◆ロンドンオリンピック 男子サッカー 日本 VS メキシコ(準決勝）

ロンドン・オリンピック準決勝が7日に行われ、U－23日本代表はU－23メキシコ代表と対戦し、
1－3で敗戦。史上初となる決勝進出を逃した。銅メダルを獲得した1968年メキシコ・オリンピック
以来となる44年ぶりのメダル獲得は、3位決定戦に持ち越されている。

　日本は準々決勝のエジプト戦と同じスタメン。GK権田修一、DFラインは左から
徳永悠平、吉田麻也、鈴木大輔、酒井宏樹、中盤はボランチに扇原貴宏、山 口蛍、
攻撃的なポジションには左から大津祐樹、東慶悟、清武弘嗣、そして最前線には
負傷で出場が懸念された永井謙佑が入った。

今日の日本代表はミスが多く、今までの試合とは違うゲーム展開に、
日本らしいサッカーをやらせてもらうことができなかった。

メキシコのしっかりした組織的な守備と、個人技と日本対策に、
今までやってきたチーム戦術が機能しなかった。

大津がワンチャンスを見事なミドルで決めて先制することはできたが、
メキシコの守りはラインは上げすぎず、ダブルボランチのボールの出所をつぶし、
両サイドを広く使うことで、日本の守備陣を左右に振っておいて、
空いたスペースにドリブルやロングボールを入れるという形でした。

永井も怪我の回復がもう一つなのか爆発的なスピードは感じられなかった。

ボールがうまく中盤に収まらない日本は、
セカンドボールもなかなか奪えず時々カウンターになるものの、
前を急ぎ過ぎるのか？パスの精度は低く簡単にボールを渡してしまう。

セットプレイで同点とするまではまだチャンスはあったのだが、
ミスからの2失点目が痛かった。これに尽きる。

リードしたメキシコは試合後者ぶりをみせて、
しっかり守ってカウンターという戦歩にシフト、
日本は杉本、宇佐美、斉藤を投入するも得点することはできず、
ロスタイムにはカウンターから3失点目を許してしまった。

いやいや、ここまで本当に予行頑張りました。
サッカーの聖地イングランドのオールド・トラフォードやウェンブリーで
堂々と世界の強豪チームと渡り合ったU-23世代に拍手です。

残り一試合、韓国とのライバル対決になりましたね。
これは燃えない訳がありません。

銅メダルに期待しましょう！！