◆今日のCD[On Solid Ground/Larry Carlton]

悪夢の凶弾から奇跡のカムバック！

まさに、奇跡としか言いようが無い。よくカムバックなんて言葉が使われるようだが、一時は命さえ危ぶまれたというのに、こんなに早くラリーのプレイが聴けるなんて・・・本人の努力とリハビリの成果であろうか？？これこそまさに奇跡のカムバックではないだろうか？正直ラリーがこんなに大変な目にあったことさえ忘れていた・・・・このとき、もしもギタリストとして再起できなかったなら、多摩での野外ライブも、ブルーノートでの数多くの名演も、Room335の穴のみんなとのあの記念撮影も無かった・・そう思うと、何か凄く不思議な感じがする。若くして去っていった数知れぬミュージシャンは多いが、ご本家はまだまだ遣り残したことがあったのだろう。その後の活躍はみなさんご存知の通りです。さて、アルバムの話に戻りますが、このアルバムでのプレイぶりは本当に素晴らしい！！やはりアコースティックよりもエレキがラリーのプレイには合っているようだ。このアルバムではＪｏｓｓｉｅとＬａylaの2曲のカバーを演奏しているが、やはりラリーはオリジナルがいい！！All In Good TimeやBubble Shuffleはとても素晴らしい。曲もももちろんラリーのプレイもご機嫌だ！使っているのはダンブルアンプとジャケットに写っているヴァレイ・アーツのテレキャスターだろうか？よく歌いよく伸びるトーンはES335とBoogieの組合せよりも、なんとも大人なモダンなしかもゴージャスな太いサウンドを聞かせてくれます。ギターサウンドはさらに進化していると思ったのは私だけ？？御本家節は健在です！！

Drums:John Robinson,Bass:Abe Laboriel,Nathan East,John Pena,Key:Terry Trotter,Brian Man,David Foster

1.Jossie
2.All In Good Time
3.The Philosopher
4.Layla
5.On Solid Ground
6.The Waffer
7.Bubble Shuffle
8.Chapter II
9.Honey Samba
10.Sea Space