コミュニケーション支援の必要性
自分から、欲しい物やしたいことを相手に伝える術を知らない。
その術を知らずとも、まわりが察してお膳立てしてもらえる環境にあるとしたら、
子どもはパニックを起こさずに済むかもしれません。
でも、興味関心の限定されたASDの人の社会性は閉ざされてしまいます。
また、いつも本人が望むことをまわりが提供し続けることはできません。
環境が変われば尚更です。
表出コミュニケーションの支援として、
まずは本人から自分の要求を相手に伝える術を教えます。
その術が他でも通用するように、支援者や環境を変えて練習します。
要求の選択肢を広げていくこともできます。
ヘルプを求めることや、拒否をすることも、とても大切なコミュニケーションです。
自分のしたいことをするために、したくないことを伝えるために、
やりとりをする術が必要になります。
要求したことがすぐに叶うとは限りません。
見通しを立てることや約束を守ることも必要になります。
その支援に繋げていきます。
ドライブ:目的地までの見通しを立てる