縁はありますか?というご質問は多い。
それが対人間であれ、仕事であれ、何かの出来事であれ、
自らにつながる様々なものごとに、
私たちは縁という言葉を使う。
この世界に存在する限り、
縁と離れては成り立たない。
時に恋人になったり、仕事仲間になったり、家族になったり。
近くなったり遠くなったり、
強くなったり弱くなったりしながら、
縁は形を変え続け、私たちを存在させている。
さらにすごいと思うのは、
死を迎え、肉体はなくなってもなお、縁は続いていく。
生きている者の中に、それを、DNAと言ってもいいだろうし、
記憶と言ってもいいだろう。
私たちはみな、
時間も空間も超え、もう、数えることもできないくらいの膨大な縁によって、
今、ここに存在している。
決してとどまることのない人生だから、
たとえ、つらく、困難な縁であっても、
必ず形を変えていく。
もちろん、楽しく、いつまでも続いてほしいと願う縁であっても、
いつかは遠く離れる時が来る。
縁はあなたをここに存在させている正体なのだから、
あなたと切り離すことは決してできない。
あなたと共に生き、あなたに人生を与え続ける。
思い出は、全てが縁の結晶。
未来は、まだ見ぬ縁の導き。
そう思いたくなる、今日の大アルカナ6番。恋人たち。
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