タロット柊

考えること、感じることの記録

21日(水)ペンタクルのクイーン「慈しみ」

2018-03-21 19:16:02 | タロット2018・3月




生命倫理学者・粟屋剛氏の講演を聞く。

死ぬとはどういうことか、

死の定義、死の原因、死の意味、死がもたらす生への影響、

多岐にわたる観点から死について語られる。

氏は、徹底的に死を分析し、
客観視する。

客観視することでしか、
死の恐怖から逃れられないと、

あまりにも死の恐怖が強いため、
生を特別視することを避けているようにさえ感じられる。

氏の考えを聞き、
気持ちが少し楽になる。


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生まれた瞬間から死ぬことは分かっているのに、

何のために生まれてくるのだろう。

生きることに、どんな意味があるのだろう。

そもそも、

人間の存在は、何を意味するのだろう。



この問いは、

古今東西をとわず人類と共にあり、

答えは知らない。

知っている人がいるのかどうかも知らない。


だから、このことについては、
ずっと考えているが、
考えてはいけないのかもしれない。


だからこそ、
ペンタクルのクイーンが出るとほっとする。

答えは知らないし、答え自体があるのかどうかも知らないが、

ともかく、それで良いのだと言ってくれている。


良いとは、

生きていること、である。

生きている、この事実のために、

自分がなしていること、である。


ただ一つ、

ペンタクルのクイーンが良いということの中核から、

慈しみを外すことはできない。



慈しみの心を持つならば、
それで良いのだという。

しかし、
ここでまた、
悩まねばならない。

慈しみとは、
そして、
その心を自分は持っているのか、と。



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