにもBobbyらしいイントロから始まって悲しげなメロディに進み、サビではTOTO一派お得意の3連のピアノのリフ＋ベース・ギターのオクターブユニゾンのリフという、ロック系AORの王道のアレンジですね。しかし、時代がそうであるように、このアルバムのサウンドもはやりのシンセやドンシャリのドラムサウンドになってしまっています。みんながみんな一斉にこっちに向かっちゃったことがAOR全体の衰退を進めてしまったような気がしてなりません。9.Once You Give In あたりは得意のマイアミサウンドっぽくていいんですけどねぇ・・こっちの音作りで全部統一してくれれば良いのに・・なんて思っちゃいます。そしてラストを飾るのは美しいバラード 10.Never Loved Beforeです。なんでもBoz Scaggsが歌いこなせずにいて、ロバータ・フラックがこれを聴いて涙を流して感動し、自らのアルバムで歌ったとか？残念ながらあっしはそっちのバージョンは聞いたことありませんが。。。でも、そこまで名曲とは個人的には思わなかったりします。正直このアルバムの印象は、1.Sherryのみ 1000点て感じです。（麻雀風）

1.Sherry
2.She Loves My Car
3.Fraulein
4.She Dose It Better
5.Cover Girl
6.Loaded Gun
7.Glass Of 69
8.Saying Goodnight
9.Once You Give In
10.Never Loved Before