インド、雨期の洪水で184人死亡 100万人が避難
2019年8月13日 5:47 発信地:ニューデリー/インド AFP
インド・マハラシュトラ州サングリ近郊で、冠水した道路から人々を救出する軍関係者ら(2019年8月8日撮影)
【8月13日 AFP】インドで続く雨期(モンスーン)の洪水による死者が12日、少なくとも184人に
増加した。当局はここ数日間で約100万人を避難させている。
2年連続で最も大きな被害を受けたのは南部のケララ(Kerala)州で、先週にはコーチ(Kochi)の
国際空港が3日間にわたり閉鎖された。同州はビーチと丘陵地帯、水郷地帯のリゾートで知られ、
観光客に人気がある。
ケララ州警察当局がAFPに明かしたところによると、同州では少なくとも76人が死亡、58人が
行方不明となっており、32人が負傷した。被災地では主要幹線道路の多くが損傷したり、
水位上昇により遮断されたりしている。
干ばつに見舞われやすい同国では、雨期は水の供給源として重要な役割を果たしている一方、
毎年数百人の命を奪っている。ケララ州は昨年、過去100年近くで最悪の洪水に見舞われ、約450人が
死亡した。
インド・マハラシュトラ州サングリ近郊で、洪水によって孤立した人々を救出する軍関係者ら(2019年8月9日撮影)
インド・マハラシュトラ州サングリ近郊で、洪水によって孤立した人々を救出する軍関係者ら(2019年8月9日撮影)
インド・マハラシュトラ州サングリ近郊で、洪水によって孤立した人々を救出する軍関係者ら(2019年8月8日撮影)
インド・ケララ州エルナクラム県の避難所で生活する人々(2019年8月12日撮影)