「死を」迎え、「再生」を受け入れた先には何があるのか。
どこに向かうのか。
答えは「カップのクイーン」だ。
カップのクイーンは、愛や赦し、癒しを表す、
とても恐ろしいカードだ。
ごく普通に、日常を生きる者に、
全ての命を敬い、愛する心とか、
嫌っている相手を、癒してあげたいと思うとか、
世の中の全ての不条理を受け入れるとか、
そんなことが、どうしてできようか。
怒りや憎しみ、恐怖や悲しさを知っているのに、
なぜ、全ては愛で満たされているのだ、などと思うことができようか。
カップのクイーンは、その心を受け入れよという。
その心で自分を満たし、相手を満たせという。
拒否する方が、むしろ簡単だ。
無視し、考えないことの方が、いっそ楽だ。
それなのに、
思い出せという。
思い出して受け入れよという。
なんという恐ろしさだ。
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