<記事作成:2001年11月23日>
三連休のメインイベントとして、SLばんえつ物語号、新津-会津若松間を往復乗車してきました。新潟地方はあいにくの小雨模様でしたが、沿線には多数のカメラマンたちがカメラの砲列を構えていました。SLは、走っているところを外から見た方が迫力あるかな。
新津を10:00に出発、会津若松13:19着、折り返し15:06発、新津着18:24。昭和21年(1946年)製造のC57 180のドラフトと煙のにおい、そして時折聞こえる力強い汽笛の音と何時間もつきあっていたら、いつの間にかタイムスリップしたような錯覚を覚えるようになりました。
往路は、残念ながら雨の影響で窓が曇ってしまい、晩秋の阿賀野川流域の景色を十分楽しむことができませんでした。せっかく進行方向右窓側指定でとったのですが。しかし、車両最後部席だったことをいいことに、トンネルと戦いながら窓を開けたり閉めたり、沿線の景色も楽しめました。定番のSL弁当に山都そばもゲット。会津若松定刻到着。
会津若松で1時間ちょっとの休憩の間、「起上がり小法師」を作っている山田民芸工房にて、をペアで購入。紙粘土のようなもので作られているのかと思っていたら、芯は木を削り出して作ったものだとのこと。この次くるときは、会津や喜多方の町をもう少しゆっくり楽しみたい。とりあえず会津若松駅に戻り、出発前の貴婦人のお顔を撮影。
帰路は雨も上がり、これで車窓を楽しめるかと思いきや、秋の日は短く、阿賀野川渓谷にさしかかったころにはすでに日没。上り坂では、暗闇の中、ドラフトに同期して客車がぎしっぎしっと引っぱられていきます。新潟と会津で買ったお酒も手伝って、頭の中は銀河鉄道999状態。マイクを使わず、一両毎に大声を張り上げて停車案内をしている車掌さんは、小太りで顔のよく見えない怪しいおじさん・・ではなく、スマートな好青年、JR東日本の車掌さんでした。新津定刻到着。今年の運転も残すところあと5往復。12月には雪の中を疾走するC57の姿が見られるかもしれません。
SLばんえつ物語号の詳細は、JR東日本・新潟支社のページまたは、新津商工会議所のページをご覧ください。
by taniyan
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます