涌井・炭谷を1年目から抜擢した指揮官の前例。ドラフト成功のロッテ、平沢ら高卒3人にも開幕一軍の可能性 【ベースボールチャンネル】
平沢の開幕スタメンも?
千葉ロッテの2015年ドラフトに関してファンの間ですこぶる評判がいい。
近年続いていた大学・社会人卒中心の補強から一転して、今年はドラフト指名9人中(育成ドラフト含む)3人が、高卒組というフレッシュな補強を行ったことが主な要因としてあげられる。
そんな彼たちが出席したファン向けの新入団発表会には、過去最高の約6000人の応募が殺到したが、その人気の中心となった平沢大河、成田翔、原嵩の高卒3人組は、当然人気面だけが先行しているわけではなく、5年後、10年後のチームを支えるであろう将来性が楽しみな補強になった。早ければ来季から十分戦力として活躍できるだけの選手たちである。そういう観点でも2015年のロッテのドラフトは非常に戦略性が高かったといえるだろう。
なかでも注目は、高卒1位としては2007年の唐川侑己以来8年ぶり、高卒野手1位としては2002年の西岡剛以来13年ぶりとなる獲得となった今年の高卒ナンバーワン内野手・平沢大河の存在である。
折しも今江敏晃がFAで東北楽天へ移籍し、ルイス・クルーズが今年限りで退団を表明した、現在のチーム状態である。まだ春季キャンプどころか、自主トレも始まっていない段階ではあるが、気の早いファンからは早くも開幕スタメンを要望する声まで上がっている。
さて、その平沢大河の開幕スタメンは、順調であれば可能性は十分あると読んでいる。
昨年のU18W杯壮行試合で、来年度のドラフトの目玉である創価大学・田中正義の153キロの直球を打ち返した打撃力は、いきなりでも大仕事をやってのけそうな魅力に溢れたものであるし、優勝(クライマックスシリーズ)争いなどで緊迫感ある試合が続くシーズン終盤での昇格よりも、開幕直後のほうが新人選手は使いやすいという一面もある。
平沢に代わる中堅やベテラン選手は正直なところシーズン中いつでも計算ができる。他球団にあらゆるデータを収集される前に、まずは「腕試し」となりそうな気配はある。
指揮を執る千葉ロッテ・伊東勤監督は、埼玉西武の監督時代も、プロ1年目だった涌井秀章を開幕ローテーションで起用したり、同じくプロ1年目の炭谷銀仁朗を51年ぶりの高卒新人捕手の開幕スタメンで起用するなど、高卒選手を1年目から積極的に使っていく前例が残っている。
すでに来年2月から始まる1軍キャンプに平沢の帯同を明言しており、今後どうなっていくのか楽しみだ。
楽しみは平沢だけではない。
3位入団の成田翔と5位入団の原嵩の抜擢も十分に考えられる。二人に関しても伊東監督は「将来ではなく1年目から期待している」と述べており、成田に関しても「まずは先発で」と具体的な起用案まで口にした。
昨年の田中英祐のように連戦が続くタイミングで、予告先発のサプライズがあっても何ら不思議ではない。
実績十分の社会人投手2枚は当然1年目から計算に
社会人卒の即戦力としては、2位入団で先発候補の関谷亮太と、4位入団で中継ぎ候補の東條大樹は、首脳陣もある程度計算に入れているだろう。
今年の秋季キャンプ期間中に伊東監督は「来季の先発ローテーションは涌井、石川、大嶺以外はまだ決まっていない」と発言しており、関谷にローテーション入りを期待するところも大きいはず。東條大樹についても右のサイドハンドで現在の千葉ロッテ投手陣にいないタイプの投手。「年間50試合登板」という具体的な数字もあちらこちらから聞こえてくるほどで、長いシーズンを乗り切るためには当然、活躍してもらわねば困る存在だろう。
話題性で他を一歩リードしているのは、自動車教習所教官の肩書ですっかりファンにおなじみとなった6位入団の信樂晃史である。
12月1日に行われた新入団選手発表会でも、伊東監督から「野球ではどんどんスピード違反をしてもらいたい」とコメントされた147キロ右腕。担当スカウトは制球力を評価しており先発要員として一考の価値がある。
最後に個人的に推したいのは7位入団の高野圭佑。新入団発表で行われた本社の商品PRの小イベントで、スタッフが用意した大きな絵馬に新人各自が自身の夢を書くというものがあったのだが、周りの新人たちが「どうする、どうする」と顔を見合わせる中、誰よりも早くペンを取り「世界一の強運」と書いた積極的な姿勢は、このあとの新人合同自主トレや春季キャンプでも、必ずや首脳陣の目に入るはず。チャンスを得られる日もそう遠くないだろう。近年の入団選手だと益田直也や伊藤義弘と入団時の雰囲気が重なる。ぜひ注目してもらいたい。
育成枠では、この度、阪神に復帰した藤川球児が「NPBでも十分通用する」と称賛した四国アイランドリーグplusのスピードスター大木貴将に、とってから投げるまでが1.7秒の強肩捕手、柿沼友哉は、担当スカウトで来季から2軍の投手コーチとして現場復帰をする小野晋吾が絶賛している。ファンの評価が高いのもなるほど頷けるし、現場首脳陣にとっても満足できるバラエティーに富んだ補強になったのではないだろうか。
永田遼太郎[了]
一見、かもめ~ずのドラフトを褒め称える記事に見えますが、なぜか、
ドラフトでいい若い衆を獲ったから、もう補強なしでいいよね☆≡(>ω<゛)≡
的なフラグに見えて仕方がない今日この頃…(´・ω・`)
だって…
動きが見えないんですもの!!щ(゜Д゜щ)
動いてないのか、隠密行動をとっていて、見えていないだけなのか…
私めは断固後者であると、信じます!!(≧▽≦)ノ
えぇ……(´・ω・`)
(不安げ)
ランキングに参加しています。押してくださると次兄感激です(≧∀≦)
平沢の開幕スタメンも?
千葉ロッテの2015年ドラフトに関してファンの間ですこぶる評判がいい。
近年続いていた大学・社会人卒中心の補強から一転して、今年はドラフト指名9人中(育成ドラフト含む)3人が、高卒組というフレッシュな補強を行ったことが主な要因としてあげられる。
そんな彼たちが出席したファン向けの新入団発表会には、過去最高の約6000人の応募が殺到したが、その人気の中心となった平沢大河、成田翔、原嵩の高卒3人組は、当然人気面だけが先行しているわけではなく、5年後、10年後のチームを支えるであろう将来性が楽しみな補強になった。早ければ来季から十分戦力として活躍できるだけの選手たちである。そういう観点でも2015年のロッテのドラフトは非常に戦略性が高かったといえるだろう。
なかでも注目は、高卒1位としては2007年の唐川侑己以来8年ぶり、高卒野手1位としては2002年の西岡剛以来13年ぶりとなる獲得となった今年の高卒ナンバーワン内野手・平沢大河の存在である。
折しも今江敏晃がFAで東北楽天へ移籍し、ルイス・クルーズが今年限りで退団を表明した、現在のチーム状態である。まだ春季キャンプどころか、自主トレも始まっていない段階ではあるが、気の早いファンからは早くも開幕スタメンを要望する声まで上がっている。
さて、その平沢大河の開幕スタメンは、順調であれば可能性は十分あると読んでいる。
昨年のU18W杯壮行試合で、来年度のドラフトの目玉である創価大学・田中正義の153キロの直球を打ち返した打撃力は、いきなりでも大仕事をやってのけそうな魅力に溢れたものであるし、優勝(クライマックスシリーズ)争いなどで緊迫感ある試合が続くシーズン終盤での昇格よりも、開幕直後のほうが新人選手は使いやすいという一面もある。
平沢に代わる中堅やベテラン選手は正直なところシーズン中いつでも計算ができる。他球団にあらゆるデータを収集される前に、まずは「腕試し」となりそうな気配はある。
指揮を執る千葉ロッテ・伊東勤監督は、埼玉西武の監督時代も、プロ1年目だった涌井秀章を開幕ローテーションで起用したり、同じくプロ1年目の炭谷銀仁朗を51年ぶりの高卒新人捕手の開幕スタメンで起用するなど、高卒選手を1年目から積極的に使っていく前例が残っている。
すでに来年2月から始まる1軍キャンプに平沢の帯同を明言しており、今後どうなっていくのか楽しみだ。
楽しみは平沢だけではない。
3位入団の成田翔と5位入団の原嵩の抜擢も十分に考えられる。二人に関しても伊東監督は「将来ではなく1年目から期待している」と述べており、成田に関しても「まずは先発で」と具体的な起用案まで口にした。
昨年の田中英祐のように連戦が続くタイミングで、予告先発のサプライズがあっても何ら不思議ではない。
実績十分の社会人投手2枚は当然1年目から計算に
社会人卒の即戦力としては、2位入団で先発候補の関谷亮太と、4位入団で中継ぎ候補の東條大樹は、首脳陣もある程度計算に入れているだろう。
今年の秋季キャンプ期間中に伊東監督は「来季の先発ローテーションは涌井、石川、大嶺以外はまだ決まっていない」と発言しており、関谷にローテーション入りを期待するところも大きいはず。東條大樹についても右のサイドハンドで現在の千葉ロッテ投手陣にいないタイプの投手。「年間50試合登板」という具体的な数字もあちらこちらから聞こえてくるほどで、長いシーズンを乗り切るためには当然、活躍してもらわねば困る存在だろう。
話題性で他を一歩リードしているのは、自動車教習所教官の肩書ですっかりファンにおなじみとなった6位入団の信樂晃史である。
12月1日に行われた新入団選手発表会でも、伊東監督から「野球ではどんどんスピード違反をしてもらいたい」とコメントされた147キロ右腕。担当スカウトは制球力を評価しており先発要員として一考の価値がある。
最後に個人的に推したいのは7位入団の高野圭佑。新入団発表で行われた本社の商品PRの小イベントで、スタッフが用意した大きな絵馬に新人各自が自身の夢を書くというものがあったのだが、周りの新人たちが「どうする、どうする」と顔を見合わせる中、誰よりも早くペンを取り「世界一の強運」と書いた積極的な姿勢は、このあとの新人合同自主トレや春季キャンプでも、必ずや首脳陣の目に入るはず。チャンスを得られる日もそう遠くないだろう。近年の入団選手だと益田直也や伊藤義弘と入団時の雰囲気が重なる。ぜひ注目してもらいたい。
育成枠では、この度、阪神に復帰した藤川球児が「NPBでも十分通用する」と称賛した四国アイランドリーグplusのスピードスター大木貴将に、とってから投げるまでが1.7秒の強肩捕手、柿沼友哉は、担当スカウトで来季から2軍の投手コーチとして現場復帰をする小野晋吾が絶賛している。ファンの評価が高いのもなるほど頷けるし、現場首脳陣にとっても満足できるバラエティーに富んだ補強になったのではないだろうか。
永田遼太郎[了]
一見、かもめ~ずのドラフトを褒め称える記事に見えますが、なぜか、
ドラフトでいい若い衆を獲ったから、もう補強なしでいいよね☆≡(>ω<゛)≡
的なフラグに見えて仕方がない今日この頃…(´・ω・`)
だって…
動きが見えないんですもの!!щ(゜Д゜щ)
動いてないのか、隠密行動をとっていて、見えていないだけなのか…
私めは断固後者であると、信じます!!(≧▽≦)ノ
えぇ……(´・ω・`)
(不安げ)
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