タロット柊

考えること、感じることの記録

13日(水)ソードの10「タロット殺人事件」

2019-02-13 14:31:40 | タロット2019・2月

刑事ドラマの定番は、

まず人が死ぬところから。

タロット殺人事件もそうだ。

まず提示されるのは、ソードの10。

これが結末であり、謎解きの始まりである。

 

タロットは、

大アルカナで人生の大きな流れを。

小アルカナで、そこで起こり得るさまざまな出来事を表していると言われる。

その中でソードは、

正義、戦い、疑惑、防衛、逃避、死など、

まさに刑事ドラマにうってつけのラインナップだ。

 

今、見えているのは、ソードに刺された誰かの死。

このソードをよく見ると、

1本、1本に、何か書いてある。

 

 

自分を守るために誰かを傷つけたこと、

自分の利益を優先して、嘘をついたこと、

不正義だと知りながら、見て見ぬふりをしたこと、

本当は助けられたかもしれないのに、逃げ出してしまったこと。

 

あるいは、

誰かに傷つけられたこと、

誰かの利益のために、嘘をつかれたこと、

正義を通してもらえなかったこと、

あんなにつらかったのに、助けてもらえなかったこと。

 

実は、

このタロット殺人事件、

犯人はあなたであり、被害者もまた、あなたなのだ。

 

 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

ソード最初のカード、ソードのエースが示すのは、

真実と、そこから導かれる真理だ。

 

本当は、最初から真実は分かっていたんだ。

けれども、生きているうちに、

だんだん、真実を見失ったり、目を背けたり、

都合のいい真実をつくりだしたり、

そうやって、

相手を刺したり、刺されたりして、ソードの10まできたんだ。

そうやってきたことの結果が、この殺人となって、

目の前に現れてきたんだ。

 

ソードの1で始まった人生のある部分が、ソードの10という結末を迎えることは、実は始めから決まっている。

なぜなら、私たちは、

ソードの10を迎えなければ、

なぜ人生に、ソードで表される出来事が起こるのかを、理解することができないからだ。

タロット殺人事件は、私たちの弱さや愚かさゆえに、

必ず誰の身にも起こる。

 

ソードの10の結末を迎え、謎解きを終えた私たちは、

真理を知ることができたのだろうか。

それとも、また、どこかで間違ってしまうのだろうか。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆうこ)
2019-02-14 07:23:05
はじめまして。

ちょっと、笑ってしまいました。
それと、分かりやすいです。勉強になります。
返信する
ゆうこさんへ (ひいらぎ)
2019-02-14 12:56:35
日常の、小さな息抜きのお役に立てたのなら幸いです。
コメントありがとうございます。
返信する

コメントを投稿