メキシコでM7.1の地震 100人超死亡、首都で複数の建物崩壊
2017年9月20日 8:57 発信地:メキシコ市/メキシコ AFP
【9月20日 AFP】メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)近郊で19日、マグニチュード(M)7.1の地震が発生し、当局によると
少なくとも105人が死亡した。大きな揺れに襲われた同市では複数の建物が崩壊し、救助活動が続いている。
同日は1985年の大地震からちょうど32年の日だった。
各地の地元当局によると、首都の南に位置するモレロス(Morelos)州では42人、西方のメキシコ(Mexico)州では7人が死亡。
首都の南東にある町プエブラ(Puebla)では26人が死亡した。
人口2000万人を抱えるメキシコ市ではこれまでに30人の死亡が確認された。市内では崩壊した建物29棟のがれきを救助隊や
ボランティアが掘り起こし、生存者の捜索・救助に当たっている。
同市では約1万人が犠牲になった32年前の地震を記憶している人も多く、パニックが広がった。住民の女性(52)はAFPの取材に
対し「とても不安で、涙が止まらない。1985年と同じ悪夢です」と泣きながら語った。
地震発生の数時間前には、当局が地震防災訓練を行ったばかりだった。AFPのジャーナリストが撮影した写真には、倒壊した
建物や、がれきによって損傷した車、がれきが散乱した道路などが写されている。
米地質調査所(USGS)は地震の規模をM7.1と発表。メキシコ地震当局は、地震の規模を当初M6.8としていたが、後にM7.1に
修正した。同当局によると、震源はメキシコ市に隣接するプエブラ州チアウトラデタピア(Chiautla de Tapia)の7キロ西としている。
Magnitude 7.1 earthquake rattles Mexico City, Puebla
被害・救助の状況。救助隊による本格的活動が始まる前です。
地震にショックを受ける市民