自律神経活性療法(ゆどう術)の
薬を使わない富永しゅうかんです。
3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。
詳細に関してはメールにて。迅速返信します。
自律神経・遠隔治療を受付てます。
PC版では絵が動きます。
こんにちは、
自律神経失調が原因の「だるい・吐き気・頭痛」の回復状態過程を紹介します。
431
「だるい・吐き気・頭痛」
二十六歳の女性。この方の主な症状は、やる気が出ない、朝起きられない、吐き気、体がだ
るい、すぐ怪我をする、顔がほてる、頭痛、めまい、精神的には気分が沈み込む、不安にな
る、薬がないと眠れない、乗物酔い、人と話すのがいやだ、仕事はほとんどできない、家でぶらぶらしているが、家の中の仕事も殆んどやっていないと相談票に自分で記入してある。
十一月十六日の八回目の治療のとき、「治療を受けてから頭の中がスッキリしてきて、体の
具合も良くなった感じがするが、治療の日はよく眠れない、入浴するとよく眠れ、イライラ
や不安感もいままでよりも減ってきて、食欲も出てきたようです」と言われた。
十一月二十二日の九回目の治療のときには、「頭の中がスッキリして、頭痛もなくなり、
めまいを感じることも減ってきた。そして薬を飲まなくても眠れるようになって、朝はスッキリしないが起きられるようになってきました」と言われた。
「よくわかる自律神経失調症」
連載46/47/48頁~本文
46挿絵
47頁に暴れだしたり、錯乱した行為に走ったりすることが起こる。
大脳皮質の働きが自律神経失調によって短時間のうちに変化してしまう状態を不定愁訴症候
群と呼んでいる。
何処も目立って悪くないのに、吐き気がする・だるい・きつい・何もしたくない・イライラ
する・喧嘩ばやいなど、傍の人からは分らない症状が生じる。
これらは健常な人の日常生活からほど遠い苦痛であり、何かしようとすると体調が悪くなっ
てしまうという、生きていることだけでも苦しみとなるような状態に陥入ってしまう。
自律神経失調症に認められるさまざまな神経の病気を理解するためには、それらの自律神経
が体の各臓器や大脳皮質とどのように密接に連絡を取り合ってコントロールしているか、働かせているか、これらを充分に知る必要がある。
全ての細胞は、自体の細胞の中からある種の物質を外へ分泌する性質を持っている。
たとえば、皮膚からは、皮膚の汗腺という細胞によって汗が分泌され、また、鼻の頭の皮脂
腺からは、鼻の頭の脂が分泌されているように、全ての細胞からはある性質の物質が分泌されている。
48頁
神経細胞と神経細胞の間には、神経伝達物質が分泌され信号が伝わり、神経細胞から一般の
筋肉や内臓の細胞の間には、アセチルコリン、アドレナリンなどが分泌され、その刺激で働かされる。
前述した樹状突起(池へ注ぐ細い溝)及び軸索突起(ビニールパイプ) つまり大きな池として存在する神経細胞から、ビニールパイプが繋がれて、その先端にゴム風船がついてお
り、このゴム風船から伝達物質が分泌され、このゴム風船はさらに次の池に接触しているという仕組みになっている。
また、樹状突起は他の池から少しづつ同じように神経伝達物質によって信号が伝わってきて
いる。
これはたくさんの樹状突起、あるいは軸索突起から信号がお互いに伝わり合っていて、信号が重なったり、弱まったりしてあたかもたし算・引き算をおこなって、その結果として分泌量が調節されているわけだ。
たとえば、この池の中の水が渇れたとしてみると、どうなるだろうか?
当然、池の水の量やビニールパイプの中の水量が少なくなり、
風船の膨らみも小さくなって萎んでしまう。そうなると池の中でつくられる伝達物質は、風船から分泌される量が制限されて少なくなり、また、全く分泌されなくなる。
次回へ続く・・・よくわかる自律神経失調症
富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・退院後のリハビリの実際
(楠葉図書館音声テキスト採用)
他11冊
薬を使わない富永しゅうかんです。
3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。
詳細に関してはメールにて。迅速返信します。
自律神経・遠隔治療を受付てます。
PC版では絵が動きます。
こんにちは、
自律神経失調が原因の「だるい・吐き気・頭痛」の回復状態過程を紹介します。
431
「だるい・吐き気・頭痛」
二十六歳の女性。この方の主な症状は、やる気が出ない、朝起きられない、吐き気、体がだ
るい、すぐ怪我をする、顔がほてる、頭痛、めまい、精神的には気分が沈み込む、不安にな
る、薬がないと眠れない、乗物酔い、人と話すのがいやだ、仕事はほとんどできない、家でぶらぶらしているが、家の中の仕事も殆んどやっていないと相談票に自分で記入してある。
十一月十六日の八回目の治療のとき、「治療を受けてから頭の中がスッキリしてきて、体の
具合も良くなった感じがするが、治療の日はよく眠れない、入浴するとよく眠れ、イライラ
や不安感もいままでよりも減ってきて、食欲も出てきたようです」と言われた。
十一月二十二日の九回目の治療のときには、「頭の中がスッキリして、頭痛もなくなり、
めまいを感じることも減ってきた。そして薬を飲まなくても眠れるようになって、朝はスッキリしないが起きられるようになってきました」と言われた。
「よくわかる自律神経失調症」
連載46/47/48頁~本文
46挿絵
47頁に暴れだしたり、錯乱した行為に走ったりすることが起こる。
大脳皮質の働きが自律神経失調によって短時間のうちに変化してしまう状態を不定愁訴症候
群と呼んでいる。
何処も目立って悪くないのに、吐き気がする・だるい・きつい・何もしたくない・イライラ
する・喧嘩ばやいなど、傍の人からは分らない症状が生じる。
これらは健常な人の日常生活からほど遠い苦痛であり、何かしようとすると体調が悪くなっ
てしまうという、生きていることだけでも苦しみとなるような状態に陥入ってしまう。
自律神経失調症に認められるさまざまな神経の病気を理解するためには、それらの自律神経
が体の各臓器や大脳皮質とどのように密接に連絡を取り合ってコントロールしているか、働かせているか、これらを充分に知る必要がある。
全ての細胞は、自体の細胞の中からある種の物質を外へ分泌する性質を持っている。
たとえば、皮膚からは、皮膚の汗腺という細胞によって汗が分泌され、また、鼻の頭の皮脂
腺からは、鼻の頭の脂が分泌されているように、全ての細胞からはある性質の物質が分泌されている。
48頁
神経細胞と神経細胞の間には、神経伝達物質が分泌され信号が伝わり、神経細胞から一般の
筋肉や内臓の細胞の間には、アセチルコリン、アドレナリンなどが分泌され、その刺激で働かされる。
前述した樹状突起(池へ注ぐ細い溝)及び軸索突起(ビニールパイプ) つまり大きな池として存在する神経細胞から、ビニールパイプが繋がれて、その先端にゴム風船がついてお
り、このゴム風船から伝達物質が分泌され、このゴム風船はさらに次の池に接触しているという仕組みになっている。
また、樹状突起は他の池から少しづつ同じように神経伝達物質によって信号が伝わってきて
いる。
これはたくさんの樹状突起、あるいは軸索突起から信号がお互いに伝わり合っていて、信号が重なったり、弱まったりしてあたかもたし算・引き算をおこなって、その結果として分泌量が調節されているわけだ。
たとえば、この池の中の水が渇れたとしてみると、どうなるだろうか?
当然、池の水の量やビニールパイプの中の水量が少なくなり、
風船の膨らみも小さくなって萎んでしまう。そうなると池の中でつくられる伝達物質は、風船から分泌される量が制限されて少なくなり、また、全く分泌されなくなる。
次回へ続く・・・よくわかる自律神経失調症
富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・退院後のリハビリの実際
(楠葉図書館音声テキスト採用)
他11冊