かもめ見聞録

奇跡の炎上大王バーンをなま暖かく見守っていた、千葉ロッテ応援日記。

安田と藤原

2022-01-12 00:00:01 | 千葉ロッテ
ロッテの安田尚憲と藤原恭大はなぜ伸び悩んでいるのか。高木豊は「共通の課題」を指摘 【webスポルティーバ】

昨季は2年連続のリーグ2位に終わったロッテ。今季リーグ優勝を目指すためには、若手選手たちの成長によるチームの底上げが必要不可欠だ。
 なかでもカギを握る存在が、伸び悩んでいる安田尚憲、藤原恭大の両左打者。かつて大洋(現DeNA)での14年間の現役生活において、8度のシーズン3割をマークした高木豊に、同じ左バッターの視点から両選手の打撃面の課題を聞いた。

 まずは安田。昨季は開幕から4番に抜擢され、4月だけで28打点を挙げるなどシーズン序盤は主軸として打線を牽引した。しかし、徐々に不振に陥って長打率も低下。ベンチ要員として過ごす試合も多くなり、シーズンを通して打撃フォームの模索が続いた。

「一番に言えるのは、体の開きが早いということです。どんな振り方をしていても、開きが早くて大成した選手は過去にいません。とにかく止めるところがなくて、壁ができない。その上、バットを"体で振っている"んです。"腕で振る"ようになったら、よくなりますよ。

 体の開きが早いというのは、(左バッターでいう投手側の)右足の膝頭がすぐにセンターに向いてしまう状態です。センターに向けると体を止めることができませんし、開きを抑えることもできません。安田は膝頭がセンターに向いてからバットを振るので、体でしか振れなくなるんです。体を止めて、腕を素早く振りだしてから回転すればいいのですが、そのバランスがつかめていないですね。

 あと、安田は『右投げ左打ち』ですが、『左投げ左打ち』の打者に比べて利き手で押し込めない。体が開かなければいいんですけど、早めに開いてからスイングするので力が弱くなります。たまに反対方向に打つことはできるでしょうけど、バッティングの基本は、引っ張って遠くに飛ばすことですから」

【打率が上がれば本塁打も増える】
 確かに昨季は、緩い変化球をとらえる「巧さ」は度々見せるものの、力のある直球に振り遅れ、力のないファウルが三塁側のスタンドに打ち上がるシーンが目立った。昨季の対直球の打率は.243(2020年は.214)と低く、直球をとらえる確率を上げることは緊急の課題だ。

「直球をとらえられないのも、体でバットを振ろうとして開いてしまうから。そこを徹底して直せるかどうかですよね。

 あと、構えを模索しているようですが、僕はその都度変わってもいいと思ってます。重要なのは、スイングの軌道をどう作っていくか、ということ。メジャーのフライボール革命(アッパースイングでフライ性の打球を打つ)の影響からか、バットを下からしゃくり上げたり、少しそれを戻したりといろいろ試していますが、軌道を安定させないといけない。そうしないと、いつまでも『今日はバットに当たった、当たらなかった』ということの繰り返しになってしまいます。

 バットの軌道が安定しないと打率は上がりません。安田はホームランを求められる打者ですが、やはり打率が低いと、本人も首脳陣もストレスになるでしょう。確率の高いフォームを作り上げればホームランも増えると思います。打率.270~280を残せたら、彼のパワーなら20本は打てますよ。それ以降は、打率が少し下がったとしても、30本を狙えるようになるはずです。

【腕を動かすために体を止める】
 そんな安田とともに期待されているのが藤原。昨季は7、8月に打率.348、5本塁打、15打点をマークして月間MVPを初受賞したが、9月以降は足のケガの影響もあって不振に陥った。

「結局は、技術が確立されていなかったということだと思います。状態がよかった7、8月と比べて、それ以降は打ち方が変わってしまいました。足のケガの影響があってもそんなに打ち方は変わらないと思うんですが、なんであんなに体が開くようになってしまったんだろうと。『あの形だと左投手のボールはほとんど打てないだろうな』と見ていましたが、思ったとおりでした(対左投手の打率.157)。

先ほども話しましたけど、バッティングは腕で打つんです。腰は回っても4分の1ぐらいですから、速い球を『腰で打つ』といっても、それでは上体がついてきません。先に体が開いているということですから、それを解決するには『腕をいかに早く振り出すか』が重要なんです。

 バッティングは下半身も重要ですが、意識しすぎると体が開いてしまって腕を使えなくなります。腕を早めに動かすためには、体を止めなければいけません。これは、安田と藤原に共通する課題です。簡単なことなんですが、コーチたちがそれをどう教えるかですね。『バッティングは人によって教え方が違う』とよく言われますが、そんなに的外れなコーチはいないと思いますし、しっかり改善していってほしいです」

 日本のプロ野球界にも着々と広がりを見せるフライボール革命だが、そうしたことにとらわれず、「まずは自分の形(スイングの軌道)を確立することが大切だ」と高木は言う。

「近年はフライボール革命とか、昔でいうアッパースイングが"よし"とされているじゃないですか。昔だったら、あんな打ち方をしていたら『ボールは上からたたけ』なんて言われるんですけど、今はもう言われることはないでしょうね。ああいう振り方がYouTubeなどでも広く推奨されたりしているので。

 ただ、それに応じてピッチャーの攻め方も変わってくるのを忘れちゃいけません。実際に、バッテリーはアッパースイングの弱点である高めを攻めるようになってきていますし、アッパースイングだとボールの上っ面をたたいてゴロになりやすい縦割れのカーブが主流になってきている。"いたちごっこ"なんですよ。

 いろいろな理論はありますが、どんなことが主流になるにしても、最初にやらなきゃいけないことは"自分のスイングの軌道"を持つということです。それを作り上げないと、いつまでたっても安定した成績を残せるようになりません」
【目指すはイチローのような選球"体"】
 最後に、高木は模範とすべき左バッターについて、日米通算4367安打をマークしたレジェンドの名を挙げてこう語った。

「やっぱりイチローです。特殊な打ち方に見えますけど、もっとも体が開かない選手でした。左足が回転せず、平行移動で右足に近づいていくような感じなので開きようがないですよね。それでボールをとらえてから体が回転するので、インパクト時には絶対に体が開いていません。

 前に移動しているような感じはしますけど、ボールを迎えにいっているわけではなく、打ちにいっている。だからすべてのボールを、体勢を崩すことなく打ち返せるんです。

 イチローの場合は選球"眼"ではなく選球"体"という言葉が使われますよね。目ではなく、打てるか打てないかを体で判断することを磨いていかなければならないと。そうなるためには相当な鍛錬が必要だったと思いますが、それを身につけたからこそ、あれだけの記録を残せたのでしょう。

 繰り返しになりますが、安田にしろ藤原にしろ、好調な期間が限定的だったのは技術が確立されていない証拠です。ポテンシャルを秘めていることは間違いないですから、今年こそ覚醒した姿を見せてほしいですね」[了]


という、高木先生のご指摘でございます(*´ω`*)

長いのでまとめますと、

『打率が上がればHRも増えるよ(≧▽≦)ノ』
『自分のスイングを持たないとだめだよ(≧▽≦)ノ』
『イチローみたいになれたらいいねっ(≧▽≦)ノ』


だそうです。





うん。まぁ…そうですよね(;・∀・)



至極当たり前のコトだと思います(;・∀・)
もうちょっと専門家っぽいコト言ってもらってもいいのよ??(=゚ω゚)ノ

コメント
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