一見、何も考えていないような男が、
何も意図していない様子でペンタクルを持っている。
よく見ると、
とても奇妙な絵柄だ。
まるでだまし絵のように、こちらが気付かないだけで、
すでに何かのトリックにかかり、本当のことが見えなくなっているようにも思える。
手にはペンタクル。
男はどのように、無限的ループを使うのだろうか。
どのように、ペンタクルを操るのだろうか。
それは、うまくいくのだろうか。
実は、すでに、失敗しているのではないだろうか。
有限のものを無限と誤認する。
そのことがどのような結末を迎えるか、
私たちは心して考えなくてはいけない。
目を背けてはいけない。
手にしたものは、決して無限ではない。
ある技をもって、そのように見せているに過ぎない。
誰かの手の内で、
そう、見せられているに過ぎない。
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