かもめ見聞録

奇跡の炎上大王バーンをなま暖かく見守っていた、千葉ロッテ応援日記。

アンダースロー論

2006-09-30 00:00:01 | 読書
今日は久々に『読書』で更新。
『アンダースロー論』 著者 渡辺スンスケです
出版されてから何日たってると…

よかったです\(^O^)/
アンダースロー論。

俊介の謙虚な人柄がいたるところにでてました(^-^)

全体としては6章で構成されてマス。

第1章 『本格派から技巧派への決断』

ファーム落ちの恐怖と、アンダースローで、本当にプロでやっていけるのかという不安が書かれてます。
俊介の苦悩が伝わってきますよ

笑えたのは次の箇所。
最下位のオリックスにすら滅多打ちにされて、『1軍じゃ通用しない』と思われていたスンスケが、西武を抑えて、周りの評価が変わるトコです。

以下引用。(文字修飾等は次兄。)

『そうか。オリックスは最下位だけど、打線いいし、お前との相性の問題か』と評価が変わった。


俊介デビュー当時からの檻投手陣の貧弱さがうかがえマスね(≧∀≦)ノ♪

第2章 『アンダースローの技術』

アンダースローのボールの握り方や体の使い方、投球術が、主な内容です。
独特なフォームのため、コレといった指導を受けられず、試行錯誤する俊介の苦悩が伝わってきますよ なんか苦悩してばっk

第3章 『勝つための工夫と実践』

いつも、マウンド上では、飄々としていて、あまり緊張してないように見える俊介ですが、登板の3日前からは、家から一歩も出ないで、力を貯めるんだとか
ちょっと意外でした
章全体としては、技術的な工夫というより、精神的な工夫が主ですね
どういう精神状態でマウンドに上がればいいのか、その方法など。
これを読むと、つくづくピッチャーというのは繊細なポジションなんだということがわかりますね

第4章 『WBCで経験した世界の野球』

さすがは俊介です。
ちゃんと、メキシコチームについて触れてくれています

ホテルのラウンジでディズニーランドの土産をたくさん抱えたメキシコ戦士に会ったことが書かれてました
まぁ、普通に考えれば、メキシコ対アメリカ(優勝候補)はアメリカが勝つでしょうから、日本でも、あきらめムード満点でしたしね…
選手の皆さんも、思いは同じだったということですね

ひとえにデービッドソンのおかげかと(2度とごめんですけどね

第5章 『プロ野球・投手の葛藤』

この章から、俊介に関わりの深い人たちの証言が入ってきます。
ここでは、主にキャッチャーから見た俊介の姿が書かれています。
松井ブルペンキャッチャー・タスク・辻・サトがそれぞれ俊介の印象について語っていますが、中でも笑えるのは、辻の証言。

辻が代打かDHで出るときは『必ず俊介の体を触りに行く』んだそうで(^^ゞ
(理由は、そうするとヒットが出るから)

俊介、なんか…


『ビリケン様』みたいだね(≧∀≦)ノ♪

ビリケン様
    
※【ビリケン様】 
 大阪通天閣の展望台に鎮座する幸運の神様。
 足の裏をなでながら、願い事をすると、あらゆる願いを聞いてくれるという節操のなさ。

第6章 『アンダースロー・渡辺俊介ができるまで』

親父の愛が泣かせますね~o(T□T)o
めちゃめちゃ厳しい人のようですが、負けて悔し泣きしている俊介を温泉につれていくクダリは読んでいてグッとくるものがあります

というワケで。

総括

俊介…
アンタえぇ人やぁぁぁぁ(T◇T)
ホンッとに苦労してるんですねぇ
もし、私が小学生の時にこの本に出会っていたら、たぶん、自分の切れた運動神経も省みず、

『お…おら、アンダースローの投手になって、プロになる!』(鼻水垂らしながら)

とか言ってたコトでしょう(^^ゞ

この本に触発されて、アンダースローを始めた少年達が、いずれ第2、第3の渡辺俊介になって、プロの世界で活躍する日がくることを願ってやみません



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コメント (8)
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